こんな動画が有り、今後の自動運転について、興味深いなぁと思ってみていました。
【ゆっくり解説】AIはどちらを犠牲にするのか-トロッコ問題と人工知能-
AIでもこの判断、難しいよねぇ・・・
と思ってましたが、それは所詮「我々人間が『AIがこのような場面に遭遇したら・・・』」と考えているに過ぎない、そんな気がしました。
まず、最初のトロッコ問題。
ここでは2択を迫られるわけですが・・・。
これ、2択ではないよね(笑)
1.走っているトロッコが突然制御不能になった
ここまでは前提条件として有りうるとして、人間はそのまま放置しないよね。
まず、あらゆる方法を考えて、停車させる。
それがだめで、次の
2.前方に5人の作業員がいる
ところに行くわけ。
この、2へ行く前に、人間なら思考能力の限界が有るからダメでも、AIならトロッコを止める為の解決策を導き出せる可能性が十分有る。って思える。
さて、試しに質問。
これを読んでいる皆さんは車の免許を持っているだろうか?
持っている人に質問します。
長い下り坂でフットブレーキが効かなくなった場合、どのような事をして車を止めるか? どんな選択肢が有るか?
速度が上がっていく程、停車が困難になりますから、早期着手が重要ですけどね。
(多分MT派のドライバーはわかるだろうから、AT車向けにわかる対処法書きましょう。)
①エンジンブレーキで減速(止まれないが、万が一の時の為の被害低減策)
やり方を知らない人もいるだろうから教えますが、Dより下のレンジに入れる。
マニュアルモード付なら、一番低いギアまで落とす。
これでかなり減速できるはず。
それでも減速しなければ、
②パーキングブレーキを思い切りかける
これで効果が無ければ、
③エンジンを強制的に止める。(キー式は簡単だけど、ボタン式のエンジンタイプ、止め方知ってますか? 走っていても非常時には止められるんですよ。)
多分、これら3つの方法は、取説にも載っていると思いますよ。
因みに、これらの行為をやっても、車は故障するでしょうが、衝突までしなければ廃車にならないで済みます。
それでも減速が見込まれない場合、最後の手段が有る。(こちらは廃車覚悟で命優先)
ガードレールや崖・法面に車をこすりつけて停車させる。
知ってましたか? 私の時代では、教習で習いましたよ。
知らなかった人は、今までに比べて安全運転の知識が一つ、アプデされた、と言えますからねw
車の場合、これら4つの手段は存在します。
AIなら、もっと多くの「停車できる手段」を知識として持っていると思うんですよね。
だから、トロッコの場合であっても、2の「作業員の発見」までに、止める手段を見つけ出して、止める可能性は有りますよ。
さて、その先ですが、(トロッコ側に分岐点を切り替える能力はまず無いという現実は置いておいて、選択できるのであれば)AIだったら多分作業員一人の方を選ぶでしょう。(優先順位でおそらく判断するでしょう。)
私も作業員一人の方を選びますが、ぶつかる直前まで「どけ~!!!!」っと大声で叫び続け、彼がこちらに気が付いて回避する可能性に賭けますね。
ぶつかる前にこちらに気が付いて回避してくれる確率が同じなら、失う命の少ない方を選択し、後は運を天に任せて・・・(^^;)
因みに、こんな見事な解決策を披露した方が居ましたよ。→ トロッコ問題で全員助かる方法
この発想には「恐れ入りました(^^;)」って脱帽ですw
次に行きますかw