気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

津波に消えた、遠藤美希さん・・・

2011-03-24 21:49:42 | 日記

この女性の名は知らなくても、声を聞いた方は多いはず。

今回の震災、各メディアで津波の迫ってくる映像を色々放送していたと思います。
家を押し流す津波が迫り来る中、防災無線から住民に避難を呼びかける若い女性の声が響いていたシーン、ご覧になった方もいらっしゃると思います。

その声の主が、遠藤美希さん。
その身に危険が迫っているとはとても思えない、冷静な呼びかけでした。

しかし、彼女がいたのは南三陸町の防災庁舎だったと昨日のニュースで初めて知りました。
町長が庁舎の3階の手すりにつかまって奇跡の生還をした、あの南三陸町。
その2階の放送室から、津波が迫っているのにもかかわらず避難を呼びかけていた、というのです。


彼女の声で高台に避難して救われた人達がいます。
しかし、その彼女自身は津波に流されて行方不明・・・。



彼女のご両親は幸い難を逃れていました。
「責任感が強い」女性だったとの事です。
でも、「自らも逃げ延びて欲しかった・・・。」とも・・・。

(私も涙が出てきてしまいました・・・)


私は過去に「命を失うかもしれない」場面に何度か遭遇した事があります。
幸運にも命を失わずに済んでいるのでこうしてブログを投稿できるわけですが、いずれも意外と「死の恐怖」はありませんでした。
「開き直った状態」とでも言いましょうか、「やるべき事」の方に気持ちが集中していて、「恐怖心が麻痺していた」とも思えます。

彼女がどんな心境で津波に立ち向かっていたのかは、わかりません。
彼女も恐らく、「一人でも多くの人を避難させるんだ!」という「使命感」が恐怖心に勝っていたのでしょう。
あの冷静な声を聞いて、そう思いました。


遠藤さんの呼びかけで命を救われた皆さん、今後もまだ避難所での苦しい日々が続くと思いますが、是非復興して笑顔を取り戻してください。

そして願わくば、遠藤さんがどこかで救助されていてくれる事を・・・。

コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2011年3月24日 22:29]
こんばんは~ 宮ちゃんで~す!

多分日を追うごとにこの様な話が出て来るんでしょうね~
自分もこの話を聞いて・・・正直言葉が出ませんでした・・・
人は如何に強く生きられるか?を
自分に問われて居るような気がしました(涙)
仕事?とは言え自分に出来るか?
今回も原発に関して作業員に被爆者も出て
懸命の放水活動に出た消防署員・機動隊員・・
石原都知事じゃないけど・・・涙が出ちゃう・・

早くこの状況を立て直ししないと・・・
命を掛けた人達に申し訳ない気がします・・・
頑張ろう日本!

まめ八 [2011年3月24日 23:04]
こんばんわ。
この方の事は震災が発生した直後に新聞で読みました。この方のお母さんは娘の声を聞きながら、そして娘の無事を祈りながら高台に避難したと仰っていました。助かった役場職員の一人は流されていく遠藤さんの姿を目撃していたそうです。
Gazooブロガーのntkd29さんがそのブログに書いておられるように日本人には、いざと言う時自分の命を擲っても自分の職責を全うしようとするDNAが脈々と受け継がれているみたいですね。先の大戦ではアメリカ軍、今回の震災では津波。。。対象が代わっても同胞を守るために、自分が何をすべきか。。。追い詰められた状況下で日本人が示す勇気は戦前、戦後も変わりないと思いました。
とかく自分中心とか、家族中心とか言われている戦後生まれの世代でも、やはり危機的状況下では日本人としてのDNAが目覚めるのでしょうね。
遠藤さんのような素晴らしい心を持った人物が数多く生活する日本に生まれたことを本当に誇りに思います。
デコちゃん [2011年3月25日 9:11]
こんにちは!
私も彼女のお名前はニュースなどからエピソードとともに知った一人なのですが、本当に自らの命を顧みず、町民に呼びかけた姿勢には頭が下がります。
どうかどこかで生き延びていてほしいです。
そして、彼女の声によって救われた人が一人でも多くいらっしゃることを祈っています。
EP82-SW20 [2011年3月25日 20:32]

>宮ちゃんNo.1さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

彼女に限らず、今回の震災で他人を救うために命をささげた人は少なくないと思われます。
普通「命を賭けて」なんて公言して、それを実行できる人は居ないと思います。
その場に居て、その時の状況で・・・。
できる時とできない時があるのでは。
でも、命を失うとは多分思っていないで行動しているのだと思います。
今回の震災とは違いますが、自分の子が目を放した隙に踏み切りに入ってしまい、その子を助けようとして自らの命を捧げてしまったお母さんがいました。
多分お子さんを助けたい一心が恐怖心に勝ったから、できた行為だと思われます。
EP82-SW20 [2011年3月25日 20:45]

>まめ八さん、こんばんは。 三連続コメントありがとうございますw

おお、新聞記事に載っていたのですか。
私は見落としたのか、新聞社によって違っていたのか・・・。
宮ちゃんNo.1さんへのレスにも書きましたけど、自らのお子さんを守るために命を捧げてしまったお母さんもいます。
おっしゃるように、日本では「献身的」と言う言葉を良く聞きますね。
そのようなDNAがあるのかもしれないですね。
ただ、私は「命を賭けて家族を守れるか」と問われても、「その場になってみないとわからない」と答えるでしょう(^^;)。
「結果的にやり遂げる事ができた」話ですから。
EP82-SW20 [2011年3月25日 20:50]

>デコちゃんさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

あの「避難を呼びかける冷静な声」は、助かった人達の心に刻み込まれているのでは。
その人達全員が、彼女の生還を祈っていると思われます。
生きていて欲しいですね!
まぁこ [2011年3月29日 8:05]

私も美希ちゃんには助かっていてもらいたいと思っていますが…目の前で見ていたので……

屋根の上で助けを求める美希ちゃん。
その美希ちゃんが漁港付近の町営住宅の辺りで津波に飲み込まれてしまった所を見ていたんです。

助けてあげたかったけど、何もできなかった…。
EP82-SW20 [2011年3月30日 20:17]

>まぁこさん、こんばんは。 コメントありがとうございます。

直接ご覧になっていたと言う事は、まぁこさんご自身も九死に一生を得た方ですね。
被災地からこの記事にコメントを頂きまして、本当にありがとうございます。
今も食糧・電力・水・燃料不足等で不自由な避難所での生活を送られていると思われます。
私には節電とか義援金・補給物資等でのご協力しかできませんが、助かった命、是非大切にしてください!
コメント
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