B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

ちょっと解放感

2020-05-27 12:04:15 | ひとりごと

一ヶ月半での緊急事態宣言解除は、まあ上出来だよね、と自画自賛?したい。

医療従事者の皆さんの尽力はもとより、ゴールデンウイークがちょうど良いタイミングにあって、外出自粛と予防対策を粛々と実践した国民の功労ももちろんありますよね。ほとんど感染者のない県でも同様でしたからすごい。

神戸のドクターがインタビューでもおっしゃっていましたが

それは日本人が真面目だから、じゃなくてこの国は同調圧力が強いから。

「同調圧力」なんて言葉、昔はなかった。

出る杭は打たれる、という考え方は昔昔からもちろんあって、だから、目立たず他の人といっしょにしてよう、という本能的な防衛反応はすくなくとも私たちの世代を含めてそれより上の人たちには根深くあるのじゃないかな。

若い人も意外とそうかしら?

わたしの近所は人通りのない路地もたくさんあって、ここくらいマスクしないでいいでしょ、と思って、ポケットに入れたままにしているのだけど、前からマスクして歩いてくる人が目に入ると、「あらあ、みんなここでもマスクするのね」と感心しながら、おもむろにポケットからマスクとりだして、わたしもする。

そりゃ、したりしなかったりの動作もめんどくさいといえばめんどくさい。ずっとしてればいいじゃん、というのもわかる。

さっととろうと思っても、イヤホンしてたりすると、ケーブルがマスクのゴムひもに絡まって、往生することもある。

(=ワイヤレスのイヤホン、買うべきでしょうかね・・)

でも、心のどこかで、「ええ〜、ここはいいでしょ〜」というような閑静な住宅街の脇道もあって、何がなんでもマスク着用、ではなく、あくまでも合理性を優先したい気持ち、ただ本能的にマスクとりたい欲求、ちょっとした葛藤が生まれるんですよね。

若い頃は、日本の同調圧力に反発して、フランスへと脱出したわけですが、そのフランス人も今回は2ヶ月間、ロックダウン、よく耐えましたよね。法的な規制力があるとはいえ、やっぱりコロナ脅威ですよ。

わたしのパリの友人たちやその家族らは早々に罹患して、病院にも行かず自主的に自宅療養してましたから、ほんと他人事じゃない。

日本よりひと足早く規制緩和に舵を切ったフランスの動向がとても気になるところです。

通訳仕事が復帰しない限り、わたしの日々は解除後もあまり変わらないのですが、それでも図書館や美術館が開館ときくと、お〜〜という気がします。

映画館もそろそろとのことで。

ウイルスと共存しながら、というイメージはありますが、ちょっとでも減ってもらわないと私たちは困る。

ウイルスたちが「え〜これじゃ増殖できない〜。陣地が減った〜」と嘆くような感染予防策を人間は粛々と続けていくしかないですね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする