Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

The Other Me

2006年11月23日 | diary
 インスタント・コーヒーが美味しい朝。休日もそれなりの時間にちゃんと起きると、時間のゆとりがあっていいものなり。サラダを作って、トーストにブルーベリー・ジャムをつけて食べて、コーヒーを飲みながらこんな日記をつけてると、気ままな生活をしていた頃を思い出したりする。今朝みたいにストーンズをかけながら、「さて、今日はこれからなにをしようかな?」なんてことを考えてた。

 昨日はポールのDVDが届かなかった。きっと今日届くのだろう。だから昨日の夜は『Love』を聴いた後、やっぱりアナログ盤でビートルズを聴いて、それからポールの『Pipes of Piece』とリンゴの『Goodnight Vienna』をターンテーブルにのせた。

 『Pipes of Piece』は、初めて発売日に買ったポールのニュー・アルバムで、僕は中学2年生だった。本当に繰り返し聴いたから、この頃の作風やヴォーカルが、僕にとってのポールの基本になっているところがある。例えば“The Other Me”や“Sweetest Little Show”を聴くと、すごくほっとする。今にしてみるとけっして派手なアルバムじゃないし、その中でも割と地味な2曲だけど、敷居が高くない分、ポールの人柄が自然と伝わってくるのかもしれない。で、僕はそういう歌が好きだし、そんな風にしてアーティストとの距離が近づいていくのを感じるのが好きなのだと思う。

 そういやあの頃、このアルバムと『Tug of War』とビリー・ジョエルの『An Innocent Man』ばかり聴いてる友人がいた。学校へ行くと、「いやー、昨日も2回づつ聴いちゃってさー」などと報告してくるもんだから、僕の中では今でもうっすらと、この3枚はどこかセットであるような感覚がある。一種の刷り込みみたいなもんか。

 昨日、ボブ・モリスという人の『震える熱帯』という小説を買った。まだちょっとしか読んでないけど、残念ながらあまり好きになれそうもない。今日読むつもりで買ったんだけど、どうしようかな。

 というわけで、朝のコーヒーをすすりながら「さて、今日はこれからなにをしようかな?」と昔のように考えてたりする。ひとまず、ポールのDVDが届くのを待つとしようか。そうしようか。