翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

WBC 勝者と敗者

2006-03-22 22:15:25 | メジャーリーグ
WBC winners and losers

第1回WBCのチャンピオンに輝いたのは日本チームだ。しかし、日本チームの他にも勝者がいる。もちろん、敗者も・・・

勝者

上原浩治

日本の投手陣は267人の打者と対戦した。四球はわずかに11。準決勝の韓国戦、上原のコントロールは冴え、7回を無失点に抑えた。上原は24人の打者に立ち向かったが、ボールはわずかに18球だった。--- それでも、もっとすごい投手が日本チームにはいたのだ。

松坂大輔

松坂の直球は95マイル。近い将来(来年ヤンキース?)、メジャーでもエースになれることを証明した。ポスティングで松坂との交渉権を得るには、少なくとも2000万ドルが必要になるだろう。

大塚晶則

前パドレス、今季はレンジャーズのリリーフ投手。ホフマンに「ヘルズ・ベル」を使って良いか?と電話。ホフマンは快諾。大塚は大一番でセーブをあげた。

イチロー

鉄の意志と情熱で日本チームを牽引。突然、ズバズバと感情を言葉にするようになった。

ボブ・デビットソン

アメリカチームの守備の切り札。たった一人で2点を取り返した。 でも、彼は審判。審判ならばこれを読め。


2006 MLB 公式ルール (Official Rules of Major League Baseball)


出版:2005-10-30



敗者

キム・ビュンヒュン

ブローシャス、打ったー!マルチネス、打ったー!福留、打ったー!キム・ビュンヒュン、パフォーマンスに問題あり?

松井秀喜

キャプテンのデレク・ジーターがヤンキースのキャンプを休めたのだから、松井も休めただろう。日本での松井の人気は落ち、イチローが1番人気になった。しかし、松井を「真のヤンキー」と褒め称える人もいる。スタインブレーナーだ。

松井秀喜ザ・ヤンキー

WBC 王監督は9回裏2死、マウンドで何を言ったのか?

2006-03-22 00:02:26 | メジャーリーグ
World's best? Japan's proof is in the results

8回裏1死。王監督がマウンドに送ったのは大塚。昨年まで、ここペトコ・スタジアムでセットアップとして活躍していたタフな男だ。

トレバー・ホフマンのテーマソング「ヘルズ・ベル」が球場を揺るがす。パドレスファンは総立ち。興奮状態で大塚を迎える。

「月曜日の朝、ホフマンに電話したんです。ヘルズ・ベルを使ってもいいかって。」

「興奮しましたよ。でも、僕にはアメリカでの経験があります。マウンド上では冷静になれました。」

9回二死。優勝まであとひとり。王監督はマウンドに足を運ぶ。何を大塚に伝えたのだろう?

「監督はこう言ったんです『この打者をアウトにしようじゃないか』」

「王監督は、ぼくをメンバーに選んでくれました。絶対に勝とう。そう誓ったんです。」

大塚は、キューバの若き主砲グリエルを三振にとり、日本の野球が世界一になった。

人間王貞治

松坂大輔

2006-03-14 21:27:11 | メジャーリーグ


松坂大輔のことをJoseph A Reaves という作家が書いています。その一部を紹介します。

アジアの野球の魂は横浜にある。

1896年の横浜。日本人は、ここで野球に出会い、野球に熱い心を寄せた。

1世紀後も、その情熱はまったく変わることがなかった。

夏。すべての日本人は、活動を停止する。テレビとラジオに釘付けになり甲子園球場で開催されている高校野球を観戦するのだ。夏の甲子園の土を踏めるのは、47都道府県の苛烈な予選を勝ち抜いた球児だけだ。照りつける太陽の下、野球好きの高校生は甲子園で戦士になり、人々は戦士を語り継ぐ。20世紀終盤の大会に出場した伊良部秀輝と吉井理人はメジャーリーグに参戦した。

あの夏は忘れられない。

1998年の夏の甲子園大会の予選には、それまでで最も多い4,102校が出場した。1度の敗戦ですべてが終わる。生きるか死ぬかのプレッシャーが何百人もの若者の心を引き裂く。その光景が毎日全国に放送される。選手は全力で戦い、泥と汗と涙にまみれる。

勝ち残るのはただ1校。

1998年の夏。勝者は松坂大輔と横浜高校だった。横浜。あのアジアのベースボールの魂が生まれた地。

松坂は、横浜高校のエースで、4番バッターだった。松坂は、1896年にアメリカチームを倒すべく横浜に向かった一高野球部の精神的後継者でもあった。1世紀前、一高野球部を止められるものは誰もいなかった。そして1998年、松坂を止められるものも誰もいなかった。

ある試合では、腕に巻いた包帯をべリベリと引き剥がしてマウンドに立った。

また、ある試合では、17回250球を投げきり、横浜高校に勝利をもたらした。

そして、その数日後の1998年8月22日。彼は決勝の京都成章戦でノーヒットノーランを記録。多くの日本人が松坂を賞賛した。しかし、日本の野球、日本の文化では、敗者もまたヒーローになる。京都成章の野球部員は、すばらしい戦いぶりだったと尊敬された。ファンは「来年、また甲子園に戻ってくるんだぞ」とグランドで涙をこぼすナインを励ました。

松坂は、2000年のシドニーオリンピックで、再度アジアの野球の魂を具現化した。シドニーオリンピックは、はじめてプロ野球の選手が登録を認められた大会だった。松坂は、プロ2年目。まぎれもないスターになっていた。

彼に与えられた使命は、最強のキューバを倒し、金メダルをとることだった。1998年の甲子園のように、松坂は驚くべき投球を披露した。彼は、最も重要な3試合 - アメリカ戦と韓国戦2試合 - に先発した。その3試合で27イニングを投げ、25奪三振、被安打はわずかに21。しかし、日本は優勝できなかった。


WBC 米国メディア

2006-03-14 11:33:18 | メジャーリーグ
オリンピックの東ドイツの審判のようだ (foxsports)

Davidsonはメジャーで18年の経験をもつ審判だが、1999年のストライキの際にメジャーの審判職を失った。

Davidsonは、塁審が下した正しいコールを変更した。

Davidson, an 18-year major-league veteran, is actually an exception — he worked part-time in the majors last season and is waiting to return full-time as part of a settlement of a dispute that cost 22 umpires their jobs in 1999.
TV replays indicated that Davidson erred by ruling that Tsuyoshi Nishioka left third base early, overruling a call by second-base ump Brian Knight,


Davidsonは正しい判定をなぜアメリカチームの監督の抗議により、アメリカに有利な判定に変更したのだろうか?

Davidsonのメジャー復帰について (昨年のメジャーリーグアンパイアニュース)

Davidsonは現在マイナーリーグの審判で、その年俸は13,000ドル(約156万円)。WBC後に、メジャーリーグへの復帰が約束されている。その年俸は274,993ドル (約4,300万円)になる。

Bob Davidson spent last season umpiring in the Class-A Midwest League, where he made just $13,000. He was on the road from April 4 to Sept. 20 and missed daughter Andrea’s graduation from Colorado State.

"They would have given me the time off, but at the time I couldn’t afford the plane ticket," he said.

Next year, he’s likely to be back in the major leagues, making $274,993.

"I can’t tell you what a wonderful Christmas gift baseball gave me," he said Thursday.

Davidson is among three umpires who will be rehired by Major League Baseball as part of a settlement of the nasty dispute that cost 22 umps their jobs in 1999. Six more will split $2.3 million in severance pay.

The umpires will be brought back as part of a new five-year labor contract that was agreed to Wednesday, a deal that also settles the 1½-year-old grievance umpires filed over a computer system baseball has used to evaluate plate umps.

Davidson, a 52-year-old veteran of 18 major-league seasons, worked behind the plate in 77 games last season.




松坂のジャイロ・ボール

2006-03-14 09:38:00 | メジャーリーグ
今回のWBCでアメリカの野球ファンが最も関心を寄せているのは日本チームの松坂が投げると言われている「ジャイロ・ボール」だ。ネットワーク上では松坂が放るジャイロボールのビデオが流れている。松坂が初めてアメリカで投げる水曜日のメキシコ戦は注目の的だ。

Jeff Passanが松坂を取材した。

ジャイロ・ボールをご存知ですか?

「もちろん知っています。練習しています。試合でも試したことがあります。うまくはいきませんでした。でも、偶然ジャイロ・ボールになったことはあります。」

松坂は本当のジャイロ・ボールを見たことはないが、阪神の星野が投げていたのではないかと考えている。

「マスターしたいとは考えています。でもジャイロ・ボールは、みなさんが思っているような奇跡の球ではないと考えています。」

・・・

松坂はジャイロ・ボールを投げていなかった。

ジャイロ・ボールは存在しないのか?

和田投手に尋ねた。

「ジャイロ・ボールを投げられる人ですか?知りません。でも僕はジャイロ・ボールを見たことがあります。」

ついに私は証人を見つけた!ジャイロ・ボールを求める旅はこれで終わりだ。

「マンガですよ。マンガの中でピッチャーが投げていました。」

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(和田投手が読んでいたのはMajor(51)でしょうか?)

WBC ホームランを打ったチッパー・ジョーンズの談話

2006-03-13 15:49:27 | メジャーリーグ
「ぼくの野球人生で最大の経験です。ワールドシリーズよりも、オールスターゲームよりもすばらしい経験です。」

「それにしても、日本の監督がルー・ピネラじゃなくって良かった。ピネラだったら、帽子をふっ飛ばして、退場してましたよ。」

横のジーター、笑顔で同意。「ベースもな。」

WBC サヨナラ打を放ったA Rodの談話

2006-03-13 15:03:33 | メジャーリーグ
日本にサヨナラ勝ちした後のアレックス・ロドリゲスの談話

「僕がヒーローだって?ノー。それは違う。このゲームの最高殊勲選手は監督。判定が覆ることなんてほとんどないことなんだ。本当に驚いた。主審が西岡をアウトにしたとき、『オーケー。これでいける』って叫んじゃったよ。」


WBC第二ラウンド。誤審で好試合が台無しに

2006-03-13 10:01:12 | メジャーリーグ
日本対アメリカは3対3の白熱した戦いで終盤に突入。8回の表、岩村の浅いレフトフライで西岡がタッチアップ。日本が4対3とリードした。

ところが、離塁が早いのではないかとアメリカのバック・マルチネス監督が抗議。審判は判定を覆し、西岡をアウトとした。

ESPNは繰り返し2画面で捕球と離塁のタイミングを放送。誤審は疑うべくもない。

ESPNビデオ

アメリカ国内の野球ファンの間でさえ、恥ずかしい判定だという意見が多い。誤審は仕方ないとは思うが、なぜ、アメリカチームの監督の抗議を素直に受け入れ、2塁塁審の判定を取り消したのか?疑問が残る後味の悪い試合だった。

ニンテンドウDSを買えない

2006-03-12 00:15:06 | 社会
【DS新品】ニンテンドーDS本体エレクトリックブルー 北米版
コンピュータゲームはほとんどやらないので、今まで携帯ゲーム機にはまったく興味が無かったのだけれど、インターネット上で「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」や「英語漬け」の評判をよく聞くようになった。

なんだか欲しくなって、イトーヨーカ堂に行ってみた。小さな数字パズルゲームはいろいろな種類のものが置いてある。けれど、ニンテンドウDSはない。在庫なし。

インターネットで調べてみた。なんだこの値段は!3万近くもするらしい(今の価格はわからないけど)。

楽天市場にアクセスしてみると、ほとんどの店で売り切れ。わずかに【DS新品】ニンテンドーDS本体エレクトリックブルー 北米版というのがあるのみ。

Liteの発売も延期になったようで、今すぐ入手するのは難しいようだが、1ヶ月もすれば店頭に並ぶだろう。もうちょっと待ってみよう。あ、昨日発売なんだ。

スルツカヤ、銅メダルをゴミ箱に

2006-03-05 00:49:34 | スポーツ
トリノオリンピック、女子フィギュアスケートのイリーナ・スルツカヤが銅メダルをゴミ箱にすてたという報告がありました。

Skating's best and worst

この記事は、米国のスケーターJohn Zimmermanが書いたものです。彼は、「母親の病気など悩みをたくさん抱えているのは知っているけれども、金メダルに固執しすぎているのではないか」と悲しんでいます。