翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

松坂大輔

2006-03-14 21:27:11 | メジャーリーグ


松坂大輔のことをJoseph A Reaves という作家が書いています。その一部を紹介します。

アジアの野球の魂は横浜にある。

1896年の横浜。日本人は、ここで野球に出会い、野球に熱い心を寄せた。

1世紀後も、その情熱はまったく変わることがなかった。

夏。すべての日本人は、活動を停止する。テレビとラジオに釘付けになり甲子園球場で開催されている高校野球を観戦するのだ。夏の甲子園の土を踏めるのは、47都道府県の苛烈な予選を勝ち抜いた球児だけだ。照りつける太陽の下、野球好きの高校生は甲子園で戦士になり、人々は戦士を語り継ぐ。20世紀終盤の大会に出場した伊良部秀輝と吉井理人はメジャーリーグに参戦した。

あの夏は忘れられない。

1998年の夏の甲子園大会の予選には、それまでで最も多い4,102校が出場した。1度の敗戦ですべてが終わる。生きるか死ぬかのプレッシャーが何百人もの若者の心を引き裂く。その光景が毎日全国に放送される。選手は全力で戦い、泥と汗と涙にまみれる。

勝ち残るのはただ1校。

1998年の夏。勝者は松坂大輔と横浜高校だった。横浜。あのアジアのベースボールの魂が生まれた地。

松坂は、横浜高校のエースで、4番バッターだった。松坂は、1896年にアメリカチームを倒すべく横浜に向かった一高野球部の精神的後継者でもあった。1世紀前、一高野球部を止められるものは誰もいなかった。そして1998年、松坂を止められるものも誰もいなかった。

ある試合では、腕に巻いた包帯をべリベリと引き剥がしてマウンドに立った。

また、ある試合では、17回250球を投げきり、横浜高校に勝利をもたらした。

そして、その数日後の1998年8月22日。彼は決勝の京都成章戦でノーヒットノーランを記録。多くの日本人が松坂を賞賛した。しかし、日本の野球、日本の文化では、敗者もまたヒーローになる。京都成章の野球部員は、すばらしい戦いぶりだったと尊敬された。ファンは「来年、また甲子園に戻ってくるんだぞ」とグランドで涙をこぼすナインを励ました。

松坂は、2000年のシドニーオリンピックで、再度アジアの野球の魂を具現化した。シドニーオリンピックは、はじめてプロ野球の選手が登録を認められた大会だった。松坂は、プロ2年目。まぎれもないスターになっていた。

彼に与えられた使命は、最強のキューバを倒し、金メダルをとることだった。1998年の甲子園のように、松坂は驚くべき投球を披露した。彼は、最も重要な3試合 - アメリカ戦と韓国戦2試合 - に先発した。その3試合で27イニングを投げ、25奪三振、被安打はわずかに21。しかし、日本は優勝できなかった。


WBC 米国メディア

2006-03-14 11:33:18 | メジャーリーグ
オリンピックの東ドイツの審判のようだ (foxsports)

Davidsonはメジャーで18年の経験をもつ審判だが、1999年のストライキの際にメジャーの審判職を失った。

Davidsonは、塁審が下した正しいコールを変更した。

Davidson, an 18-year major-league veteran, is actually an exception — he worked part-time in the majors last season and is waiting to return full-time as part of a settlement of a dispute that cost 22 umpires their jobs in 1999.
TV replays indicated that Davidson erred by ruling that Tsuyoshi Nishioka left third base early, overruling a call by second-base ump Brian Knight,


Davidsonは正しい判定をなぜアメリカチームの監督の抗議により、アメリカに有利な判定に変更したのだろうか?

Davidsonのメジャー復帰について (昨年のメジャーリーグアンパイアニュース)

Davidsonは現在マイナーリーグの審判で、その年俸は13,000ドル(約156万円)。WBC後に、メジャーリーグへの復帰が約束されている。その年俸は274,993ドル (約4,300万円)になる。

Bob Davidson spent last season umpiring in the Class-A Midwest League, where he made just $13,000. He was on the road from April 4 to Sept. 20 and missed daughter Andrea’s graduation from Colorado State.

"They would have given me the time off, but at the time I couldn’t afford the plane ticket," he said.

Next year, he’s likely to be back in the major leagues, making $274,993.

"I can’t tell you what a wonderful Christmas gift baseball gave me," he said Thursday.

Davidson is among three umpires who will be rehired by Major League Baseball as part of a settlement of the nasty dispute that cost 22 umps their jobs in 1999. Six more will split $2.3 million in severance pay.

The umpires will be brought back as part of a new five-year labor contract that was agreed to Wednesday, a deal that also settles the 1½-year-old grievance umpires filed over a computer system baseball has used to evaluate plate umps.

Davidson, a 52-year-old veteran of 18 major-league seasons, worked behind the plate in 77 games last season.




松坂のジャイロ・ボール

2006-03-14 09:38:00 | メジャーリーグ
今回のWBCでアメリカの野球ファンが最も関心を寄せているのは日本チームの松坂が投げると言われている「ジャイロ・ボール」だ。ネットワーク上では松坂が放るジャイロボールのビデオが流れている。松坂が初めてアメリカで投げる水曜日のメキシコ戦は注目の的だ。

Jeff Passanが松坂を取材した。

ジャイロ・ボールをご存知ですか?

「もちろん知っています。練習しています。試合でも試したことがあります。うまくはいきませんでした。でも、偶然ジャイロ・ボールになったことはあります。」

松坂は本当のジャイロ・ボールを見たことはないが、阪神の星野が投げていたのではないかと考えている。

「マスターしたいとは考えています。でもジャイロ・ボールは、みなさんが思っているような奇跡の球ではないと考えています。」

・・・

松坂はジャイロ・ボールを投げていなかった。

ジャイロ・ボールは存在しないのか?

和田投手に尋ねた。

「ジャイロ・ボールを投げられる人ですか?知りません。でも僕はジャイロ・ボールを見たことがあります。」

ついに私は証人を見つけた!ジャイロ・ボールを求める旅はこれで終わりだ。

「マンガですよ。マンガの中でピッチャーが投げていました。」

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(和田投手が読んでいたのはMajor(51)でしょうか?)