翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

田んぼ

2006-06-09 02:01:30 | 社会
6月8日午前10時30分気温25度。晴天。

子供の付き添いで、田んぼに行った。区が小学生のために用意した善意の田んぼだ。小学生が地元のお百姓さんに手伝ってもらいながら田植えをし、秋には実った稲穂を刈り取る。

昭和5年生まれのおじさんの話がおもしろい。ここは、江戸川区だけれども、かつては千葉県だったそうだ。今は大きな鉄橋の上を東西線の電車が通る。「おじさんが子供のころは、旧江戸川を泳いで千葉県にいったんだよ。」

「タニシだ。あ、カエルもいるよ。」子供たちは声をあげる。向こうにいた別の学校の3年生が大きな魚を網でとった。「ふっこ。スズキのあかちゃんなんだよ」、とおじさんは言った。おじさんは、子供たちに、笹笛や笹船を作ってやった。

いつの間にやら、子供たちはおじさんのことを「名人」とよんでいる。

12時。もう学校に帰る時間だ。いやがる子供たちをむりやり学校につれていく。

うしろを振り返ると、子供たちのお母さんが名人に笹船の作り方を教えてもらっていた。

お母さんも夢中だ。


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2 コメント

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Unknown (新妻)
2006-06-12 05:35:59
田んぼでの田植え初体験 タニシやかえるとの遭遇…お子さん達にとってこの出来事は素晴らしく刺激的で、尊いものでしょうね



どんなに大変な作業を経てお米が作られるのかを知る、という意味でもイイ経験でしたね きっと
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いい経験 (翻訳者魂)
2006-06-13 09:59:54
同感です。



米ってもっとも身近なものですけど、どういう風な形をしているかとか、どうやって食卓に運ばれるのかっていうのは、今の子供には分かりづらいですものね。田植えの経験ってとても良いことだと思います。
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