翻訳者魂

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外国語の習得でアルツハイマーを防ぐ

2007-09-18 11:15:29 | 国際
日常生活で出会う情報やモノを、英語ではなんていうんだろう、日本語ではなんていうんだろう? とよく考えている。そして、そんなことを楽しいと思っている。

2つの言葉を話すことは脳にずいぶんと良いらしい。

Being bilingual 'protects brain'

バイリンガルは『脳の老化を防ぐ』

カナダのヨーク大学の研究チームが、30才から88才の人々104人に脳の認識機能に関する試験を行った。その結果、バイリンガルの人々の脳が若々しいということが確認された。

これより前の研究でも、楽器の演奏、ダンス、読書、クロスワードパズル、ボードゲームなどで脳を活発にしておくことが老年痴呆を防ぐことに役立つと考えられてきた。

今回の研究では、言語技術の習得も脳の老化防止に効果があるということがわかった。

Ellen Bialystok博士を中心としたヨーク大学チームは、多様な試験で被験者の認知スキルを評価した。被験者の半分は英語のみを話すカナダ人で、残り半分は英語とタミル語を話すインド人。被験者の教育程度は同等で、全員が中流階級に属するという類似した背景を持っていた。

研究の責任者は試験の結果について次のように説明している。

「バイリンガルは、すべての年齢で、脳の老化が遅いという結果が得られました。第二言語を若いうちに習得すれば、年をとっても脳の認識機能が低下しないようです。幼児期における第二言語の習得が、神経単位の発達プロセスに影響するのかもしれません。ただし、被験者は別々の国の人々で、また教育システムも違うので、結果については慎重に解釈しなければなりません。」