昨夜の高2生との授業で、私の高校時代の英語の先生の話になりました。3年間、同じS先生にお世話になったのですが、高1の頃の英語が全くできず学年最下位に近かった私と、浪人して早稲田に受かり、その後、留学して英語講師として身を立てるまでを見届けてくれた先生です。
高1の時、英語が出来ないあまり補習に引っかかり、その出来ない生徒の集まりの中でも恥をかいた話。
高2の時、S先生が担任になり、英語力が少しずつ変わっていく私を見守ってくれた話。
浪人の時、近況報告に出向いたら、ラーメンをおごってくれた話。
38歳の時の同級会で、「高校の英語の先生になったらどうだ」と薦めてくれた話。
思い出は尽きませんね。でも、最も印象に残っているのは、高2の7月、ある先生がお土産で買ってきた生牡蠣を食べて、S先生を含めた多くの先生が食中毒になり、
Never eat oysters unless there's an R in the month.
(Rのない月に牡蠣は食べるな)
という諺を教えてくれた時です(苦笑)。これは、5月から8月までは牡蠣を食べてはいけないという、英語圏の言い伝えです。
昨夏のBBQより。夏はしっかり焼いて食べましょう(^^)/
S先生からは英語力向上のための勉強方法だとか知識を教えてもらったという記憶はありませんが、私の英語力の小さな変化に気づき、それをおだてて、やる気を伸ばしてくれました。
S先生のように、生徒のそんな小さな変化に気づくために、今日もまた生徒と向き合います。