(「自己革新の京都マラソン2025 #1」の続きです)
前夜は22時にはベッドに入りましたが、興奮していてなかなか寝付けないのは毎度のこと(笑)。「スマホを見ながらリラックスできていれば充分」くらいの気持ちでいたら、いつの間にか寝入っていたようです。4時に起床し、朝食を摂り始めました。
おにぎり2つ、ほうれん草のカップみそ汁、温泉卵1つ、納豆を食べました。そして、シェーカーにMAURTENの「DRINK MIX 320」の半分を250mlの水で解いてバッグに詰め込みました。5時30分過ぎにはホテルを出て、地下鉄烏丸線九条駅から電車に乗り、京都駅のシャトルバス乗り場に6時頃に到着。昨年は一番乗りでしたが、今年はすでに長蛇の列でした。それでもバスの運転開始とともにスムーズに乗車でき、スタート地点の西京極総合運動公園に6時40分頃に到着。6時45分の会場と共に、トイレに直行して用を済ませ、着替え、アップを始めました。天気は曇りで気温が5℃くらい。上はノースリーブにアームカバー、手袋、ネックウォーマー、下は短パンで走ることにし、簡易ポンチョの上に、更に100均のレインポンチョ、そして、ネックウォーマーにはホッカイロもつけて、スタートまでの寒さを凌ぎました。スタート90分前にバナナとどら焼きを食べ、DRINK MIX 320 をゆっくりと飲み始め、炭水化物を多めに摂取しました。
スタートブロックはS→A→B→・・・とKまで続く中での先頭Sブロックスタートでしたので、気持ちに余裕を持って整列開始の8時よりも少し遅れて競技場のトラックに降りて、アップをしながら号砲を待ちました。スタート45分前にはアミノバイタル、30分前にWINZONEのエナジーハイブリッドを飲み、準備万端です。
16,000人が出場する人気のマラソン大会。Sブロックの健脚揃いのランナーたちから刺激をもらい、スタート直後からいい感じで走れているのを実感できました。最初の1kmは4分12秒。一昨年は5分07秒、昨年は4分38秒で入りましたので、かなり速いです。でもこの後の数キロで落ち着いてくるのも分かっていますので、「いい感じだ!」と自分を鼓舞しながらも、4分35秒/km前後でペースを掴むことを意識していきました。
そして今年も、立命館大学生でマラソンコースのど真ん中に住んでいる長男が電動キックボードで追いかけて写真を撮ってくれることになっていたので、それも楽しみにしながら、レース序盤に入っていきました。
約7km地点の嵯峨釈迦堂付近
11km地点の仁和寺では、京都マラソンの代名詞にもなっているお坊さんの応援が勇気と感動を与えてくれます。合掌。
(写真は京都マラソンの公式Xよりお借りしました)
17km地点までは上り基調のコースで、特に、10km~12kmのきぬかけの路はコースの中では最も傾斜のきつい所ですので、歩幅は少し小さめにリズムよく刻むことを心がけました。
約13km地点の馬代通と上立売通の交差点
約20.5km地点、加茂街道から北山通に入る北山大橋の手前で
写真からも分かる通り、前半は簡易ポンチョを着たまま走りました。
中間点を昨年よりも3分40秒速い1時間35分01秒で通過しました。ここまでほぼほぼイーブンペースで来ましたが、これまで9回走ったフルマラソンよりも最も速い中間点通過です。でも、足も心肺機能も全く問題ありません。後半も同じペースで入ればシュガーカット(3時間10分未満)が見えてきますが、そう甘くないのがマラソン。この時点では、まだ自己ベスト(3時間13分13秒)の更新を目標にしていました。
マラソンは終盤10km勝負のスポーツと割り切っているので、「32kmまでは準備運動」と忍者のようにヒタヒタと静かに走り、終盤に備えました。実は中間点までにAブロック・Bブロックスタートの多くのランナーに抜かされていましたが、ここで焦って付いていくと必ず後半にバテテしまいます。32kmを過ぎたらスイッチを入れて走りを爆発させる作戦でしたので、「まだ我慢!」と言い聞かせ、普段の練習で体に染み込ませてきたフォームを再確認しながら走っていました。
(「自己革新の京都マラソン2025 #3」へ続く)