英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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英語教育の疑問

2019年05月21日 | 指導現場にて
日本の学校で施されている英語教育に関して、明らかにおかしいことなのに、因習的なもとのして受け入れられてしまっていることが多々あります。

①中1と中2の4~6月の授業進度が妙に遅い。

②公立中学1年のGWの英語の宿題が「アルファベットの大文字と小文字を4回ずつノートに練習」。

③高校英語の「英語表現」とか「コミュニケーション英語」なんていう本質の解らない呼称。

④教科書の英文全文をノートに模写させ全訳させる。


①について。「GW後の英語の授業が3回あったのに、ずっと“I am ~.”をやっていて先に進まないんです」と、先週、中1生から聞きました。受験生である中3生の進度も遅くて、年末になって関係代名詞を無理やり終わらせる指導は、毎年のことです。

②について。いくら公立とはいっても、こんな宿題なら出さない方がましですね。GWの宿題なら時期的に、せめてbe動詞の疑問文と否定文までを範囲にすべきでは?

③について。「4技能」や「話す力」が勢力を持ち始めた時に、「リーダー」と「グラマー」という呼称が消えてしまいました。その結果、日本人は英語を話せるようになったのか?いいえ、むしろ英語力全体が低下しました。

④について。こんな効率の悪い時代遅れの予習をさせている先生がまだいらっしゃるんですよね~。百歩譲って英語だけを勉強するのならいいのかも知れませんが、生徒たちは他教科も勉強しなければならないんです。


こういう不自然でおかしいことを直していくことから、日本の英語教育は改善していくと思います。大学入試制度を変えるだけでは、何も変わりません。


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