OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

未来からくる演奏家を聴く会

2006年05月16日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
「未来からくる演奏家を聴く会」なんて、素敵なネーミングの演奏会。
若手の演奏家を育成・援助することを目的として始められ、もう10年、121回目のコンサートになるのだとか。
どこの世界にも、地道な活動をしっかり支えていらっしゃる方があるものだ。

自宅から20分程の小さいホールで開かれるのを幸い、出かけることにした。
出演者は…、このところすっかりはまっている中西勝之さん。
(つまり、コンサートの趣旨に賛同して出かけたわけではなく、「中西勝之」を検索していてここに行き当たったという次第。)

フルで120人ほど収容できるという小さなホールに50名ほどのお客様。
少し長めの前奏・間奏のある3曲の間に、全員と握手を試みて可能だった位の人数だから、、とてもとてもアットホームなコンサートだった。
曲目は、あれこれ盛りだくさんで、イタリアの古典歌曲(カロ・ミオ・ベンみたいにとっても基本的な)やオペラ・オペレッタのアリア・日本の歌曲(「荒城の月」は彼の得意の持ち歌だけど、今日は歌詞の間違いが多くて残念!!)など。
彼の持ち味は、声を張るオペラのアリアで一番生きている。
モーツァルト「魔笛」のパパゲーノの「おいらは鳥刺し」やロッシーニ「セビリアの理髪師」の早口言葉のようなアリアなどが、表情たっぷりに表現され、とても魅力的に歌われた。
小さな会場いっぱいに響き渡るバリトンが、私の体の中をいっぱいに満たし、一緒に共鳴しているようで、なんとも良い気分。

私の隣には、伊豆からわざわざいらしたという(「ついでの用事があったからョ」と、おっしゃっていたが)老婦人が居て、「一度聴いてみたかったのよ」「やっぱりすばらしいわねぇ」「来てよかったわぁ」と、大感激していらした。
「ですよね!」「ですよね!」と、わたしも100%賛成し、休憩の間に次のコンサート情報を交換しあった。

帰りに、会場近くの花屋で赤いシャクヤクの花を購入。
まだつぼみもある立派な花5本が480円。
都会の方がお花は安いのかなあ…。



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