自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

旅の空

2010-05-18 09:20:19 | ニュージーランド

ようやくホテルで一息。思えば遠くへきたものだ・・・
などと学生時代に北米をヒッチハイクしていたとき
YMCAの薄暗い部屋の窓から外を眺めて 思った。
あれから30年以上。まさか その頃以上に 動き回る自分が
いるとは驚き・・・悲しい?うれしい?
自分の人生はこんな風に進んでいるんだな・・と ふと思った。
待っていてくれる家族 友人 お客さん がいることは
幸せだ!
オークランドのホテルで生け花展を運営中。
すこしお花をいただいて部屋に飾って休憩中。
総領事も来ていただいて 明日は急遽 公邸にお茶にお呼ばれすることに
なったりして 倉敷からの生け花グループの皆さんも
喜んでいただいている。

20代の青年がマオリのボーンカービングのジム先生から
学びながら作った作品。


最年長の80代のお花の先生も作られた家紋を入れた
オリジナルの作品。さすがです。

アメリカから帰ってその後の1ヶ月間で3回出国した。
バリ島(インドネシア)、ドイツ、ニュージーランド。
特に今回はドイツから帰国の翌日NZへ。
旅好き人間 まして プロの旅人としては冥利と思い、
ガンバッテマス!
NZのオールブラックスが試合の前にやる
「ガンバッテ・・・・」と聞こえる あのパフォーマンス。
帰国まで4日。楽しくガンバッテガンバッテ

ティリティリマタンギ島は野鳥の聖域

2009-05-27 18:38:46 | ニュージーランド

島の最後部の丘からは周囲360度のパノラマを見ることができ
NZ固有種の野鳥だけではなく、固有の植物も保護されています。
おかげでフラッグスやキャベッジツリー、NZのクリスマスツリーとして
有名なポフツカヤが繁茂しています。




飛べない鳥プケコはたくさん、希少種タカヘは単独で のこのこ 
来島者の間を走り回り、時には 強引にサンドイッチを奪い取る
こともありました。取られたとはいえ、食べ物はあげてはいけないので
皆さん 追い払うのに苦労していました。

六本木のど真ん中でニュージーランドセミナー開催

2009-03-19 12:03:04 | ニュージーランド

昨年のワイポウアの森 ラン&ウォーク のDVDが完成したので
セミナーを開催しました。約40名の皆さんが来場してくださり
和気あいあい 楽しい 夜を過ごすことができました。
ニュージーランドの蜂蜜輸入専門店や有名アウトドア用品会社の
方も相談コーナーに来ていただきましたので、参加者には
有意義だったようです。なんとアンケートの満足度は100%。
あまり高率だと北朝鮮のような真実味のない数字ですが ホントなんです。
関わったメンバーがいちばんやりがいを感じました。


ニュージーランド産天然はちみつ専門店神楽坂ピービーズは
NZの魅力をあらためて教えてくれました。
NZは世界一はちみつを消費する国。日本の7倍だとか。
そこで農薬、抗生物質、添加物、保存料、人口甘味料など
全く使用していない100%ピュアなはちみつがいかに
美味しいことかも教えられました。
エコツアーで欠かせないのはオーガニックな食です。
仲間に入っていただくために前日 お店を訪ねました。





また 信頼できる仲間が増えました。それがなによりうれしいです。
また 歩き回りましょう。
新宿御苑から神楽坂往復2時間のノルディックウォーキングの成果です。

マオリの故郷ホキアンガの伝説 カウリの森は再生する? 第2章

2008-06-24 04:46:05 | ニュージーランド

迫力の歌声


タネ・マフタに歌う


シルバーファーンは夜のジャングルの灯り代わりにもなる

何度もNZに来ている私が感動したのは彼らの「歌」だった。
初日、マオリの神聖な集会所「マラエ」にご招待いただいた際も、
歌いながら出迎えていただき、長老の歌も披露いただいた。
お返しといて、即興の下手な英語スピーチに加えて、口からでたのは
「ふるさと」だった。全てがアカペラの世界で、童心に戻って熱唱したが、
苦情でず、ホット一息つくことができた。
森の神「タネ・マフタ」をナイトウォークツアーで訪ねた時は
コロさんはじめマオリスタッフの立体音響効果を生かした歌の演出で、
ホキアンガに伝わるカウリ伝説を洗練されたエンターテイメントとして楽しんだ。
歌の合間に語られる言葉にも惹きつける内容に満ちていて、
ナイトウォーク中、足元で踏みそうになったカウリの稚樹を見つけて、
「タネ・マフタも最初はこれと同じだった。2000年の歳月を生き抜いてきた。
だから小さな命でも大切にする・・・」と説いた。
宗教には疎いが、日本の神道に共通する自然の理法を感じたし、
祖先を敬うマオリの生き方を肌で感じることができた。
最終日、ホキアンガを去る際、タネ・マフタに挨拶に行ったが、
誰からともなく、感謝の歌を捧げようということになり、「ふるさと」を歌った。
こんな気持ちにさせてくれた人々や自然に感謝したい。
そして、再度、「ふるさと」に戻ってきたい。





ホキアンガ湾対岸の砂丘に上陸  裸足が気持ちいい!




さよなら ホキアンガ また来ます!

マオリの故郷ホキアンガの伝説 カウリの森は再生するか?第1章

2008-06-22 07:50:32 | ニュージーランド

オークランド国際空港に33名が到着した。
10ヶ月前と同じく、約束どおり、待っていたのは、
マオリのコロ・カーマンさん。
語感がいい、彼自身愛嬌があるので「コロ!コロ!」とついつい言ってしまう。
今回は唯一の日本人スタッフアイさんも来てくれた。
 初NZの参加者がほとんどだったので、カウリ博物館でまず、
NZの歴史(特に森林伐採とカウリを中心としたNZ固有の樹木の過酷な運命)を
知ってもらった。今回のツアーは普通のエコツアーではない。
約1000年前にハワイキ(ハワイ方面の島)から渡ってきた
先住民マオリの聖地に滞在し、
森の神と崇められるNZ最大のカウリの巨木「タネ・マフタ」を中心とした
ワイポウアの森での第1回”Waipoua Forest Run & Walk 2008”を
楽しむことが大きな目的だった。距離はランもウォークも12km。
森のエネルギーを体で吸収させてもらおう・・・という意味も含めて、
順位を競わない、森林レクリエーションとしてのイベントだった。
日本からの参加者が全員完走、完歩したのは言うまでもないが、
スタート、ゴール前後の様々な場面で地元住民(マオリを中心)との
交流を楽しんでいた。
運営ボランティアとしても参加していた老若男女も加わって、
カウリなどの在来種を植林したが、
共通の思いを胸に真剣に取組む子供たちの目をみると、将来の希望が見えてきた。







余裕の3シニア


コース案内ボランティアの少女達


日本人1位のタバルさん




裸足の二人はトラスト代表と頑張った少女


あまりに硬い地表といばらに悩む筆者 
キングさん、小林さんのサポート感謝




マオリの友人と森の神を訪ねて

2007-09-25 19:03:24 | ニュージーランド

ボルネオから帰った5日後、再び、赤道を越えもっと南のニュージーランドへ
行ってきました。今回は仕事半分、プライベート半分。北島のノースランド地方
にはこの地域だけに残るカウリの巨木群がありました。以前何度か行っていましたが
今回は結婚25周年を記念して25年振りに妻と二人では2度目のNZ旅行でした。
自分には見慣れた景色やキウイやマオリの仲間が、妻にはどのように映ったか?
25年前は羊と写真を撮って無邪気に楽しんでいましたが、今回は予想だにしなかった
自分達の会社がプロデュースするイベントの下見も兼ねての旅でした。
巨木の森の手前にもこんなカウリの木がありました。ずっと案内してくれたマオリ人の
コロさんとは妻もケッコウ意気投合したようです。


ホキアンガの仲間達は陽気で気がやさしくて、力持ち・・・
シェインさんなんかラグビーNZオースブラックス代表候補にまでなったとか。
みんなで森林マラソン&ノルディックウォークコースの下見をしました。
森の神「タネマフタ」の前での記念写真


名もないカウリがこんなにでかい。


森の父「テ・マツナヘレ」は先日の暴風雨で上部が折れ、痛々しく傷ついていました。
なんとか再生を願いました。


これでも7番目の大きさだというカウリの木「ヤカス」
この木は触れることができるようになっていましたが、質感とツヤには驚きました。
11月の九州森林スポーツフェスタまでにはこの企画をまとめなければ!
今度はコロさんたちが日本・九州にやってきます。
その時は、篠栗の巨木群を案内してあげたいと思っています。
そして、両国のの交流と環境保全を目的として
来年6月にはワイポウアの森での森林マラソン&ウォーキングが実現することを
夢見ています。

大手町カフェでニュージーランドを見て話して飲んで食べました

2006-04-30 13:00:50 | ニュージーランド

桜が散ると季節の変化が早くなりますね。GWに突入した東京では
去り行く春と夏を予感する陽射しを感じます。
駆け足で過ぎていく季節の中では、
先週の大手町カフェでのイベントもずっと昔のように思えてしまいます。
キウイのネイザンとトムは今のニュージーランドを会場の皆さんに
伝えてくれました。特に、トムが作ってくれた南半球では珍しいウォッカの
カクテルは大人気でした。マヌカハニー、キウイフルーツなど他国では
味わえないものでした。何でも、ニューヨークで人気だとか。

すでにNZと言えば人気が定着してきたワイン、チーズ、アイスクリームも
しっかり味わっていただきました。
司会役なのでアイスクリーム食べそびれましたが、終了後、チーズはしっかり
もらってきました。蓄えてあるワインでGWを楽しもうかな・・・
人が出かけるときはゆっくり自宅にいようかな。

やっぱり新機種は快適でした

2006-04-20 07:02:53 | ニュージーランド

ニュージーランドへの直行便で約11時間でオークランドへ。
先日行った日が新機種の導入日。ラッキーでした。
もちろんエコノミークラス(同社ではパシフィッククラスという)
でしたが、写真のように全席にビデオがついていて、
ナルニア・・・含めて3本しっかり新着映画を見てしまいました。
座席のピッチも少し広くなったか・・・錯覚か・・・
機内食も量は多くはないが、それなりにまとまっていて
まずまずのお味でした。なにより成田出発後、すぐに美味い
NZワインを飲みながら映画に集中できるのがうれしいです。
ささやかな楽しみかな・・・