自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

中国エコツーリズム最新事情トピックス2

2007-04-30 08:44:44 | 環境

離江下りは中国を代表する観光スポット。
多い日には1日100艘の遊覧船が出航するという。
以前は食後の残飯を川に流すところを見たので(トイレもそうだったかな?)、
美しい景観の裏には垂れ流しの印象が強かったが、
驚きました。先入観を変えさせられました。


お土産売りのオバサン。しかし、当局からは景観を損ねるとのことで退去命令がでている
とのこと。周りはテントを撤収していました。厳しいなー。感心するやら、同乗するやら
日本とはやはり違う、違ってきた・・・と思いました。

観光客だけではないんです。生活に欠かせない川との付き合い。
農作業のパートナー、牛君も当然乗船するのです。ただし、汚れてもいい
けっこうしぶーい小振りな船でしたが。


大きな遊覧船のデッキからは見えませんでしたが、途中で下船して
生活者の目線で見てみると、無数のゴミが浮遊していました。
これをなんとかしなければ・・・とは通りすがりの無責任な観光客(私も)
だけではなく、教育熱心な小学校の先生や生徒たちに加えて、り江に魅せられた
日本人もいました。つづく・・・

中国エコツーリズム最新事情トピックス1

2007-04-29 10:57:58 | 環境


桂林市街を一望できる観光名所「畳彩山」に登ってみました。
これも20年振りです。以前からあったのか、気づかなかっただけなのか
手すりにはギッチリ錠前が並んでいました。
カップルが永遠に離れないように・・・とか。
ほとんどが錆付いていましたが、幸せであることを祈りました。


石段の途中にはこんなゴミ箱がありました。


そうそう、トイレの変化には目を見張りました。ついついこんな写真も撮りました。
他の大都市はわかりませんが、観光を最大の収入源とする桂林では
トイレも各施設の義務として清潔、無料が科されているとのことでした。

桂林市のゴミ分別回収についての表示がありました。
ただし業務委託を受けている会社ビルにあっただけで、
一般の場所では目にすることはありませんでした。





桂林市街を流れる漓江の支流「桃花江」には水草がたくさん流れていました。
先述のゴミ回収委託会社によると、水面を埋め尽くすこともあり、
水質汚染の原因にもなり困っているとのこと。
ボランティアによる除去活動もときどき行われているようです。




中国のエコツーリズムを紹介します

2007-04-26 06:57:44 | 環境

アースデーの翌日には成田を発ち、広州、桂林に来ました。
20年ぶりの桂林。エコツーリズムという言葉も無かった頃、
日中友好観光団の添乗員として来た時とは
自分の立場も考えも、そして何より中国の都市の生活、環境が
大きく変わっていました。
帰国したら、改めて、じっくりと紹介します。


広州の新空港はまだ拡張中。成田の数倍の規模。完成したら
世界最大級になるとか。

桂林のナイトクルーズでの1枚。ライトアップも尋常な規模ではない。

田植え真っ最中の農村。牛糞がたっぷり蒔かれていた。

アースデー東京で水陸両用カッパバス出現!

2007-04-25 07:57:17 | 環境




再生可能エネルギーの利用で発電とバスの運行を目指した
今年のアースデー東京。天ぷら油の廃油や賞味期限切れの油が
約1200L集まった。今年の目玉は水陸両用カッパバスということで、
乗客はみんなカッパになりきって東京湾に入った。
「これは船やでー、バスやあらへんでー・・・」と乗客全員で
合唱。大阪から運んできたバス?船?なので そのノリで。
それにしても前のほうに座っていた小学生たちはパワフルだったなー。

北の都にアフリカの風

2007-04-05 08:16:51 | 環境

4月になったというのにこの寒さはなんだ?
新宿御苑の桜は散り始めていましたが、北海道大学の
キャンパスは真冬のような景色でした。
クラーク博士も寒そうです。
アフリカからの研修生(といってもJICAがが招いた
主に30代の各国のリーダー候補生たち)は熱心でした。
エコツーリズムについての私の考えを勝手にしゃべっていい
とのことでしたが、質問が矢継ぎ早・・・
最後は、担当教授やコーディネーターとも
今度はアフリカに行こうということになりました。
ボツワナ、エチオピア、マダガスカル、ナミビア、ザンビア。
外は寒く、中は熱い・・・まるでナゾナゾのようでした。