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午前5時半。先に帰る方のタクシー到着を持った。
人里離れた農家では、ただ待つのみ。約束の6時が近づいたが
真っ暗な世界に静寂が漂うのみ。大丈夫かな?
6時。遠くからエンジン音が聞え、一筋のライトが見え始めた。
よかった・・・というのが本音。と同時に、オーストリアのプロへの
お詫びの気持ちが起こった。日本だって遅れることがあるのに、
こんな田舎で・・・失礼しました!
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無事送り出してもまだ真っ暗。部屋に戻り、写真の整理と原稿書き。
7時頃、ようやく明るくなってきた外を見ると、雨上がりの青空が
遠くに湧き出てきた。早速、外に出てみると、ものすごいスピードで
真っ黒な犬が駆けてきた。最初はドキッとしたが、尻尾を振っている。
すぐに一緒に駆け出した。農家民宿の周りは一面のワイン畑だったのが、
ようやくわかった。TOSKAという名のこの犬は遊んでくれる相手として
私を選んでくれたのだろう。前日のウットウシイ気分を取り払うように、
久し振りにカラダを動かした。
その後、ほぼ全員がそろい、自家製のジャムやヨーグルトを含めて
とても美味しい朝食をいただいた。イチジク、アップルジュースもさすがに
美味しかった。
出発までの残された時間を惜しみながら、ワイン畑のひろがる丘の頂上
にも登った。敬虔なクリスチャンも多い村だと聞く。聖母マリア像が
青空を拝啓にやさしく迎えてくれた。
参加者全員が爽快な気持ちになってくれたことだろう。
さあ、残り少ない、日程を安全で楽しく過ごしたい。
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グラーツに戻る手前でウイーン方面にもう1本の高速道路に入った。
グライスドルフをいう人口約5000人の町が「オーストリアのフライブルク」
だと言う人がいた。このまちには「太陽光発電通り」という道があった。
100箇所以上のソーラー発電機やソーラーモニュメントがあるらしい。
残念ながら少ししか時間がないので、一部だけを発見した。
特に,町の中心部の教会の前には木の枝を広げたようなソーラー発電機が
あった。ソーラーの町を象徴していた。
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午後、ウイーンに戻って3日前と同じホテルにチェックインした。
夕食まで自由時間をつくり、メンバーは美術館見学や買い物に
出かけていった。
私はフンデルトバッサーがデザインした住宅フンデルトバッサーハウスや
これの作品を展示するクンストハウスウイーンを訪ねた。
2日日前にはバッドブルマウのリゾートを見学したが、今回の旅行の
キーマンの1人となった。
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夕食はクリスマスマーケットのイルミネーションとで出店で賑わう
市庁舎の地下のレストラン「Rathaskeller」に行った。
高級感のあるエントランスから室内は、ちょっと・・ダイジョウブ?と
気になったが、メニューを見るとそれほど高くない。
久し振りに肉も食べてみようかと、牛肉のシチュー風のメインディッシュ
だけを注文した。多分、これだけでも食べきれないだろうと・・・・
その通り、いい味だし、十分な量だった。
最後、ホテル近くのバーに学生2名に誘われて何とか・・・という
ビールとサイダーを割ったような飲物を一杯飲んだ。
翌日は2名の女子学生がばらばらに帰国する。
1人は5時、1人は7時半。
本人達は自分のことでメ一杯だが、こちらとしては無事帰国できるよう
早めにロビーで待っておこう。
今回のツアーは我が社で航空券を買わずに自分で安い航空券を
捜してきた学生も現地合流していた。自分が学生だったころを
懐かしく思い出しながら、くれぐれも自分の責任で無事帰ってくれよー
と願わずにはいられなかった。