自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

マオリの故郷ホキアンガの伝説 カウリの森は再生する? 第2章

2008-06-24 04:46:05 | ニュージーランド

迫力の歌声


タネ・マフタに歌う


シルバーファーンは夜のジャングルの灯り代わりにもなる

何度もNZに来ている私が感動したのは彼らの「歌」だった。
初日、マオリの神聖な集会所「マラエ」にご招待いただいた際も、
歌いながら出迎えていただき、長老の歌も披露いただいた。
お返しといて、即興の下手な英語スピーチに加えて、口からでたのは
「ふるさと」だった。全てがアカペラの世界で、童心に戻って熱唱したが、
苦情でず、ホット一息つくことができた。
森の神「タネ・マフタ」をナイトウォークツアーで訪ねた時は
コロさんはじめマオリスタッフの立体音響効果を生かした歌の演出で、
ホキアンガに伝わるカウリ伝説を洗練されたエンターテイメントとして楽しんだ。
歌の合間に語られる言葉にも惹きつける内容に満ちていて、
ナイトウォーク中、足元で踏みそうになったカウリの稚樹を見つけて、
「タネ・マフタも最初はこれと同じだった。2000年の歳月を生き抜いてきた。
だから小さな命でも大切にする・・・」と説いた。
宗教には疎いが、日本の神道に共通する自然の理法を感じたし、
祖先を敬うマオリの生き方を肌で感じることができた。
最終日、ホキアンガを去る際、タネ・マフタに挨拶に行ったが、
誰からともなく、感謝の歌を捧げようということになり、「ふるさと」を歌った。
こんな気持ちにさせてくれた人々や自然に感謝したい。
そして、再度、「ふるさと」に戻ってきたい。





ホキアンガ湾対岸の砂丘に上陸  裸足が気持ちいい!




さよなら ホキアンガ また来ます!

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