自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

世界一急な坂道で

2006-03-16 07:19:47 | ニュージーランド

古都ダニーデンにある世界で最も急な坂道といわれるところ。
もうすぐ一年になりますが、みんな元気かな?
中高生のファームステイの合い間に観光しました。
また今年も来週、別の選ばれたみんなを連れてNZに行きます。
こんな笑顔に会えるのを楽しみにしています。



ペンギンの暮らしをちょっとだけお手伝い

2006-03-12 23:06:57 | ニュージーランド

クライストチャーチはバンクス半島の付け根にできた街なので、
車で1時間半走ると半島(ここでは裏山)にできた美しい入江の町
アカロアに世界最小イルカ・ヘクターズドルフィンを見るクルーズにも
よく出かけました。
発見は途中寄り道をした牧場。経営者夫婦は、
こどもの自由研究がきっかけとなって私有地に棲み付いた
ホワイトフリッパーペンギンを保護するエコツアーをはじめたとのことでした。
この国は過去に大半の原生林を切り開き、ほとんどを牧場にしてきました。
その功罪の光と影を心ある多くのキウイ(ニュージーランド人)は
しっかり見つめています。
そんな人たちと同じ時間を共有させてもらう機会は、
共通の思いがあれば言葉の壁も軽々と乗り越えることができます。


ご夫婦が作った巣箱にペンギンたちが暮らしています。
もちろん野ざらしなので、壊れるし、新入りも来るので
新しいものも必要になります。
今度は巣箱づくりや修理のお手伝いをすることになっています。
ペンギンが朝夕の通勤で通るビーチの清掃もしてもらうと
助かるとか・・・もともとキレイな海岸だから気持ちもいいし、
いっちょやたるか!

なぜか、懐かしいニュージーランド

2006-03-11 06:25:16 | ニュージーランド

ニュージーランドは約四半世紀前に初めて訪問して以来、忘れかけた土地でした。
しかし、脱サラを決意し、6年前に現在の事業をはじめた時、
社名をREBORN(蘇り)としたのは、この土地への望郷(出身は宮崎なのに
何故か懐かしく・・・)からでした。 
今では1年に3-4回はニュージーランドを訪ねています。
(写真は昨年のお気に入り、みんないい表情です)
「人生観が変わる国」というキャッチコピーでこの国を紹介していたことがありますが、まさに実感です。

住んでいるわけではないので、暮らしを深く味わうことはできないのですが、
旅人としての特権で、毎回、新しい発見と感動を得ることができます。

英国風の美しい都市として観光客に人気のクライストチャーチは、
旅人でも、そこに暮らしているような過ごし方ができる街です。
そのためにはホテルよりもB&B(ベッド&ブレックファースト)に滞在するのが
お薦めです。
日本のペンションのようで、もうちょっとプライバシーを優先した感じ
とでも言いましょうか。
街の中心にある大聖堂の近くに滞在すれば徒歩圏内で気の利いたレストランや
カフェを利用できますし、オーガニックフードを買い込んできての食事もできます。
入場無料のボタニックガーデンを含めて、
エイボン川沿いを散歩するとお金は何もかけないで、
贅沢な癒しのひと時を過ごすことができます。

こちらはかなり若い集合写真、テレのある表情もかわいい

<八重山家族旅行最終章>ガイア地球交響曲第5章の舞台へ

2006-03-03 01:30:53 | 

琉球犬コロは大変な暴れん坊でした。車に吠える犬はたくさんいますが
ほんとうに飛び掛る犬ははじめてみました。以前、車にひかれたさーと
昭子さんがあっさり言われるのを聞くと、大変なことなのに、なぜか可笑しく
なってきました。その時は金星さんが自分で大怪我を縫い合わせたとのこと。
なんか・・・すごいなーーー。
あったばかりなのに昔から知ってる悪がきと再会したような、いとおしい
気持ちになりました。
いい犬がいて、いい人がいて、包み込む自然と培われた文化がある。
西表島が残されたものを育みながら生きていって欲しいと思いました。
たいへんなことだけど、所詮人間次第。気持ち次第でなんとかなるなー
なるかなーなればいいなー 



また来ます!今度はお客さんと一緒に。
家族旅行はプロの旅行屋でも大変です。
それでも、またいつか家族でも来たいなーと親父としては思うのでした。完


<八重山家族旅行最終章>ガイア地球交響曲第5章の舞台へ

2006-03-03 00:45:45 | 

龍村監督が撮った名作「地球交響曲第5章」の舞台の一つが西表島でした。
この仕事をしているのに行きたくても行く機会がなかったこの島に、
仕事を休んで家族旅行でようやく来ることができました。
そして会いたかったのが石垣昭子さん。世界的な染色家は、仕事の手を
休めて私たちを映画で見たヒルギ(マングローブ)の干潟に案内して
くださいました。ご主人の石垣金星さんとは以前から面識があり、
マレーシアでカリスマ的なエコツアー会社社長アンソニーウォン氏と
京都の渋い夜を飲み明かした(私はほとんど寝ていましたが・・・)こともあり、
八重山に来る前夜、西新宿で「石垣金星ライブ西表を語る夜」でも
今回の訪問をおねがいしていたいきさつがありました。
自分ながらも、ほんとうにしつこい男だとあきれます。すみません。
そういえば光栄にも同じビルに仕事場がある龍村ご夫妻とも我々夫婦で
茶飲み話の中で西表の素晴らしさ、人のすごさを聞いていたので尚更
感慨深いものでした。

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最初は無造作に置かれているのかと思った織機は、3、4人で適度な空間を保ち、
ちょっとした空間に乳飲み子が寝息をたて、ゆっくりとした打楽器のリズムが
仕事の余韻として流れていました。そして、寒いわけではない風が
心地よく吹きぬけていました。夏はもちろんクーラー要らずだとか。

こんな豪華なホテルが西表にあったのか・・・

2006-03-02 00:58:47 | 

話は聞いていましたが、手付かずの自然が残る西表に、アジアの高級リゾート
を連想させる豪華なホテルがありました。噂だけで判断するのは、我がポリシー
にもとると思い、たまにはリッチに・・・と家族をそそのかし、昼食だけでも
いただきに寄りました。多分、以前の私ならここの支配人さんにお会いして
今後の利用に関して商談していたかもしれません。都心でバリバリ働いて、
南の島で快適なリゾートライフをお洒落に過ごし、リフレッシュしてまた
戦場へ。でも、リボーンを創業して、今のライフスタイルにはまってきてから
もう6年。豊かさって何かな・・・さっぱりした生き方、暮らし方、共生、持続可能
とは・・・なんて、小難しく言うのではないんですが、どうもこのホテルを
使わせてもらうわけにはいかないかな・・・と感じました。今のままでは。



家族はレストランから海を見ていました。



砂浜に出てみるとこんな状態でした。



少し離れると、こんな景色が続いていました。これが本当の姿なのかな?
何故?ホテルの前の砂浜だけがえぐられて、樹木が朽ちていたのでしょうか?
命を蘇らせるため場所で、その代り、他の命が朽ちていくのは悲しいものです。
私だけがリフレッシュできないなーと思ってしまいました。