龍村監督が撮った名作「地球交響曲第5章」の舞台の一つが西表島でした。
この仕事をしているのに行きたくても行く機会がなかったこの島に、
仕事を休んで家族旅行でようやく来ることができました。
そして会いたかったのが石垣昭子さん。世界的な染色家は、仕事の手を
休めて私たちを映画で見たヒルギ(マングローブ)の干潟に案内して
くださいました。ご主人の石垣金星さんとは以前から面識があり、
マレーシアでカリスマ的なエコツアー会社社長アンソニーウォン氏と
京都の渋い夜を飲み明かした(私はほとんど寝ていましたが・・・)こともあり、
八重山に来る前夜、西新宿で「石垣金星ライブ西表を語る夜」でも
今回の訪問をおねがいしていたいきさつがありました。
自分ながらも、ほんとうにしつこい男だとあきれます。すみません。
そういえば光栄にも同じビルに仕事場がある龍村ご夫妻とも我々夫婦で
茶飲み話の中で西表の素晴らしさ、人のすごさを聞いていたので尚更
感慨深いものでした。
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最初は無造作に置かれているのかと思った織機は、3、4人で適度な空間を保ち、
ちょっとした空間に乳飲み子が寝息をたて、ゆっくりとした打楽器のリズムが
仕事の余韻として流れていました。そして、寒いわけではない風が
心地よく吹きぬけていました。夏はもちろんクーラー要らずだとか。