自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

ハラペコやぎとミレニアムシティ

2005-01-30 10:49:07 | 環境
昨日、エコギャラリー新宿の都市と農村交流エコツアーとして
千葉県栗源町に行ってきました。
エコハウス見学と完全無農薬有機農業体験ツアー。
参加者は老若男女、価値観まちまち。


栗源ミレニアムシティは未来の街づくり、家づくりは
こうありたい・・と建築家有志が中心となりはじめた
NPO。大人の遊び場?隠れ家?に見えたのは私だけではなかったが、
思い切って楽しんでいてついつい仲間に入ってしまった。
その周りの畑10haは佐藤さんが代表するくりもと地球村。
あの巨大な全国組織とは全く異なるが、ラガーマンの佐藤さんの
もとに、もとボクシング日本チャンピョンやネパールからの
国費留学生などなど面白いメンバーが働いていた。
人参、大根、さつまいも、ほうれん草からイタメシに欠かせない
ルッコラ、アジアンエスニックのコリアンダーなど、様々な野菜が
自由に栽培されていた。
歩きながらそのままつまみ食いしたが、ハラペコやぎは次々に
我々が提供する野菜をむさぼっていた。
食欲旺盛な生き物が集うミレニアムシティ。
井戸水をソーラーで温めたお湯で流す、流し温麺大会(昼食)は
当然、人間の尊厳をかけて、やぎなどには負けないくらい、
箸のバトルが繰り返された。
楽しく美味しいお昼だった。

阿蘇の番犬

2005-01-23 00:05:20 | 仲間

屋久島がすっぽり入る阿蘇の外輪山(周囲100キロ以上)の
中に、日本とは思えない広大な草原があった。
梅木さんの牧場は初心者でも安心して草原をホースバックトレッキング
できる。いいスタッフはもちろん、いい馬がいる。
そしてこの勇敢な番犬が・・・・・・・・・・・。
私の魅力にまいってしまったこの「番犬」はすぐに無防備になった。
のんびりとした冬の陽射しがこんな姿にしたのかもしれない。
ああ!チョー気持ちいいー

アオウミガメは元気かな?小笠原君!

2005-01-19 17:24:47 | 

拝啓 小笠原君 元気ですか。
ウミガメの保護と研究のための同施設での仕事を始めて、そろそろ1年になる頃でしょう。
小笠原は日本最大のアオウミガメの産卵地でしたね。
ウミガメの上陸時期には早いのですが、
3月にはWWF会員の皆さんとホエールウォッチングを目的に行きます。
海洋センターにもウミガメと、ついでに君の様子を見に立ち寄りたいと思っています。
今回は絶滅危惧種のアカガシラカラスバトや固有植物の生態系の保護の
ために移入植物アカギの除去作業も体験を兼てやってみることになっています。
除去したアカギのチップでサーモンピンク染色布を作ってみるのも
循環型社会体験かな?
(注:私的文書を書いてしまいましたが小笠原君は本名です。初めて小笠原に
   行って島暮らしを体験しています)

テングザルは何を見た?

2005-01-16 09:44:48 | ボルネオ

昨年はこの写真を撮ったマエノちゃんともボルネオ島サラワクを旅した。
普段は古代蓮を撮り続けている彼にとっては初めてのジャングル撮影
だったが、さすがに面白いショットだ。(縦長になっちゃったが)
熱を出して撮影した彼を心配している表情なのか?
写真愛好家9人でのボルネオエコツアーの写真集が
今春完成する。私のこれからのせめてもの役目はスポンサー探しかも。
さもなくば何十冊か買わなければならないかなー。
私の不安顔を見ているのかなこの目は。
髭いのしし、ヒカゲザル、ロングテール、オランウータンなどなど
たくさんの熱帯雨林の生き物たちが思い出される。
素人だが旅人の写真は懐かしく、楽しい。

パーマカルチャー食料製造機の黒豚

2005-01-14 00:21:03 | ニュージーランド

ジョーさんと毛並みのいい黒豚はなかなか雰囲気のいい
カップル・・・いや失礼!労使関係・・・だった。
残飯処理をしながら最後は自分が食料になる。
ベジタリアン兼動物愛護者の中には、残酷だと怒る人がいるかも。
ジョーさんはいつかはありがたくいただくそうだ。
感謝の気持ちを込めて。


リハビリ中のマレー熊

2005-01-12 13:36:03 | ボルネオ

オランウータンの森を再生しようと、多くの人々が植林活動をしていた。
その地域の一角に絶滅危惧固有種のマレー熊が約30頭、リハビリ生活を
送っていた。普通ならばジャングルの奥深く、人目につかない場所で
静かな生活を謳歌していたはずだが、密漁等で親を殺された哀れな子ども達。
熊といっても猿を少し大きくしたぐらいの小さな体、これはオトナもそのようだ。
しかし近づいて観察すると、真っ赤なマニュキアをぬった綺麗なお姉さんの
爪よりはるかに長い、3CMはあるだろうか?鋭い爪と牙には緊張した。
野生をナメタラあかん!

トリ年

2005-01-11 00:25:06 | 富士山


年頭にあたって、昨年出会った生き物たちを思い出してみよう。
今年もいろんな出会いがあることを祈って!

放し飼いの地鶏はメチャクチャ元気だった。
卵は真黄色で美味しかった。
でもチキンカレーにして食べたら少し硬かった。
ブロイラーの柔らかい肉に慣れきった自分が少し情なくなった昨年の晩秋。
大学生と不登校児童の体験プログラムにて。