自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

第2班ライフカフェはホテル避難所で開催

2011-05-11 09:14:08 | 生き方




先週の志津川高校とはまったく違った雰囲気でのカフェオープン。
悲惨な風景とのギャップにみんな面食らっていた。
カフェの看板は誰が作ってくれたのかな?



今回はコーヒーアーティスト井上名人から直伝、
直仕入れの東チモール産コーヒー
を持参。2日前に煎り、直前に挽いた豆でいれたよ・・・
皆さん お世辞でも ウマイ!といってくれた。
味の秘訣に興味津々。


各ボランティアが持参した手作りクッキーや
厳選のお土産スウィーツを
提供。説明にも熱が入った。

ホテルの立派な椅子テーブルは動かして
持参したアウトドア用のライフカフェセットでお茶会。
選んでもらったスウィーツと飲み物は
コミュニケーションのホットラインになったようだ。



前回 子供たちに人気があったバルーンアートは
バージョンアップして再登場。
最もにぎやかな一角となった。

地元のマッサージのボランティアも合流。
東鳴子温泉から持参した足湯でマッサージ。
さすがに年配者に人気だった。

大人も子供も大きな傷を負われているのを感じたが
ココロとカラダが少しでも癒されれば・・・

先週のカフェ会場にも差し入れを持って立ち寄り、
子供たちが作った段ボールでの椅子もちゃんとおいてあり、
ひと安心。でもちょっと場所をとるかな。
こいのぼりもうまくできたね。


ライフカフェ第2班行ってきました。まずは心構えから。

2011-05-09 22:56:21 | 生き方

湯治場の湯守としてしっかり役目を果たしている大沼さん。
リボーンの価値観と相通ずるところが多く、ボランティアに行くときの
ココロとカラダを落ち着かせて、自分が何ができるか
何が求められているかを考えるひとときを持つための大事なサポーターでもある。

地大豆の畑には洒落たオブジェがあった。
あぜ道には樹齢300年とも言われる大杉もあり、
三陸の皆さんの湯治場として馴染みの深い土地が東鳴子温泉だ。


大女将は気品があり、厳しいかんじだが、
話し振りにはホットさせてくれる愛嬌があり、
この後、みんなの表情がにこやかになった。

東鳴子温泉と南三陸町を結んだライフカフェ

2011-05-01 14:45:21 | 生き方

南三陸町志津川中学校から呆然と眺める人たちがいた。
自分もその一人、石巻とはまた違った悲惨な風景だった。




メディアから衝撃的な映像として焼き付けられた病院跡。
ガレキの中を走り、桜並木の登りきると志津川高校の体育館が
見えてきた。コーディネーターの吉川さんとの待ち合わせ場所に
大沼旅館のマイクロバスと我が天ぷらバスはようやく到着。



これまでやってきた泥かき作業ボランティアチームとは別に、
被災者の皆さんの「息抜きのひとときを提供できないか・・」と
24名のメンバーでやってきた。20代から50代の東京周辺の普通の
社会人男女。でも 泥かきチームよりはるかに女性が多い。
前夜、大渋滞の東北道を11時間東鳴子温泉に着き、
5時前にに起きてライフカフェの準備をした。
野菜の入っていた絵柄の可愛い段ボール箱でチェアづくりも。



避難所の裏の運動場との間の隙間が
ライフカフェの場所となった。



オーガニックコーヒーやハーブティー、サバティー、
ヤマキ醸造から提供いただいたおからクッキーに
加えて参加者手作りのスウィーツがたくさん並んだ。
皆さんにはお好きなものを選んで 赤いテーブルクロスを
かけたちょっとガーデンカフェ風に誕生したライフカフェで
お好みのドリンクを楽しんでいただいた。
ボランティアチームメンバーがオーダーを取り、
席が空いていれば隣でお話もした。
いい天気だったし、皆さんの表情も少しずつ明るくなった・・・
ような気がした。バルーンアートに挑戦した子供たちの
破裂音がちょっとした爆竹のようで、いやな音のはずが
なぜか活気を表すような気もした。

昨日は月に一度の「福興市」開催ということで多くの方々が
会場のある志津川中学校に行ってしまっているらしい。
急遽、別チームを編成してそこへ出張。
佐藤町長はじめ多くの町民や石巻の市民も来ていて まさに
復興のための元気をつけるイベントだった。
ここでも多くの人々から声をかけられ メンバーは大忙し。







「サプライズゲストです!」とMCが紹介したら
お笑いのサンドイッチマン登場。そういえば 彼らは出身者だったかな。
ライフカフェ本店に戻ろうとしたら またまたゲストらしい
まだ内緒・・・といいながら 大勢がステージに集まってきた
エグザイルの4人らしい。子供たちも含めて目をきらきらさせて走っていった。
それぞれの立場で できること・・・ 我々は 後片付けをして
戻った。



「また来週来る?」と声をかけられて
我々の天ぷらバスを手を振って見送ってくれた皆さんの顔と
細い腕が目に浮かぶ。
避難所から出かけられない人たちもいる。
そんな人たち(少数でも)のためにもライフカフェは出かけて行く
意味がある。
天ぷらバスボランティアライフカフェチーム
みんな いい仕事をしたと思う。
今週も行きます!