春の補欠選挙で仲間が増えたため二年ぶりに採決時の過半数を得た与党でしたが、本会議の朝に悲しい報せが入ってきました。
葛飾区選出の樺山卓司都議が急逝されたとのことです。採決は可否同数になることが予想されるため、議運で起立採決ではなく、記名投票で行うことが決められました。結果は、可否同数になったため民主党籍を持つ和田宗春議長の意思で有効性も必要性も疑問視された条例案や、開店休業で廃止することでやむを得ないことになっていた二つの特別委員会が継続されることになりました。
特別委員会は議題が他の常任委員会の所管事項と重なっていたため、最早置いておいても議論をするために開かれる目処も無く、委員長や副委員長手当だけ支給され続けるので廃止するはずだったのですが、議長採決で存続が決まりました。
さて、ご逝去された樺山卓司都議は正義感と人徳で与野党、民族を超えて親しまれた方でした。アジア諸国との親善事業や文化芸能等活動の幅は抜きん出ていました。もっと、いろいろなことを教わっておければよかったと、改めて思わされます。
今回の定例議会の議論の中心は震災対応の補正予算、副知事人事でした。任期切れの猪瀬直樹副知事の再任か、新人材の登用かと取り沙汰されましたが順当に続投が決まりました。
補正予算では、文教委員会所管分は教育庁・生活文化局・スポーツ振興局の三局分でした。
私からは、それぞれに質問と意見を述べました。
午前中に四谷消防団のポンプ操法大会が行われ、来賓として出席させていただきました。先週は選手としての出場でしたので、緊張の度合いはかなり低かったです。初めて都議会議員を代表してご挨拶をさせていただきました。
「大震災では249人の消防団員が死亡、もしくは行方不明となりました。地理的な環境は違いますが、まさに命懸けのボランティアです。ポンプ操法もさることながら、救命救急の動作に様々な配慮がなされていて感銘を受けました・・・」
午後からは、牛込消防団第四分団の地域懇談会が開かれました。地域の防災無線を準備する方法がないかとのことが話題になりました。その他、AEDの使用後のフォロー等も話題に上りました。