新宿区の予算・決算の中で款・項・目と分別されているものを項ごとに質疑をしていきます。款とはおおむね部単位、項とは大体課単位の支出項目で、目や節はさらに細分化した分類になります。(あくまでも大雑把な分類で実際には複数の部や課をまたがることも多いです)
今日は前半(中日なので前半ではないが・・・)のヤマ場である第2款総務費・第3款地域文化費で総務費は昨日から引き続きの質疑となりました。主な論点は、防災、選挙(投票率向上)、地域振興(地域文化・多文化共生・地区協議会・住居表示)、区民施設費・・・ようやく地域文化費は終わり、明日以降の3日間で第12款までの質疑と国民健康保険・老人健康保険・介護保険の3特別会計の審査をします。
麻生太郎新総裁が衆参両院の投票で内閣総理大臣に指名されました。これまで幾度と挑戦をし、4度目での総理総裁就任となりました。とはいえ、かつてない政府与党である自民党に対する国民の不信が高まっている中で、総理就任をおめでたいとはいえません。どうか、混乱状態の政治情勢の中でリーダーシップを発揮し、国政の遅滞を何とかしていただきたいと願うばかりです。
ところで、私は決算委員なので生中継で首班指名選挙を見たり、組閣情報を聞いたりすることは出来ませんでしたが、会議終了後、新内閣の顔ぶれを知ることになりました。手堅いメンバーがそろったのかなというのが第一印象です。出来れば、補正予算だけでも通してから解散して欲しいものだと思います。年末に向けて、支払いなどで一時的にでも困窮する中小企業のためにも緊急の商工融資制度の財源を確定してもらいたいと思います。
日ごろの疲労が蓄積しているためか、正直に申しますと睡魔との闘いをしながら聞きました。印象に残っていることを書き出すと
・「五つの心」人間は「」、「慈」、「」、「敬」、「」の心を持つことが大切である。
・人間は、人のために自らの命を落とすこともいとわない生きものである。
・政治は法律を作る。法律というものは網の目のようなものであって、悪人はその目をくぐり抜ける、宗教者はくぐり抜けようという心を持たないように導くことが役目であると昔の偉い政治家に言われたことがある。
箇条書きで書くとこのようなことでした。講演が終わった後には著書の販売と署名が行われましたが、百数十人もの人々に全員違う言葉を書き添えてくださいました。ちなみに、私のときは、かなりお疲れの様子でしたが、何度も私の姿と名札を見て「健体康心」と書いてくださいました。やはり、健康とは切っても切り離せない名前のようです。
10日に始まった総裁選挙も、前半戦のうちに結果が見え始めたことや、リーマンブラザーズ破綻のニュースなどで消化試合の雰囲気が漂っていましたが、今回は地元から総裁候補を出しているということもあって新宿総支部だけは燃えていました。
衆議院の東京一区には千代田区、港区、新宿区がありますが、新宿は最終日の大宮担当、千代田、港は横浜担当と分担して応援団として駆けつけることになりました。この日は、防災訓練や神社の祭礼などで熱心な後援会の人でもなかなか大宮まではいけないようでしたが、数十人の新宿区民が応援に駆けつけてくれました。
しかも、「よさの」ミニプラカードを持っている姿を見た埼玉県の市議会議員さんたち数人が「与謝野さんの話していることが一番正しい。」と一緒にプラカードを振ってくれていました。街頭演説会終了後、配ったプラカードを回収していると通行人の女性が「がんばってください。与謝野先生がおっしゃっていること本当にもっともだと思います。私は与謝野さんを応援します」と声をかけてくださいました。
すでに勝敗の決した総裁選でしたが、きちんとしたことを、きちんと訴え続けることも意味があるんだなと感じました。一般受けしなくても、政治家がきちんとした裏づけのある政策を訴えることは、やらなくてはいけないことだと改めて考えさせられました。(写真は大宮駅前)
今回は2年ぶりの特別委員会入りで、総括質疑も2年ぶりでした。総裁選対応で時間が足りないということもありますが、本業は区議会議員ですので睡眠時間を減らしてでも質問を書きます。今回は、3人の同僚委員で分担して質疑をしますので、最初に話す人間として財政全般に関わる大枠の質疑をしました。その分、やや抽象的な議論となりましたが、財政についてのちょっとした考え方や、助成金制度の手続きについての考え方の一端を話させていただきました。