エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

週刊エコノミストに引き続き、週刊東洋経済に新著『スマートグリッド「プランB」』に対する書評が掲載

2012-06-21 01:03:18 | Weblog
週刊エコノミスト2012年6月12日号に続き、週刊東洋経済6月23日号に私の新著『スマートグリッド「プランB」~電力大改革へのメッセージ』に対する書評が写真入りで掲載されました。要旨は、以下の通りです。

「東日本大震災・福島第一原発事故を契機に、日本は電力大改革時代を迎えた。それも過去の延長線上では済まない抜本策が必要とされている。」
「著者は、今こそ次世代電力網であるスマートグリッドを日本全体に構築せよ、と提言する。それによって、エネルギー関連産業はもとより、情報通信、自動車、家電などで数十兆円規模の市場創造になるという。」
「スマートグリッドを「エネルギーのインターネット」として活用することによって、需要とイノベーションの好循環を促し、経済全体にも活を入れようとする。」
「電力システム改革については、今夏に政府調査会の報告書がまとめられ、来年の通常国会に電気事業法などの改正案が提出される予定だ。その議論に一石と投じる提言の書と言えよう。」

 上記に関しては、本年7月に新しい成長戦略である日本再生戦略、8月にエネルギー構造改革のプランがまとまります。上記の「需要とイノベーションの好循環」の構築のためには、従来の「技術に加え、「制度」と「市場」が必要です。このうち「市場」の創造が最も難しく、英知が必要なところです。
かねてご連絡しておりますように、スマートプロジェクト(」http://www.smartproject.jp/)としては、参加世帯数の高まり、社会的な関心の増大など「国民運動」としての盛り上がりを見せている「家庭の節電行動2012」(http://www.smartproject.jp/wp-content/uploads/pdf/120523_savepower_details.pdf)や「足利市民総発電所」(http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/souhatsuden.html)の支援準備などを進め、「市場創造」のパイオニアとなる覚悟です。