橋本治とナンシー関のいない世界で

「上野駅から夜汽車に乗って」改題
とうとう橋本治までなくなってしまった。
平成終わりの年にさらに改題してリスタート。

脱力案件の効用 炎天下の江ノ島を歩く

2010-07-25 20:41:53 | 日々のつぶやき
ひー、暑いわあ~。今日も、「暑い」というより「熱い」と書きたくなるような一日でした。
3日も記事を更新してなかった(つぶやき自動更新はしてますが)このgooブログの編集ページを開いたら、今日のgooブログトピックスのところに「あなたの好きなカレーについて語ってください!」とビックリマーク!までつけて書いてあって、ちょい脱力。「はい、ボンカレーです。」と一人つぶやきました。

でも、今日はなんだか、こんな脱力案件に逆に人間のパワーの源を感じる一日でもあったような気がします。

今日は朝から鎌倉山へ行って人んちのお庭(畑かな)を見せてもらい、その後、江ノ島で上半身裸の人の集団と、暴走バイクのパラパラいうクラクションの音の洪水に溺れるという、東京都心に住む人間にとっては非日常を体験してきました。
外国人観光客に、ギャルが「クソ暑い=very 暑い」とか教えてあげたりしていて、微笑ましくもあり、無意味に生きるエネルギーを感じました。

土産物屋に売られている木刀とか、炎天下でしらす丼食べるために行列する人とか、このクソ暑い中、なんでこんなことしてるんだろという意味のなさが、もしかしたら人間のパワーなのではないかなどと思ったりもしました。
だって、意味なんて考えてたら、この暑さとのダブルパンチでへこたれてしまうではありませんか。

海のくせにアスファルトの照り返しが暑い、汗でベタベタだ、420円のかき氷の木目(粒)が荒すぎる!とか、いくらでも不快指数が急上昇する要素はあるのですが、冷房の効いたオフィスで、脳みそだけ回転させてイライラ仕事してるのに比べたら、不快指数の中に含まれる、化学物質の量が少ないというか、毒素が少ない気がしますね。
単に塩分多くて味濃すぎてうざいから、水で薄めてくんないっていう感じの不快とでもいうのでしょうか。

歩き疲れて帰宅して、そのベタベタな身体をシャワーで流し、畳にごろんと寝転がったら、久しぶりによく眠れそうな感じです。やらなきゃいけないことも、あせりもみんな忘れて今日は寝るかあといった心地よい疲れです。

脳みそが溶けそうなくらい暑い中、あのヤンキー集団うるせえとか、またギャルがアホな事言っとるなあとか言いながら、特に目的もなくぶらぶらする。その上猛暑。それにどんな意味があるんだと思いますが、人間、意味のある事、かっこいいことばっかりやっていたら、弱っちろくなってしまうんじゃないかと思います。

もちろん、意味のある事役に立つ事あってこその、意味の無いことダメなものなんですけど、ダメなものもないと、世の中多分ダメになっちまう。そう感じた、真夏の江ノ島なのでした。

最後に鎌倉山から下山する時に見つけた、無駄にギザギザの多い葉っぱの写真を載っけます。


なんだか意味なくギザギザが深い気が・・。
でも、この葉っぱ見てると、妙に元気出る気がしませんか?

さあ焼きそば作ろ。サイダー飲もう。録画した朝生で東浩紀の退席シーン見よ。