橋本治とナンシー関のいない世界で

「上野駅から夜汽車に乗って」改題
とうとう橋本治までなくなってしまった。
平成終わりの年にさらに改題してリスタート。

12月30日(火)のつぶやき

2014-12-31 04:59:07 | ツイッターつぶやき

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岡村靖幸公式グッズ、ナンシー関彫りのトートバッグをポチってしまった。ナンシー関が岡村靖幸の本質に気づいて夢中になっていた頃、私は気づいてなかったんだよな…。有吉の不敵にも気づいてなかった。ec-front.jp/okamura-shop/w…



昔の名前は「ナンシー関のいない世界で」

2014-12-30 02:39:22 | Weblog

テレビ業界というのはオトナな世界だから、同業者を表立って批判する人はあまり見かけない気がする。批判すること=無視、関わらない、だろう。一つ前の投稿で、百田批判とかしながら、結局、いつまでたっても自分はテレビ業界に向いてないなあ…と思ったりしている。

そんでもずるずると(細々とが正しいか)テレビの仕事をしているのは、他の事が長続きしないのと、自分がテレビや書物からもらった発見や感動やモチベーションを世の中の人にも感じてもらいたいという思いもある。しかし、それも利己的といえば利己的…。マツコが「やりたいを仕事にするとか言ってる女性誌、クソだよ」と言ってたらしいが、結局やりたい仕事って利己的なのだ。人のためも自分のため。自分が影響を受けた人や興味のある人に会いたいとかいうのももちろん利己的。

このブログの以前のタイトルは「ナンシー関のいない世界で」だった。ナンシーは正しく批判するために、テレビに出る人とは極力会わなかった。メディアから感じるものを正しく判断し、正しく伝えるためには、嫌いなものはもちろん、好きなものこそ身近にしてはだめなのだ。

先日、パルコミュージアムで行われたナンシー関の消しゴム版画展に行った。抜粋され、展示された傑作コラムを読みながら、その慧眼が失われた穴はテレビにとって、いや日本にとって、あまりにも大き過ぎるとあらためて愕然とした。

私にナンシー関のような文章は書けない。その文章を凄いと思う力しか無いが、やはりここが私のテレビとの距離感の基準なのだと思う。そして、そんな私がテレビ業界の中で働いていていいのか…という疑問は今も自分の中でくすぶっている。

2015年の手帳の中表紙にナンシー関の消しゴム版画を押してみた。

テレビとは何なのだろう。今、”EXテレビ”があるとしたら、それはどういうものなのだろう。

 


百田尚樹と上岡龍太郎

2014-12-30 01:39:44 | Weblog

百田尚樹「永遠の0」パクリ疑惑がネット上を賑わせている。この人があのテレビ番組「探偵ナイトスクープ」のチーフ構成作家だというのは、テレビやってるものにとって嫌な現実だ。あの番組は面白いのに(最近は見てないけど)なぜにあの百田氏が作っているのだ…。

探偵ナイトスクープ初代司会の上岡龍太郎氏が現役時代、90年代の実験的番組「EXテレビ」で、日本の非武装中立、丸腰論を唱えていたのをちょっと前にYOUTUBEで見た。その上岡龍太郎はテレビの現場を離れて久しい…。今こそ上岡龍太郎と仕事がしたいが、そんなことが今のテレビで可能とは思えない時代状況になって来た。まさにEXテレビな場所を探さねばならない。

 


「アフロで火鉢カフェ」妄想中。

2014-12-17 02:23:50 | Weblog

年開けたら久々に火鉢カフェやりたいなあ。

「アフロで餅を焼く」(自由律)
アフロで火鉢カフェを妄想中。


レキシ来てくんないかな~ ♪縄文土器、弥生土器どっちが好き?
私は火焔土器が好きです。火鉢も七輪も土器です。木もあるけどね。
ご存じない方へ~レキシって日本史の事だけ歌ってるミュージシャンです。

私のFacebookページ「火鉢クラブ」に久々に投稿。https://www.facebook.com/pages/火鉢クラブ/120985921331400


総選挙雑感~やっぱ政界再編しかないよなあ

2014-12-15 03:16:25 | Weblog

与党348議席と事前予測は言ってたから、それよりはマシな結果となったわけである。とはいえ、与党圧勝。そして、予想どおり共産党の躍進。右と左の極が数を増やしている。これは、脱原発、反改憲、反集団的自衛権、反秘密保護法、反TPPと考える人々が共産党に流れたと見るべきだろう。もはや社民党はこうした人々の受け皿にはなりえないと判断され、その他の野党で、これら全てにあてはまる党がないからである。民主党支持が減っているのは、結局、官僚に籠絡されて、自民党と変わらない政策に堕してしまったことが大きい。自民党と政策的に変わらないのなら、誰も野党に票など入れはしない。

この選挙が語っているのは、早く政界再編をしろということである。
自民党の中にも脱原発、反改憲を思いながら、現政権に冷や飯を食わされている議員が多数いる。反対に、民主党の中には原発再稼働容認、改憲勢力が多数いる。上記に上げた争点全てで共闘出来るというのは難しいが、脱原発で共闘出来る人は多いはずだ。

民主党の中の改憲勢力、原発再稼働容認派が離党して現政権的な勢力とくっついたとしても、反対に、自民の河野太郎や野田聖子のような人は外へ出て、民主のリベラル勢力とくっつけば、対抗勢力となり得る。顔が売れていて、実力もあるのに、安倍政権の下で冷や飯を食っている人たちは外へ出る事で、浮上する事ができるのではないか。その時、公明党がどっちにつくか…。脱原発に前向きな小泉進次郎も鍵を握るだろう。断然、脱原発勢力の方がスター揃いな気がするんだけど…。みんなそろそろ本当に信じている事を表に出して行動すべきときなのだ。そこをはっきりしないから、組織票がものを言う。

脱原発勢力のトップは細野豪志あたりでいいと思う。今回の選挙後の発言を聞いていて感じたのは、ちょっとイケメンびいきのようだが、細野豪志と小泉進次郎はやはり次世代のリーダーになりうるということで、この2人を担いで、そこに実力があるのに冷や飯を食っている政治家を結集する事で、今の子供だましな政権の稚拙さを浮き彫りにする事ができるのではないだろうか。

小泉進次郎は目が笑ってないのが恐いから、ちょっとまだ警戒したいけど、池上さんの挑発にも冷静に受け答えする姿は、メディアに対してぶち切れる安倍さんや現政権の腹の据わらない大臣たちにの幼稚さに比べたら、あの若さで大したものである。

初の原発再稼働を強行しようとしたときが最初のチャンス。自民党から脱原発派が離党して、野党と一緒に内閣不信任。集団的自衛権、改憲がらみの動きがあったらまた再編のチャンス。

まあ、私のごとき者がいわずとも、みなさんそんなこととっくにお分かりだろうが、最後は勇気なのだと思う。もちろん有権者の側の勇気も必要だ。


種を蒔く人・菅原文太の野菜

2014-12-02 13:22:09 | Weblog

菅原文太さんが亡くなりました。
以下の写真は文太サンの農園の野菜です。

過去、何かの折に(忘れちゃったのですが)テレビの出演交渉した際、事務所に所属せず、ご自宅にFAX連絡だったことを覚えています。そのとき、出演はかなわなかったのだけれど、近年では近くのデパ地下の野菜売り場で文太サンの作る野菜にお目にかかり、その美味しさに大ファンになっていたところでした。山梨の富士山が見える場所にある「竜土自然農園おひさまの里」という農場。ラベルに印刷された「代表・菅原文太」の文字にしびれます。

野菜を作っているという話は耳にしていましたが、実際にこうして大手の店にも流通しているとは…。以来、その店に行くたび、文太の野菜を探しては買っていました。それまで値段の高い有機栽培の野菜にはあまり手を出していなかったのですが、文太の野菜を特売で買って、その美味しさを知って以来、定価でも買うようになりました。蕪が出ていることが多かったですが、下の写真にあるスイスチャードのようなハイカラな野菜もありました。どれも味がしっかりして美味しかった。しかし、今年、その某デパート地下食のリニューアルに伴い、文太サンの野菜が姿を消してしまった…。直販ではなく、一度築地の市場に出たものを仕入れているので、あまり数が出ないと手に入らないから、いつもあるわけではないんです…と店員さんは言われていましたが…。

文太さんは野菜の種の話にも詳しく、子孫を残せないf1種に警鐘を鳴らしていました。私もかつてやっていた番組で在来野菜について取り上げ、f1種の種についても言及しましたが、まだまだ広くは知られていません。

今、私の家には都会から移住して自然農法を始めた若い人の作る無農薬無肥料の野菜が毎週送られて来ています。文太サンの奥様が、夫は「種を蒔いていった」とおっしゃっていましたが、私もそういう意味で種を蒔かれた一人です。

「食を変えることは世の中を変えることに繋がる」
こう信じてまずは自分の食から変えていこうと思っています。
まずは身体にいい食べ物とは何か、そしてそれが流通するための農業の構造とはどういうものか、そういうことに真剣に取り組んで行けば、自給率の問題や、食の安全の問題だけでなく、膨大な医療費削減や派遣労働の問題なども解決の糸口を見いだせるのではないか…。
人間は生きるために食べる。食べることはある意味生きるすべてでもある。そこに思い至るとき、社会は少しずつ住みやすい場所になっていくのではないか。そう思います。

文太サンの農場には一度、伺ってみたいと思っていました。あわよくば取材出来ればと。農場で文太サンに会うことはもうかなわないけれど、彼が残した農場の野菜はまだ食べられる。私もf1種にならず、文太サンがやろうとしていたことを受け継ぐ、在来種でありたいと思います。

ほんとうに文太の野菜、美味しかったんですよ~!
今、どこで買えるんだろう。