2008.10.04(土)
私にとってロンドンと言えば真っ先に思い出す歌がある。
そう、コマーシャルで流れていた「愉快なロンドン♪楽しいロンドン♪ロンドン♪ロンドン♪」というフレーズである。
何のコマーシャルだったかは忘れた(多分ハワイアンセンターかなんかだと思うが)が、10代にはメジャーな歌だ。20代を通り越してしまった老人達には分からないかもしれないが・・・
このプロフェッショナルも幼少のみぎりにこの歌をテレビで聞き、ロンドンは愉快で楽しい所だと頭の中に刷り込まれていたのである。
ちなみに今回のサードミッションでの北ヨーロッパの空中戦による首都狙撃、他は2泊という予定を組んでいたがロンドンでは5泊という長い期間を選択したのもこの歌の影響が大きかったと言えよう。
ロンドンに到着して直ぐにオイスターカード1週間(ロンドンの交通機関が乗り放題になるカード、期間や距離などは色々選べる)とロンドンパス6日有効(ロンドンの観光名所の大半がタダになるカード、でも高い)を購入しロンドン観光に向け万全の体制を整える。
ロンドンは愉快か?楽しいか?
私は精力的に市内を動き回った・・・
ロンドンに来た最初の朝、真っ先に食べたのはイングリッシュブレックファースト
終日ブレックファーストを出す店もあるのは変。
シェークスピアの劇場を再現した劇場。ツアーで劇場見学したがここで実際に劇も行われている
そしてロンドンのシンボルとも言えるタワーブリッジとそこからの眺め
さらにタワーブリッジからみたロンドン塔、ここは世界遺産、そして中の宝物館に世界最大のダイア「アフリカの星」がある。
ロンドンで最も歴史あるシティー地区にあるセント・ポール大聖堂の夕景に、昼にドームに登って見た景色
タワーブリッジに巡洋艦ベルファーストの夜景。そしておなじみのロンドン橋、童謡に出るような橋なのでもっとレトロかと思ったらモダンでびっくりだった。
テムズ河のボートツアーも裏ロンドンと言うような運河クルーズも堪能した。
テムズ河クルーズのボート
しsぐてリージェンツパーク地区で乗った運河ツアー
故ダイアナ妃が住んでいたケンジントン宮殿。宮殿よりもその前の庭園でちょこちょこしているリスが可愛かった。
シーズンオフの為に中には入れなかったがライトアップが綺麗な国会議事堂にビックベン
世界最大の観覧車、BAロンドンアイにそこからの景色
観覧車からみた国会議事堂に世界遺産でもあるウエストミンスター寺院
あまりにも有名なバッキンガム宮殿、衛兵交代式は混むと聞いていたので見ずじまい。そしてウエリントンアーチ
ロンドンは巨大だ・・・
それに見所も多く人を飽きさせない・・・
「楽しいロンドン♪愉快なロンドン♪」
こう形容されるのも分かる様な気がしてきた・・・・
ロンドン観光の最終日、この日の目玉の一つは大英博物館だ。
入口、そして中に飾られていた金の像、ポーズはヨガなのか?意味不明である。
そしてこの顔もよくわからん。それにミイラ、エジプトの物はカイロにある考古学博物館にも比類する充実のコレクション。
この他にも様々な地域の様々な物がコレクションされ、陳列されている。
世界一とも形容されるこの博物館は「流石!」と言うべきだろう。タダなのも嬉しい。
が、植民地時代に世界各地から良く言えば発掘、悪く言えば盗んできたものを展示する「世界最大の盗人博物館」とも言えるだろう・・・
そしてもう一つの今日の目玉、その名は「ウインザー城」
この城は現在使われている居城の中では世界最大最古の物としても知られ、女王陛下の居城としても有名である。
私のロンドン狙撃を締め括るに相応しいターゲットだ・・・
これまでここを訪れなかったのは郊外にあり、他の見所を終えることが出来たなら行こうと考えていたからだが、大英博物館を見てまだ正午の今、満を持して訪れる時だろう。
私はウインザー城を訪れる為に郊外列車の出発するパディントン駅へと向かう。
到着したのは1時、私の持っているオイスターカードは1-4ゾーン、これをウインザー城へ行ける様に今日一日だけ期間を延ばしてもらうチケットを購入する。
列車の本数が意外になく、次の列車は1350分だ。だがウインザー城が開いているのは1700時まで、入場は1600時までなので十分に間に合う時間だ。
30分前ぐらいに列車に乗り込む。後は出発を待つばかりだ・・・
そして突然アナウンスが入り、乗客全てが降りていく。
『なっ何だ??』
列車のインフォメーションブースには黒山の人だかりが。
私もそこに行き情勢を確認するとなんと「人身事故により列車は一時休止、次の出発は未定」ということだ。
『うーん・・・』
旅行では何事でも起こりうるが・・・
それにしてもこんなタイミングでとはついていない・・・
イギリスに来て5日目、ロンドンパスを使い始めたのは2日目からと考えると今日はロンドンパスを使い始めて4日目、午前中に訪れた大英博物館はこのパスの関係ない無料の博物館だから・・・
ウインザー城で使うか?それとも今からまだ行ってない他の所に行かないと3日パスでなく6日パスを買ったのが無駄になってしまうぞ・・・
私はしばし考え、そして復旧を待つ事にした。
ロンドンパスにある見たい所のメインの大半は訪れていたし、最後に一つとなるとウインザー城は魅力的だ。
列車が動かなくなって1時間を過ぎ、時計が1500時を差した頃、放送が入り周囲の人間が慌しく動き出す。
ウインザー城へはここから約30-40分、まだ何とか間に合う時間だ・・・
一度電光掲示板を確認する。ホームは1番だ。
だが、ここで油断してはいけない。人身事故によるダイヤの乱れも考慮して安全策を取るべきだ。
私はインフォメーションに確認しに行く。慌しく動いている係りの女性に「何番だ?」と聞くと「13-14番ホームへ行け」ということだ。
電光掲示板と違うこの答えに私は少し逡巡したが・・・
ここは人を信じてみる事にした。
慌てて13、14番ホームへ向かうと列車は出たばかりだ。
『しまった・・・』
ホームにいた係りらしき女性に行き先を告げ聞いてみると返答が心もとない。「たぶんここからよ」というなんとも頼りない答えに事故だから仕方がないが「次はいつかはわからないと」いうことだ。
『うーん』
10分ぐらい待っても列車は来ない。電光掲示板の1番と言うのも気になる。
私はもう一度インフォメーションに戻って確認する事にした。
今度はさっき聞いたのとは別の女性に確認してみる。
「あらっ!それは一番からよ、たった今出たばかりよ!!」
『へっ?』
なっなんと・・・なんと言うことだ・・・
時間がない中こうなる事を恐れてわざわざ確認したのに・・・
時刻を見ると1520時・・・
これで今から出発してもぎりぎり入場禁止になってから到着というのは疑う余地もない・・・
行くだけ無駄足である・・・
『はぁぁぁぁ~・・・・』
私は天を仰ぎ、溜息を尽く・・・
ウインザー城を最初から目指さなかったら他にまだまだ見れたのに・・・
こんなタイミングで事故が起こり、挙句の果てにまだ間に合う筈の列車にディスインフォメーション(誤情報)によって乗り損わさせられるとは・・・・
諺にある。
「終わりよければ全てよし」
と・・・
だが私のロンドン観光の最後は・・・こんな形での幕切れとなってしまったのだ・・・
私はこう言わせて貰いたい・・・
ロンドンは・・・・
私にとって
『とても不愉快なロンドン』だった
と・・・
私にとってロンドンと言えば真っ先に思い出す歌がある。
そう、コマーシャルで流れていた「愉快なロンドン♪楽しいロンドン♪ロンドン♪ロンドン♪」というフレーズである。
何のコマーシャルだったかは忘れた(多分ハワイアンセンターかなんかだと思うが)が、10代にはメジャーな歌だ。20代を通り越してしまった老人達には分からないかもしれないが・・・
このプロフェッショナルも幼少のみぎりにこの歌をテレビで聞き、ロンドンは愉快で楽しい所だと頭の中に刷り込まれていたのである。
ちなみに今回のサードミッションでの北ヨーロッパの空中戦による首都狙撃、他は2泊という予定を組んでいたがロンドンでは5泊という長い期間を選択したのもこの歌の影響が大きかったと言えよう。
ロンドンに到着して直ぐにオイスターカード1週間(ロンドンの交通機関が乗り放題になるカード、期間や距離などは色々選べる)とロンドンパス6日有効(ロンドンの観光名所の大半がタダになるカード、でも高い)を購入しロンドン観光に向け万全の体制を整える。
ロンドンは愉快か?楽しいか?
私は精力的に市内を動き回った・・・
ロンドンに来た最初の朝、真っ先に食べたのはイングリッシュブレックファースト
終日ブレックファーストを出す店もあるのは変。
シェークスピアの劇場を再現した劇場。ツアーで劇場見学したがここで実際に劇も行われている
そしてロンドンのシンボルとも言えるタワーブリッジとそこからの眺め
さらにタワーブリッジからみたロンドン塔、ここは世界遺産、そして中の宝物館に世界最大のダイア「アフリカの星」がある。
ロンドンで最も歴史あるシティー地区にあるセント・ポール大聖堂の夕景に、昼にドームに登って見た景色
タワーブリッジに巡洋艦ベルファーストの夜景。そしておなじみのロンドン橋、童謡に出るような橋なのでもっとレトロかと思ったらモダンでびっくりだった。
テムズ河のボートツアーも裏ロンドンと言うような運河クルーズも堪能した。
テムズ河クルーズのボート
しsぐてリージェンツパーク地区で乗った運河ツアー
故ダイアナ妃が住んでいたケンジントン宮殿。宮殿よりもその前の庭園でちょこちょこしているリスが可愛かった。
シーズンオフの為に中には入れなかったがライトアップが綺麗な国会議事堂にビックベン
世界最大の観覧車、BAロンドンアイにそこからの景色
観覧車からみた国会議事堂に世界遺産でもあるウエストミンスター寺院
あまりにも有名なバッキンガム宮殿、衛兵交代式は混むと聞いていたので見ずじまい。そしてウエリントンアーチ
ロンドンは巨大だ・・・
それに見所も多く人を飽きさせない・・・
「楽しいロンドン♪愉快なロンドン♪」
こう形容されるのも分かる様な気がしてきた・・・・
ロンドン観光の最終日、この日の目玉の一つは大英博物館だ。
入口、そして中に飾られていた金の像、ポーズはヨガなのか?意味不明である。
そしてこの顔もよくわからん。それにミイラ、エジプトの物はカイロにある考古学博物館にも比類する充実のコレクション。
この他にも様々な地域の様々な物がコレクションされ、陳列されている。
世界一とも形容されるこの博物館は「流石!」と言うべきだろう。タダなのも嬉しい。
が、植民地時代に世界各地から良く言えば発掘、悪く言えば盗んできたものを展示する「世界最大の盗人博物館」とも言えるだろう・・・
そしてもう一つの今日の目玉、その名は「ウインザー城」
この城は現在使われている居城の中では世界最大最古の物としても知られ、女王陛下の居城としても有名である。
私のロンドン狙撃を締め括るに相応しいターゲットだ・・・
これまでここを訪れなかったのは郊外にあり、他の見所を終えることが出来たなら行こうと考えていたからだが、大英博物館を見てまだ正午の今、満を持して訪れる時だろう。
私はウインザー城を訪れる為に郊外列車の出発するパディントン駅へと向かう。
到着したのは1時、私の持っているオイスターカードは1-4ゾーン、これをウインザー城へ行ける様に今日一日だけ期間を延ばしてもらうチケットを購入する。
列車の本数が意外になく、次の列車は1350分だ。だがウインザー城が開いているのは1700時まで、入場は1600時までなので十分に間に合う時間だ。
30分前ぐらいに列車に乗り込む。後は出発を待つばかりだ・・・
そして突然アナウンスが入り、乗客全てが降りていく。
『なっ何だ??』
列車のインフォメーションブースには黒山の人だかりが。
私もそこに行き情勢を確認するとなんと「人身事故により列車は一時休止、次の出発は未定」ということだ。
『うーん・・・』
旅行では何事でも起こりうるが・・・
それにしてもこんなタイミングでとはついていない・・・
イギリスに来て5日目、ロンドンパスを使い始めたのは2日目からと考えると今日はロンドンパスを使い始めて4日目、午前中に訪れた大英博物館はこのパスの関係ない無料の博物館だから・・・
ウインザー城で使うか?それとも今からまだ行ってない他の所に行かないと3日パスでなく6日パスを買ったのが無駄になってしまうぞ・・・
私はしばし考え、そして復旧を待つ事にした。
ロンドンパスにある見たい所のメインの大半は訪れていたし、最後に一つとなるとウインザー城は魅力的だ。
列車が動かなくなって1時間を過ぎ、時計が1500時を差した頃、放送が入り周囲の人間が慌しく動き出す。
ウインザー城へはここから約30-40分、まだ何とか間に合う時間だ・・・
一度電光掲示板を確認する。ホームは1番だ。
だが、ここで油断してはいけない。人身事故によるダイヤの乱れも考慮して安全策を取るべきだ。
私はインフォメーションに確認しに行く。慌しく動いている係りの女性に「何番だ?」と聞くと「13-14番ホームへ行け」ということだ。
電光掲示板と違うこの答えに私は少し逡巡したが・・・
ここは人を信じてみる事にした。
慌てて13、14番ホームへ向かうと列車は出たばかりだ。
『しまった・・・』
ホームにいた係りらしき女性に行き先を告げ聞いてみると返答が心もとない。「たぶんここからよ」というなんとも頼りない答えに事故だから仕方がないが「次はいつかはわからないと」いうことだ。
『うーん』
10分ぐらい待っても列車は来ない。電光掲示板の1番と言うのも気になる。
私はもう一度インフォメーションに戻って確認する事にした。
今度はさっき聞いたのとは別の女性に確認してみる。
「あらっ!それは一番からよ、たった今出たばかりよ!!」
『へっ?』
なっなんと・・・なんと言うことだ・・・
時間がない中こうなる事を恐れてわざわざ確認したのに・・・
時刻を見ると1520時・・・
これで今から出発してもぎりぎり入場禁止になってから到着というのは疑う余地もない・・・
行くだけ無駄足である・・・
『はぁぁぁぁ~・・・・』
私は天を仰ぎ、溜息を尽く・・・
ウインザー城を最初から目指さなかったら他にまだまだ見れたのに・・・
こんなタイミングで事故が起こり、挙句の果てにまだ間に合う筈の列車にディスインフォメーション(誤情報)によって乗り損わさせられるとは・・・・
諺にある。
「終わりよければ全てよし」
と・・・
だが私のロンドン観光の最後は・・・こんな形での幕切れとなってしまったのだ・・・
私はこう言わせて貰いたい・・・
ロンドンは・・・・
私にとって
『とても不愉快なロンドン』だった
と・・・