謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

都市の情景(リブフ・ウクライナ)

2006-10-30 22:34:15 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.30

 
 ウクライナの地方都市の一つ、リブフに到着

 ここは首都ではないが「最もウクライナらしい」と言われる都市であり、また戦火をまぬがれた旧市街には異なる教義の教会が立ち並び世界遺産に登録されているほどの街である。




 今まで私は

 「わざと街の景観が分かるような写真を載せていない」

 が、それはあくまでも他の旅行者の「第一印象」を大事にしたいがためで、私ほどのプロフェッショナルになると、

 「万人にその街のイメージが分かるような写真」を「たった一枚」

 の中にエッセンスとして凝縮して載せることは十分可能なことなのである。

 普段はお茶を濁すようなくだらない記事を書き続けている私だが、都市観察者としての「優れた鑑識眼」をこの辺りで示すのも悪くはない考えだろう。


 ここ「世界遺産の街・リブフ」、そのエッセンスは次の一枚の写真の中に全て凝縮されている...














趣のあるウクライナの歴史的な街・リブフ...

うーむ!まったり...(コシチェ・スロヴァキア)

2006-10-28 03:03:18 | 2ndミッション ヨーロッパ
 現在はスロヴァキアのコシチェという地方の街に滞在している。

 首都のブラスティラバを1泊2日で切り上げて、観光名所の多い東部の街に移ってきた訳だ...

 ここではコシチェを中心に3つの世界遺産(スピシュ城・バルデヨフ〔中世の街並みが保存されている〕・ドミツァ〔スロバキアカルストの洞窟群の一つ〕)を訪れたほか、レボチャ(これも中性の街並)やプレショフ(スロバキア第3の都市)なども観光し、「旅行者としての本分を極めた」といってもいい生活を続けている...

 スロヴァキア...、人は押しなべて親切だし物価もウイーンから来れば破格に安く感じるしインフラも整っているので見たい場所にすぐ行ける...

 このままここでまったりとしていたい気もするが...




 「残念ながら予算に限りがある限り、プロとして先に進まなければならない!!」



 あーめんどくさー

芸術の街(ウイーン・オーストリア)

2006-10-22 16:58:03 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.22

 芸術の都ウイーン...

 街は想像以上に近代化され古都としての趣はあまり感じられないがそれでも芸術の都としてのしっとりとした落ち着きは感じさせられる...

 街の至る所にある彫像もセンスの高さを感じさせ、芸術の都にいいアクセントを添えている...

 そのうちの何体かをご紹介しよう...

写真はモーツアルト像、中々にご立派...



写真は金色に輝くヨハンシュトラウス像...、うーんグレート...




写真はミスターグレートドッグ?像...これは何...



 芸術の都ウイーン...すべてにおいてハイセンス...という訳でも無いらしい...

アイスコーヒー(ウイーン・オーストリア)

2006-10-21 16:55:37 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.21


 オーストリアの首都、ウイーンに到着

 ここではプロとしてやらねばいけない事がある。

 それは「ザッハトルテ」を食べることである。

 ウイーンといえば芸術だけでなくお菓子の街としても知られ、そもそもオペラを見てもこの私が理解できるとは到底思えないのでここは「オペラ観劇したと思ってその分のお金をお菓子に注ぎ込む」のがいい選択肢であろう。

 それにここに至るまで「食後にはスイーツ」をモットーとしてきた私だが物価の高さに負けて「昼食代わりのスニッカーズ」が精一杯のスイーツだったので折角ウイーンに来たからには少々高いお金を払ってでもケーキと洒落込むのは悪くない考えだ。

 早速夜小洒落たカフェに入り、ザッハトルテとトリフチョコ、そしてアイスコーヒーを注文する。多くの人はホットコーヒー好きだが私はアイスコーヒーが大好きで以前旅行したアフリカ地域ではアイスコーヒーがない国が多かったのでシェラトンやヒルトン等の高級ホテルに行ってそこでも無ければ特注させていたほどの男である。大好きなスイーツにアイスコーヒー…、ここは譲れない線だ。

 早速ケーキが到着

写真はザッハトルテにトリフチョコ...幸せ...


 ケーキもチョコも期待を裏切らない旨さだ...

 そして後は締めのアイスコーヒー...

 おっ!来た来た...




 「???」

 「???」


 アイスコーヒーなのにクリームが載っている...

 スプーンもあるぞ!あれ!下にはバニラアイスが入っている...



 うむぅ...

 私はブラックに砂糖を溶かして氷を入れたものがアイスコーヒーだと思っていたが...

 どうやらここでは違うらしい...


 しかし折角締めにしようとしたのにこれではさらに甘々でなんとも締まりようも無い...

 
 久しぶりの贅沢、内容は贅沢だったが不思議と満足感が無い...

世界で一番美しい町…(チェコ)

2006-10-20 22:51:42 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.20

 チェコにはチェスキークルムロフという街があり、

 「世界で最も美しい街の一つ」

 と評価され、世界遺産にも指定されている程だ。


 ここは見逃すわけにはいかない、プラハからウイーンへ向かう途上でここで1泊することにした。


 プラハから到着し、今夜はペンションとちょっとリッチなステイを決め込む。
 
 ペンションに荷物を置いて早速お城に向かう、塔に登り街の全景を眺め、そして旧市街の街並みを歩いてチェスキーを楽しむ...



 でもどうしても引っかかることがある。


 「世界で一番美しい街の一つ」


 と言われているが...


 私にとっては


 「何かビミョー」


 なのである...


 この辺りは人の好みそれぞれなので一概には言い切れないが...

 私の中で残ったのは何とも言えない”消化不良の感”であったことは否めない事実である...






城から眺めたチェスキークルムロフの街並み、決して悪くはないのだが...、私のツボにヒットせず...!!
 

プラハ...(チェコ)

2006-10-17 07:21:50 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.17

 チェコの首都プラハは多くの人々がその美しさを褒め称える街で、私が出会った数多くの旅行者が「素晴らしい」と絶賛していた。

 そうは言ってもそれは所詮は他人の評価だ。

 経験の浅い、アマチュアの旅行者の言葉を真に受け、過剰に期待するなどとは愚かな事だし、何よりも私は、皆もご存知の「マラボ(赤道ギニアの首都)」、や「モロニ(コモロの首都)」、さらに「ビサウ(ギニアビサウの首都)」や「ンジャメナ(チャドの首都)」等79カ国もの首都を見続けてきた男である。


 人から高い評価を受けているとは言え、ここチェコの首都プラハが、このプロフェッショナルのメガネにかなうとは到底思えない。



 そして到着...





 「うっ...」

 「うっ...」



 「美しい~...!!」



 チェコの首都プラハ...やるやるとは聞いていたけどまさかこれ程とは...



 どうやらこのプロフェッショナル、ここには「脱帽」のようである...



写真は狭い路地に取り付けられた歩行者用の信号!

うれしたのしいエンコー(クラコフ・ポーランド)

2006-10-16 07:21:01 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.16

 現在はアウシュビッツの基点として有名なクラコフというポーランドの南の街に滞在している。

 多くの旅人がただアウシュビッツを見るだけで通り過ぎてしまう街だが、私は出会った旅行者から別の貴重な情報を得ていた...


 「クラコフではエンコーが出来る...」


 と...


 外国でエンコー等とは以ての外かも知れないが、出身国でも女性運に恵まれず、旅先でももちろん恵まれないばかりか、道中を一緒にしようと誘う男性にすら殆ど断られ続けてきた私には何とも魅力的な提案であった。


 今回は珍しく道連れもいる、さわやかな日本人男性で私をエンコーに誘ってくれた男だ...

 彼はエンコーなど全く必要なさそうなくらいの好青年だが妙に熱心に勧めてくれた。まあこの辺りは趣味の問題だろう...


 エンコーなのに不思議と朝早くのミニバスに乗りビエリチェカという所に向かう、市の中心から30分ぐらい離れた場所だ。

 やはり市の真ん中で堂々とエンコーとはいかないのか??


 ミニバスを降りて徒歩5分、エンコーの入り口へ...

 「こういった事に入り口なんてあるの??」

 問いかける私に彼は
 
 「もちろんですよ!、ここは有名でなんていっても世界遺産ですよ!!」

 と、答える

 「???」

 入り口には老若男女問わず沢山の観光客らしき人たちが...

 私は疑心暗鬼ながら彼とチケットを買い順番を待つ

 ゲートが開いて30人くらいが纏めて入れられる



 「集団エンコーなんてまずいぜ...」

 
 私の疑念もお構いなしに団体で穴の奥へ奥へとずんずん進む...


 そしてついた所は・・・

 「塩鉱(岩塩採掘所)...」



 て、ことは

 「援交ではなくて塩鉱かい!!」



 これはこれでいい見物だったが...

 それにしてもなんと言ってよいのやら...



写真は塩鉱内の彫像、勿論塩で出来ている


写真は塩鉱内のホール、ちなみに床も塩!!シャンデリアは流石に塩ではなかった...


ゴルコの正体がついに...(ワルシャワ・ポーランド)

2006-10-13 07:20:00 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.13

 これはワルシャワ宿泊の2日目の事であった…

 泊まっているユースが前日に2日分予約できなかったので朝レセに今日泊まれるかどうか確認しに行くと何やら東洋人の女性がえらい剣幕でレセに苦情を申し立てている…

 言葉を聞くと日本語だ!

 レセのお姉さんが応対に困って、そして私の方に「何の用?」と半ば助けを求める形で聞いてきたので英語で「もう1泊したい」と告げると、その日本人が急に私の方を向き、こう告げる

 「ここ泥棒でるよ…」

 どうやら何か盗まれたらしい、私も彼女の言葉に困り、もう1泊取りやめるべきかどうか躊躇して悩み始めると彼女は言葉を続けていく…



 「ロシアでも3つ星ホテルで泥棒にあったよ…」

 「だいたい善意でユースホステルをやっているのにこんな所で泥棒するなんて…」

 (そして何故か私に)
 「もうこっちにこないで!!」

 (そして強い口調で)
 「だいたいユースに泊まる日本人なんて全員中国人よ!!」


 (おいおい、そいつは中国人にも日本人にも失礼な言い草だ...、それにあんただってユースに泊まったんだぜ) 


 私が彼女が何が言いたいのか図りかねていると、さらに駄目押しで何故か私に


 「こっちにくるなっていったでしょう…」

 と吐き捨てた!



 「???…」


 私はただ宿泊を延長しようとしてレセに行っただけである...、彼女も始めて見たし彼女の荷物だか貴重品だか何を持ってるのか等とは知る由もない...

 それなのにこの言われ様...

 彼女は盗難にあった傷心からか意味不明なことを叫びながらユースから出て行った。

 彼女に暴言を吐かれて傷心した私を残して...


 それに日本国籍のパスポートを所持しているのは確かだが「国籍不明」を売り物にしている私である!!


 彼女によると

 「どうやら私の正体は盗人の中国人」

 らしい...


 それにしても...

 う~ん、ショック!!






写真は文中とは無関係な衛兵の交代式



戦争の傷跡(ブレスト・ベラルーシ)

2006-10-13 02:26:48 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.11

 現在はベラルーシのブレストに滞在

 ここでは第2次大戦時にナチスドイツに破壊され、現在は記念公園になっているブレスト要塞を見るために滞在した。

 到着したのが1500時と少し遅かったので駅前のホテルをとり、歩いて要塞跡に向かう。

 入口はいかにもソビエト的な面構えをしており、厳粛な音楽が流れる。

 そして少し歩いていよいよ過去の戦争を悼んだメインのモニュメントとご対面...




 何これ...


巨大なモニュメント、クレーンがこんなに小さく...


 顔は???


 うっ...かっこわる~...



 ここブレスト

 ナチスドイツに破壊された傷跡よりも、どうやらソビエト時代に作られたこの余りにもセンスのないモニュメントによってつけられた傷跡のほうが遥かに大きい物であるらしい...


 


テーマパーク訪問(ミンスク・ベラルーシ)

2006-10-10 02:18:43 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.10

 現在はベラルーシの首都ミンスクに滞在

 リトアニアで会った二人の旅人をナンパするもあえなく失敗し、結局いつも通りの単独での入国となった。

 ここではテーマパークを訪問することになる。

 公園??遊園地???

 いやいや、ミンスクそのものが”テーマパーク”なのである...



 第2次世界大戦で破壊され、その後を「ソビエト主導」の下で街を復興したので、この街は「ソビエトのテーマパーク」という「有難い?異名を欲しい侭にしているのである...」


 写真を沢山掲載して、他の旅行者の第一印象を台無しにするのは好みでないので駅前の建物の写真1枚で勘弁していただきたい。


駅前のスターリン様式の建物

大和魂(ヴィリニス・リトアニア)

2006-10-09 12:12:36 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.09



 大和魂…

 言葉こそ聞く物の今の日本人にはほぼ失われかけているものだろう…

 私プロフェッショナル・デューク東城はこの”失われた魂”がここリトアニアで現在も生き続けている事を”発見”した…

 下の写真、これが動かぬ証拠である…




微妙に何かが足りない気もするが...

真っ赤なお城のトラカイさん...(リトアニア)

2006-10-09 05:32:04 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.09


 現在はリトアニアの首都ヴィリニスに滞在中

 ここでは首都のヴィリニス以外にもう一つ見たい場所があった...


 憧れの真っ赤なお城のトラカイさん...


 レンガ造りも心地よく、湖面に映えるこの赤いお城...

 首都のヴィリナスからバスで40分程度という立地の良さも手伝って是非とも訪問した居場所であった...


 昼過ぎのバスに乗り、トラカイに到着、足取りも軽く湖沿いの道を歩きトラカイ城を目指す...


 「真っ赤なおっ城の~、トラカイさんは~、いつっもみんなの~に~ん~きもの~♪」

 歌を口ずさみながら城門前に到着!!

 いよいよ人気者のトラカイさんとご対面...

 あれっ...

 何これ...??

 
格子が閉ざされていて入城禁止となっていたトラカイ城のゲート...



 おいっ...今日は月曜だぜ..

 あれっ??この奥の表は何...!!


トラカイ城の開城時刻・月曜日は赤く塗られている...ってことは休みかい...





 なんだとぅ!コラァ!!!

 いつでもみんなの人気者じゃないのんかい、われぇ~!!

 そもそもてめえは「城」じゃねえのかぁ!!


 「月曜日に敵が攻めてこないなんて誰が決めた~!!」


 「365日戦ってこそ城じゃろうがぁ~...!!」









 ぐむむむむ~





 無念...!!


戦艦大和...(ラトビア)

2006-10-06 05:27:03 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.06

 ラトビアの首都リーガに滞在、

 ここでは一風変わったものを見ることになった。

 旧市街にある火薬塔内の博物館で目にしたこれだ

戦艦大和の模型



 敢えてここでは大和をクローズアップしたが他にも旧日本海軍の軍艦の模型(当然他国の軍艦や戦車等の模型も沢山会った)がかなりの数で展示してあったのである..

 それにしても”何故...??”

何かが...(エリトリア)

2006-10-04 05:23:43 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.04

 エストニアの首都タリンにはヘルシンキから高速艇で到着

 旧市街が世界遺産に指定されている街で、趣を持った城壁や、中にある教会などが街の景観に彩を添えておりなんとも落ち着いた雰囲気を醸し出していた...

 居心地の良いホステルで日本人旅行者と語らったり夜景を見に行ったり、たった1泊だったが十分に楽しんだはずだった...

 しかし、ここを抜けて私は何か不足していることに気付いた...



 その”何か”は分からないが私は確信を持ってこう述べる...


 ”タリン”には”何か”が”足りん”...(タリン)...



写真は首都のタリンの夜景


型破りの国(フィンランド)

2006-10-03 05:04:47 | 2ndミッション ヨーロッパ
2006.10.03

 ロシアを抜けフィンランドに10月1日に到着、

 ここが私にとって74カ国目の外国となった。世界の国々が公認・非公認を含めて大雑把に数えると約200ヶ国として世界の3分の1以上を冷徹なプロの目で見続けてきたことになる。
 ヨーロッパを中心とした旅行者であるので地域的な偏りがあることは否めないがこれだけの数の国を見ていれば「世界の常識」というものも自ずから掴み取ってきているといっても過言ではないだろう。

 他のアマチュアなら「物価が高い先進国」程度のイメージしか湧かないフィンランドだがこの私は違う!!

 フィンランドは先進国の名を騙った

 「世界の常識外の掟破りの国である」

 と敢えて言わせていただこう...




 一例を交通マナー、それも横断歩道と歩行者用信号を例にとって説明すると、

 世界の常識では

1.断然車が優先で例え歩行者用信号が青であっても車はお構いなしに突っ込んでくる

2.信号の無いところではタイミングを見計らって死を賭して横断する

 というのが一般常識であるがここフィンランドはそれが全く通用しないのである!!

 私が信号の無い横断歩道で車が来るので待っているとほぼ例外なく車は停車して歩行者を渡らせるのである...!!

 こんな所は私が今まで渡航した74カ国の中でも最初の国である!!

 


 恐るべきはフィンランド...

 世界の常識外の国...

 そのポテンシャルは計り知れない...!!!



写真はヘルシンキ中心街にある3人鍛冶屋の像