謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

ベルリンに背を向けて(フランクフルト:ドイツ)

2008-11-23 16:21:11 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.23(日)



 デュッセルドルフから旅立ち、私が目指した方向はフランクフルトだった。



 世界遺産にも登録されているライン渓谷中流、そこにある町バッハラッハ、そしてワインで有名なリューネブルグを経由してフランクフルトへと辿り着く。



 バッハラッハの街並、木組みの家が素敵

 



 城から眺めたバッハラッハ。





 ビンゲンからリューデスハイムに行くフェリーから眺めたライン渓谷





 リューデスハイム

 






 そしてフランクフルト



 娼婦街、ライトアップが何とも言えない・・・

 



 欧州銀行本部前のユーロマーク

 



 マインタワーからの街並み、ドイツには珍しくフランクフルトは高層ビルが多い

 



 中心のレーマー広場

 













 そしてここフランクフルトから・・・私は日本へ飛び立つ事にしたのだ。









 



 決して時間が無かった訳ではない。







 だが・・・







 私は今回、最大の目的地である「首都ベルリン」を狙撃しない事にしたのだ。







 理由はもちろんある。





 私がどういう旅行をしているか?





 トップページを見れば一目瞭然だ。「パリ発ベルリンへ、ヨーロッパを巡るエレガントなツーリスト」というのがこのプロフェッショナル・・・





 ここでベルリンを陥としてしまえば・・・







 私はもヨーロッパを旅行する理由を無くしてしまうのだ・・・









 世界金融危機を受け、かつて無いほどユーロが安くなっている現在、この決断を人は愚かと言うかもしれないが・・・





 



 私はこう反論させていただこう。





 「旅行とは、己のロマンティシズムの満足の為にやるものだ」





 と、





 旅行界きってのロマンティスト、その名を欲しい儘にするこの私には「旅行のグランドフィナーレをベルリンにする」というロマンを捨て去る事等出来やしない・・・







 サードミッションの終わり、今後すぐに再出撃できるだけの資金は無い、そして世界にはまだ狙撃すべき国々は40カ国前後残されている・・・







 この先ベルリンを確実に狙撃できる保証などありはしない・・・







 だが、私は・・・







 フランクフルトを離れ、日本へ向かう機上でこう固く決心していた・・・





 それは私の今後の人生における不退転の決意でもある。









 「I shall be back」







 「私は必ず戻って来る」











 と・・・













 そして一言、こう付け加えておこう











 「Maybe(たぶん)」







 と・・・

 

外堀を埋めて(ドイツ各都市:ドイツ)

2008-11-19 16:03:48 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.19(水)


 13日にルクセンブルグからドイツの居候先に戻ってからそこを基点に日帰り宿泊を織り交ぜてドイツを精力的に観光する。



 トリアー。写真のポルタニグラ(左)やローマ遺跡(右:浴場跡)等が世界遺産

 



 ドイツの父なるライン川と母なるモーゼル川が合流する街コブレンツ。

 



 大聖堂が世界遺産であるアーヘン。写真は市庁舎と大聖堂

 



 同じく大聖堂が世界遺産であるケルン、ゴシック様式では世界三大聖堂と言われている。

 



 


 笛吹き男で有名なメルヘン街道にある街ハーメルーン


 



 仕掛け時計も笛吹き男。ちなみにドイツではねずみ男と呼ばれている
 






 教会が世界遺産に登録されているヒルデスハイム、写真はマルクト(中心広場)の建物

 


ゴスラー、旧市街と炭鉱後が世界遺産

 


 北ドイツの真珠と言われるツェレの街並
 



 ハンザ同盟都市リューベック、旧市街が世界遺産。写真はホルステン門
 

 これは旧東ドイツで信号機に使われたアンペルマン。子供のシルエットが可愛らしい。
 


 ブレーメンの音楽隊で有名なブレーメン。市庁舎とローラント像が世界遺産

 看板からして大PR。そして市庁舎脇の音楽隊の像

 

 パロディー版もちょこちょこ見かける
 

 ローラント像。この像がたっている限りブレーメンはハンザ都市でいられるとか・・・でもスペアが用意されているからこれが壊れても大丈夫と言うのは用意がいいというべきかそんなんでいいのかというべきか・・・


 そして夜景。
 


 サッカーのボルシアドルトムントのホーム、ベストファーレンスタディオン
 


 90年代に所属していたアンドレアスメラーのファンだったのでここは外せない。



 エッセン、炭鉱跡が世界遺産。


 ここは「世界一美しい炭鉱」と言われているが「炭鉱で世界一美しい」をどう評価していいのやら・・・



 ブリュールのアウグスブルグ城、世界遺産。




 そして旧西ドイツの首都ボン、ベートーベンの生家がある事でも有名
 







 この7日間で訪れた都市は何と実に15都市(写真には無いがデュッセルドルフを含む)を数え・・・




 15都市をたった一つの記事でやっつけて・・・(手抜きとも言う)

 


 そして締めに旧西独の首都であるボンを訪れた事で、今は「外堀は埋まった」と言ってよいだろう・・・



 



 サードミッション終了まで後4日・・・





 ベルリン狙撃に向け私はこう語らせていただこうか・・・





 「機は熟した・・・!!」







 と・・・

ヨーロッパ最後の国(ルクセンブルグ:ルクセンブルグ)

2008-11-12 15:37:11 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.12(水)



 ベルギーの首都ブリュッセルを抜けルクセンブルグへ到着。






 市庁舎と大公宮殿
 



 渓谷の上下に街がある。
 



EU関連の建築物のある新市街。何気にモダン・・・
 


  


旧市街夜景




 谷間にあった得体の知れないモダンアート
 

 





 ここを観光した事によって、少なくとも「ヨーロッパ」と名のつく国は全て歴訪したことになる。(注:シーランド公国やアブハジア、南オセチア等の一部自称独立国を除く)。



 ヨーロッパツーリストたるこのプロフェッショナルの面目躍如である。





 思えばヨーロッパ旅行を志し、2004年の12月から海外任務を初めて約4年、長い道のりを経てここに至っただけに感慨もひとしおである。



 ファーストミッションのキプロス、マルタ旅行。セカンドミッションのウィーン旅行、セカンドミッション+ワンでのカフカス、イスタンブール旅行。



 今までの私の全ての旅行は「ヨーロッパ」が中心であった。



 今回のサードミッションも勿論、ドイツを中心とした西欧、北欧旅行である事は疑いの余地は無いだろう。





 ヨーロッパの国々の完全制覇はこれで果たしたが、まだやるべきことは残っている。







 そう「首都完全狙撃」である。







 私の旅行の最終目的地である、そして現在たった一つ残されているヨーロッパの首都である「ドイツのベルリン」を狙撃する・・・







 日本帰国まで後約10日間・・・







 時間は十分ある・・・







 今後はまだ見ぬドイツの街とこの首都狙撃に残る力を振り絞る事としようか・・・

 


小便小僧VS(ブリュッセル:ベルギー)

2008-11-11 15:29:15 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.11(火)



 ベルギーの首都ブリュッセルへ到着。



 ここは世界遺産にもなっている市庁舎前の広場グランプラスや、ベルギーチョコレート。そしてベルギーマクドナルドの1号店がある事が有名である。





 グランプラスの夜景

 



 



 







 ベルギーチョコレート

 



 ベルギーマクドナルド一号店。店内にプレートもある。

 







 だが、なんといってもここブリュッセルの最大の売りといえば「小便小僧」の存在であろう。





 これが小便小僧。

 





 その像の小ささから「世界三大がっかりの一つ(他はデンマークの人魚姫像とシンガポールのマーライオンが定説)」と言われているが、柵に囲んでもらって観光客がひっきりなしに写真を撮っているその姿はがっかりというには程遠く、愛らしいとさえ言える。それに売りにしているだけあってその人気も凄まじい。





 チョコレート屋の店頭にあった「レインボー小便小僧」











 だが・・・







 小便小僧だけで終わってしまうようなら私は「プロフェッショナル」の看板を下さなければいけないだろう。







 「小僧」といったら・・・





 その対抗馬がなければ片手落ちというものだ。







 そう、「小便小娘」、これを見なければいけないだろう。









 幸い同じブリュッセルに、そして街の中心であるグランプラスから歩いてすぐの所にこの「小便小娘」の像があるということだ。私は早速この像を見に向かう事にした。





 路地に入り、何やらそれらしき場所に出ると・・・





 柵で囲まれている。







 そこにあったのは・・・





 柵越しに撮影した小便小娘・・・ 







 やけに不遜な笑みを浮かべ、堂々と放尿シーンを演ずる小娘の像が・・・









 『・・・』









 『・・・・・・』









 

 『かっ、可愛くねぇ~・・・!!』









 なんというのか・・・リアルに過ぎるのだ。小便小僧に見られた愛らしさはそこにはなく、その挑戦的な表情からは禍々しい何かすら感じ取られる・・・









 私はプロフェッショナルとしてこう判定しよう。





 「小便小僧VS小便小娘」







 10-0で小僧側の圧勝である。







 と・・・




オランダの中枢(デンハーグ:オランダ)

2008-11-11 15:19:54 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.11(火)


 デンハーグ、この名を知るものはそう多くは無い。

 だが、私はどうしてもここを見なければいけない訳があったのだ。



 アムステルダムが首都でありオランダ一の大都市である事は疑う余地もないが、実はオランダのその政府機能はこのデンハーグにあるのだ。いわばオランダの実質的な首都である。首都狙撃手たるこの私にとって、いけるのなら行くべき場所であろう。



 地図を見ると私が次に目的地にしているベルギーの首都ブリュッセルへのルート上にあり、鉄道が途中下車可能であることも後押しして、私はここデンハーグを訪れる気になっていたのだ。



 アムステルダムから特急で1時間、デンハーグHS駅へ到着。

 私の目指すデンハーグセントラル駅はここから各駅に乗換えと面倒だったが何とか辿り着く。





 デンハーグに宿泊する気は無い。地図で見る限り1日必要な場所では無いしせいぜい一時間か多くても2時間もあれば充分だ。



 こんな時に真っ先にやる事はブリュッセル行きの列車の接続を確認して駅のコインロッカーに荷物を預けることだ。



 ヨーロッパはコインロッカーが発達しているので余程小さな駅にならない限りまず無い等ということは無い。



 私は列車の時刻を確認し、そして荷物を預けるべくコインロッカーへ向かう。

 コインロッカーもすぐに発見。後は荷物を入れて・・・



 ん?? 





 コインの入れ口が無い・・・





 コインロッカーとにらめっこをして良く見てみると・・・







 クレジットカードのみ使用可!!







 そ、そんな馬鹿な・・・





 念のために全てのコインロッカーを見てみるも・・・





 コインの使えるロッカーはどこにも無く・・・







 『ちぃぃぃぃ・・・』







 こんな所でわざわざクレジットカードを使いたくなんぞない。



 しかし・・・



 発達しているのは確かだが「クレジットカードも使える」なら許せるが「クレジットカードしか使えない」とは何たる事か・・・!!







 私は荷物を預ける事を諦め、重いキャリーパックを引き摺り観光を始める。



 デンハーグセントラル駅









 デンハーグ、想像以上に見所が少ない・・・









 そして観光している途中に急に雨も降り出し、結局ここは僅かに国会議事堂のあるビネンホフを見るだけにして鉄道駅に戻ってしまった・・・



 ビネンホフ

 





 所要時間1時間







 オランダの実質的な首都デンハーグ・・・







 見終わって一つ確信した事がある。







 「こんなの別に見なくて良かった」





 と・・・


アムステルダム(アムステルダム:オランダ)

2008-11-10 15:15:31 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.10(月)


 デュッセルを出発して特急でアムステルダムへ。
 デュッセルから僅か2時間半程度のこの街がオランダ最初の標的だ。

 冬に入った事もあり、王宮や教会の塔などは軒並み閉鎖、美術館や博物館は空いてはいるが別段それほど興味も持たずただ街並を眺めるばかりである。

 アムス中央駅と街並
 

 

 王宮の夜景とその前の広場
 




 有名な飾り窓地区も外からチラッと眺めただけ・・・



 決して見所がない都市ではないが・・・


 折からの寒さも手伝って観光意欲もそれほど湧かず・・・

 唯一の光明はキルギスで出会い、モナコで再会した「ヒデキ、アイさん」カップルにまた夕方再会して一緒にいったセックスミュージアムぐらいだろうか・・・


 セックスミュージアム、日本で言うなら「秘宝館」といったところか?有名な観光地になっている。 
 

 入ったらいきなりボンデージ
 

オブジェはちょっとキモイ・・・
 






 ここでの私は街を楽しめず、何となく不愉快で、そして不機嫌であった。



 この原因というのは特には無いが・・・



 それでもなんとかこういうことは出来るだろう。




 『アムスだけに・・・・』




 『あぁムスッとしていた』


 と・・・・

次なる戦いの序章(デュッセルドルフ:ドイツ)

2008-11-07 21:11:00 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.07(金)


 ローテンブルクを後にしてヴュルツブルグへ1泊。

 ヴュルツブルグの夜景
 

 

 

 そして昼に世界遺産でもあるレジデンツ等を観光し、

 レジデンツ、写真は夜景


 中庭の木、これは如何な物か・・・
 

 マリエンブルグ要塞とそこからの景色
 

 

 

 アシャンフェンベルグ、マインツを経由してデュッセルへ。


 アシャッフェンベルグ城


 マインツ
 





 そしてデュッセルドルフ。駅前のカメラマンモニュメントにライン川でみたラインタワー
 


 特筆すべき事は何もない。

 というか書こうにも何のネタもない・・・


 だが・・・


 これから残されたヨーロッパ最後の国々であるベネルクス3カ国の戦いが始まる・・・



 乞うご期待!


 居候先の近くの広場にあったモニュメント、誰かがいたずらしていた・・・
 

中世の宝石(ローテンブルク:ドイツ)

2008-11-06 20:56:23 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.06(木)


 ローテンブルク・・・


 中世の宝石と言われる町・・・


 ロマンティック街道であの有名な「シンデレラ城」に対抗できる物がもしあるとしたら、それはここを於いて他にはないといった町である。

 
 私は旅行界随一のロマンティストとしてこの町をがっつり堪能する事にした。

 到着日に見た夜景
 

 

 




 そして昼
 

 

 

 

 

 

 市庁舎の塔の上からの景色。
 


 ローテンブルグ・・・


 噂にたがわぬ実力よ・・・!!



 私はこの町に深く満足感を覚え、そして最後の締めとばかりに「城壁ウオーキング」にとりかかる。


 城壁を歩いて一周してこの「中世の宝石」とたたえられたこの町の景観を様々な角度から眺めてそしてここを終えようと考えたのだ。


 城壁自体も修復されているのだろうが、それでも雰囲気があって楽しい。

 城壁ウオーキング、そこから町内を眺めて・・・
 

 



 しばらくいると壁になにやら埋め込まれている。

 『んっ?』


 ある一区画の壁面には「人名」と思しきプレートとその月日が刻まれている。



 


 おそらくはこの壁面の修復に協力した人達だろう・・・


 歴史的な街並みの一部にこうしたプレートを埋め込んでいくいうのは情緒を壊す恐れがあるのであまり賛同する物ではないが・・・これぐらいさりげなければまあ許される範囲内だろうか?



 『あれっ?』



 これは・・・
 



 何で日本語でこんなにはっきりと・・・


 彼らがここの修復に貢献した事は確かだろう、そうでなければこんなプレートを残せるわけがない。

 だが・・


 ここはドイツだぞ!日本語でこんなものを残しやがって現地の景観の保護やあとから来る旅行者の事を全く考えなかったのか?


 こんなことされたらせっかくの中世の雰囲気とやらが台無しでは無いか!!


 それに日本語後だけでプレートにしてどうする!ドイツ語か、まあ100歩譲ってもアルファベットを併記しなければ現地の人が見てどこが貢献したのかわからないだろうがっ!!

 JTBのプレートは併記だった。




 お前ら思いっきり公費の無駄遣いになっているだろう・・・
 


 きちんとローマ字で打たれたプレート、資生堂はちょっとキチンと言うか単なる社のロゴのような気が・・・
 でも雰囲気は壊していないと思う
 



 ローテンブルグ・・・


 締めで行った城壁ウオーキング・・・



 そこでこんな惨状を目にするとは・・・



 私はプロフェッショナルとして正義の怒りに燃えてこういいたい。



 『俺の名も・・・日本語で壁に刻ませろ』



 と・・・!!


おとぎの町を目指して。(ニュルンベルグ、バンベルグ:ドイツ)

2008-11-05 20:35:27 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.05(水)

 ミュンヘンを後にして一路北上への道を辿る。
 今日の最終目的地はローテンブルグという街だが、その前に手っ取り早く2つの観光地を終わらせる事にした。

 最初の目的地はニュルンベルグ、ニュルンベルグ裁判やワーグナーの楽劇「マイスタージンガー」でその名を知る者も多い街だ。

 ニュルンベルグの街並


 よく分からないモニュメント


 中央広場のフラウエン教会とその仕掛け時計。
 

 同じく中央広場にある「美しの泉」


 カイザーブルク城とそこからの景観
 

 

 

 次の目的地はバンベルグ、ここはレジデンツ(宮殿)が世界遺産にも登録されている

 レジデンツと中
 

 レジデンツ付近からの街の全景
 

 リトル・ベニスと呼ばれる運河沿いの街並み
 


 そして市庁舎





 バンブルグの観光を終え鉄道駅には1800時、後はローテンブルグ行の列車に乗ればよいだけだ。

 ドイツの良い所は鉄道チケットを買う自動販売機が発達している事だ。これをつかいこなすようになっていると時刻表が打ち出せ、現在いる駅から目的地までの乗換えや所要時間などもプリントアウトされるという親切極まりない設計だ。他のアマチュア共ならいざ知らず、ヨーロッパ旅行者であるこのプロフェッショナルにとってこの程度の物を使いこなすのは当たり前、十分余裕を持って駅に行き、そして後は駅に来る列車を待つだけになっていた。


 私は何気なく駅にある電光掲示板を眺める。

 私の乗る列車は不思議な事に列車番号が2つあり目的地が2つ・・・

 『これは・・・』


 だが、こちらとて素人ではない。

 過去に於いてホーエンツォレルン城を訪れた際、先頭の2車両のみが目的地に進むというトラップにひっかかった経験が物をいうのだ。この列車は途中で別れて別々の目的地に進むということを一発で看過したのだ。

 これもヨーロッパツーリストの私ならではのセンスの賜物だろう。


 私は駅にたっているDB(ドイツ国鉄)の係に私は自動販売機で打ち出していた時刻と接続便を見せ問い合わせる事にした。

 私はプリントアウトしたペーパーを見せ「ローテンブルグ」はこれでいいの?と聞く。

 だが・・・


 返ってきた答えは意外な物だった。



 「君の時刻表にはローテンビュルクとあるけどそれは違う場所だよ。君の行きたがっているのはローテンブルク・オデ・タウバーだよ・・・」



 『へっ???』

 私はプリントアウトを眺める。ここにはRothenburgのUの上に二つ点々が・・・

 そういえばミュンヘンで調べたとき確かに転々はあったがローテンブルグでヒットしたのはこれだけだったのでガイドブックの方が間違えていたと思い込んでいたのだが・・・
 
 それに確かにローテンブルグの後に何かごちゃごちゃついているのもあったがそんなのは気にしなくて良いと思い込んでいたのだが・・・


 『この大事な瞬間にこんなトラップが仕掛けられていたなんて~・・・!!』



 『自販機の・・・自販機のバカァ~(地名を最後まできちんと確認せず思い込みだけで判断していたデューク東城に問題があるので単なる八つ当たりです)』




 係は私にこう告げる

 「チケットオフィスに行って確認してきなよ。接続から何から教えてくれるよ!」


 『ダンケシェーン(ドイツ語の有難う)』


 私はかろうじて例を言い、駆け足でオフィスへと向かう。


 幸いにしてまだ接続はあり、バンベルグから乗り換え3回、所要約3時間で何とか終電(といってもローテンブルグ着は2100時です)に間に合ったが・・・



 アルファベットを英語だけと思い込むこのプロフェッショナルにとっては、予想外のトラップであった事は言うまでもないことだろう。



 だが、この困難を乗り越える事(ただ人に聞いてその通りに行動しただけですが)で、私はここでまた一つ大きく成長する事となった。





 ドイツでは・・・




 アルファベットの上に点々がついていたらまったく別の文字になる




 ということがわかったからだ・・・

巨神兵(ミュンヘン:ドイツ)

2008-11-04 20:21:24 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.04(火)

 南ドイツ最大の都市にしてサッカーのバイエルン・ミュンヘンでおなじみの街ミュンヘンに到着。この様な規模の大きな都市では如何にこのプロフェッショナルといえども一日だけでは辛い、私はここは余裕をもって3泊という日程を組み立てていた。

 余談ながらこのミュンヘンは英語では「ミューニック」と発音し、初めて聞いたとき「いったいこのミューニックとはどの都市なのか?」さっぱりわからなかったという思いでもある。

 ミュンヘンに到着した初日からフルスロットルで観光を始める


 夜のカールス広場の門に市庁舎
 

 ノイハウザー通りにあった彫像。何故こんな物を作ったのか意味不明。
 

 市庁舎の塔からの景色


 ペーター教会からみた市庁舎
 

 ドイツ最大の仕掛け時計。この人形は等身大。
 

 レジデンツ(宮殿)と中に併設されている宝物館の宝物
 



 1日中遊べるドイツ博物館。何でも自分で実験させてくれるのが売り、個人的にはメッサーシュミットやU-ボートがツボ。
 


 ここでしたのは観光だけではない。

 偶然に偶然が重なって、もう17,8年あっていなかった。中学時代の同級生に大学以来の再会を果たしたのだ。

 彼と一緒に観光したニンフェンベルク城。


 そしてオリンピックタワー、某「歩き方」のミュンヘンのページにはドイツ一高い塔と書いてあったが、確かベルリンのページにはこれより高い塔が載っていた。どうドイツ一高いんだ??
 




 ちなみに彼は東大をストレートで入り、現在は日本の大学で教鞭をとる準教授、ドイツには現地の大学の招聘で研究に1ヶ月程きているという中々に優秀な男だ。

 だが、このプロフェッショナルとて負けていない、こちらは東京にある大学、略して「東大」をカーブ(1年浪人)で入り、その後企業に約2年、辞めて1年ぶらぶらしてから「秘密組織」で10年。ここ4年はその「秘密組織から天下り」をして世界各国で任務をこなし、職業欄には「ニート」と胸を張って書ける程のエレガントさを誇っている。




 この先の人生を考えると「彼の将来の健闘」を期待するという人を上から見下ろしたポジションにいるといえよう。






 まあもうちょっと「自分の将来を検討」しなければいけないような気もするが・・・






 何はともあれ観光とこの再会という思わぬボーナスを堪能し、ミュンヘンに満足しながら彼と夜のミュンヘンを歩いていると何やら摩訶不思議な物が目に飛び込んできた・・・


 






 この手のポーズは何??
 





 『・・・』



 『・・・・・・』




 ビルで言うと5階建てくらいの高さはあるだろうか?夜街灯に照らされ闇に浮かぶこの巨大なモニュメントは中々の迫力がある。

 全てが整っているドイツでこんな遊び心をそそる像があるとは・・・



 ヨーロッパを周っていると、しばしこうした街を景観を無視したモダンアートを見かけることがある。


 そして今までの経験だがこうしたアートは大抵の場合街の景観を損ね、観光客の頭痛の種になるのというのがこのプロフェッショナルの見解だが・・・



 こうも迫力ある、巨大なモニュメント、それも街の景観にここまでそぐわない物を堂々と建てているのは始めてみたかもしれない・・・



 私はこの密かに「巨神兵」と名付けた、この周りの景観をぶち壊している巨大なモニュメントに敬意をあらわしてこうメッセージを送りたい。



 「巨神兵、間違いなくミュンヘン一の見所であった」


 と・・・

シンデレラ・キャッスル(ホーエンシュバンガウ:ドイツ)

2008-11-02 20:07:49 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.02(日)


 1日4都市観光というハードスケジュールをこなして到着したホーエンシュバンガウ、ここでのターゲットは言わずと知れたロマンティック街道最大の見所にしてドイツ最高の見所、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルと言われるノイシュバンシュタイン城だ。

 昨日の夜景(激闘の記録「 魁!臆病塾!!」参照)こそ失敗に終わった物の今日の午前中の時間をフルに使い、万全の態勢を引いてこのノイシュバンシュタイン見学に当たる事にした。

 午前中と限定したのにはもちろん訳がある。物価の高いヨーロッパ、ノイシュバンシュタインにかかりっきりという訳には行かない。午前中に効率よくノイシュバンシュタイン城を見学し、そしてなるべく早い段階でミュンヘンに向かうというのが今日のポイントだ。

 時間と予算が無限にあれば急ぐ必要は無いのだが多くのツーリストと同様にこのプロフェショナルには時間も金もそうそう残されていないのが現実だ。

 朝の0900時にはホテルを出発し、昨日夜景をミスしたポイント、マリエンブリッジに訪れ早速全景を物にする。

マリエンブリッジからの景観


 これで其の侭ノイシュバンシュタイン城へ向かい中を見学すればここは終わりだが・・・

 マリエンブリッジから伸びる道が少し気になっていた。

 このプロフェッショナルは知る人ぞ知る、殆どの人は全く知らないが「有名な全景マニア」である。
 この道を少し行き、今見た横のショットのみならず、斜め上ぐらいから見下ろしたショットを見たくなってきていたのだ。

 マリエンブリッジからノイシュバンシュタイン城へ向かう他の観光客を無視して逆方向に歩き始める。私の予想が確かなら丘の上に上がり正門方向からの全景を上から眺めるというまたとない眺望を手にする事が出来るはずだ。


 早速物にしたショット。
 

 やや斜め上ぐらいから見下ろすショットを物にして調子が良くなった今またもう少し欲が出てくる

 道は獣道とまではいかないが傾斜は急で歩きづらい。

 道


 斜め上からのシンデレラ城のショット



 標高が上がるにつれ周りの展望も開けよりよく景色が眺められるようになる。



 そしてシンデレラ城
  




 もうすでにマリエンブリッジの裏側の丘に登り始めて30分、そろそろ戻った方がとも考え始めたが私は「プロフェッショナル」だ。これで満足してはいけない。

 さらなるシンデレラ城の全景を眺めるべくどんどん丘を上がってゆく。

 道は険しさを増し、シンデレラ城がどんどん遠ざかり全く見えなくなっていく
 


 冬に差し掛かったドイツはやや寒い、予めかなり着込んでいたので歩いているとうっすらと汗が浮かんでくる。
 フリースを脱いでも途中で水分補強しないと体が持たない程だ。だが立ち止まるとすぐに体が冷えてくる。

 もうちょっといい景色をと思い先に進み始めてから・・・もうシンデレラ城は全く見えなくなっていた。


 ことここにいたってはもうノイシュバンシュタイン城は何の関係もなくなっている。単なる山道トレッキングに・・・


 戻るべきか進むべきか?だが1時間歩いた後、このルートの最終地であるテーゲルベルク山に向かっても戻っても同じ時間を歩かなければいけない。私は先に進むことにした。




 そして辿り着いたテーゲルベルク山山頂・・・


 所要時間2時間・・・

 もうお昼だ・・・


 テーゲルベルグ山からの景色
 


 テーゲルベルグ山の隣の山





 『あぁ絶景かな・・・』


 『・・・』



 『・・・・・・』





 『って、違う!こんな事をしてる場合じゃない!』



 このままでは本来のノイシュバンシュタイン観光が出来なくなってしまう!!

 仕方なしにロープウエイで山を下る。

 ロープウエイからの景色と下る途中に見たノイシュバンシュタイン


 

 歩いて城までのシャトルバスの発着場に向かい、今度こそ一直線にノイシュバンシュタイン城へ。

 戻る途中で見たノイシュバンシュタイン城



 ドイツ最高の景勝地にも関わらず中は撮影不可なので中庭でご勘弁を・・・
 



 何とか見学を済まし、城を後にしてホテルに戻り荷物を取ってホーエンシュバンガウを出発したのは夕方の5時、そしてミュンヘンには2000時にようやく到着・・・


 それにしても半日観光で夕方には余裕を持ってミュンヘン入りの筈だったのだが・・・



 ノイシュバンシュタイン、流石はドイツ観光地の最高峰と謳われるだけの事はあった。

 その城の外観は今まで見たどんな城よりも美しく、このプロフェッショナルが無意識の内に全ての全景を眺めていたいと思わせるほどであり、ワーグナーをモチーフにしたその内装も素晴らしい物があった。

 だが、敢えてこう苦言を呈させてもらおう。


 ドイツ最高の観光地なら・・・


 城の内部の撮影も許可して欲しい・・・


 と・・・



魁!臆病塾!!予告編

2008-11-01 03:41:36 | 3rdミッション ヨーロッパ
「激闘の記録」に新作

「第25話 魁!臆病塾!!」をアップ


あらすじは



 押忍!俺の名は一号生筆頭剣儘太郎(つるぎ・ままたろう)。

 真の臆病を極めんと日本全国から弱者(よわもの)共が集まる臆病塾に入塾し、日々辛い旅行に励む毎日を送っている。

 そんなある日、塾長の江田鳥兵八(えだとり・へいはち)から恐羅大4狂殺の命が下った。

 相手は南独逸剛学連(みなみドイツごうがくれん)。

 一癖も二癖もありそうな連中が相手だ。

 フッフッフッ・・・

 俺達もまったくキツイ親父をもったもんだぜ・・・


 (注:本作中様々な人物が登場しますが全てデューク東城内にある人格の一つであるので体という点に関してはたった一人です)


 です。お楽しみに~!!

難攻不落の名城攻略(ホーエンツォレルン:ドイツ)

2008-10-31 23:57:57 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.10.31(金)


 ドイツ国鉄戦線は完敗し、その負け分を取り戻せるかは分からないがそればかりにかまっては居られない。

 対独戦線は続くのだ。

 と、言う事でさっそく次の狙撃対象に取り掛かる。

 ターゲットはホーエンツォレルン城。ドイツ屈指の名城としてノイシュバンシュタイン城に並び称される城だ。


 シュツットガルトを出発し、ホーエンツォレルン城最寄の駅、ヘッヒンゲンへと向かう。

 シュツットガルトからの急行のダイレクト便、ただ乗っているだけで到着するのでこれに問題は無い。

 ただヘッヒンゲンからこのホーエンツォレルン行きのバスは一日1便往復するのみ。1本逃したら後はタクシーしか手段がなくなるのが問題で、この列車がヘッヒンゲンに到着してバスの出発はその5分後と言うのが少し慌しいのが問題だ。私は荷物を全て持ってきているので荷物を駅の預かり所かコインロッカーに預けていかなければならないから時間はあるようでない。

 4両編成のこの急行は順調に最初の大きな停車駅のチュービンゲンへと向かう。到着前にアナウンスがドイツ語で流れているのが気になる。「エントシュルディグン(すいませんが)とヘッヒンゲン」という地名だけなんとか聞き取れるが後は分からない。

 列車は順調にチュービンゲンに到着。先ほどの放送も気にかかっていたので周りの様子をうかがう。

 結構な人が降りて行ったが現地人も含めてまだ数名残っている。これならば安心だ。そもそもヘッヒンゲンは小さな町だ。ここチュービンゲンで大勢の人が降りるのは不自然ではないし現地人も残っていると言う事はその先に進むと言う事だ。問題は無い。


 だが・・・


 列車は中々出発しない。


 「列車に何かトラブルが・・・??」



 少々不安になってきた頃、車掌が車内を巡回し、我々に降りるように促す。

 不審におもって確認してみると・・・



 「ヘッヒンゲンに行くのは先頭の2車両のみ!!」


 慌ててホームに出るとその先頭の2車両は正に出発したばかり!!



 「おのれぇ~・・・!!」



 流石はドイツ屈指の名城。難攻不落を謳われたホーエンツォレルン、辿りつく前からこんなトラップを仕掛けてくるとは・・・!!



 って・・・



 分かるか!こんなん!!




 幸いにしてチュービンゲンからヘッヒンゲンに向かう次の列車が30分後に来てヘッヒンゲンに行く事が出来、そして私と同様に置き去りにされた他のツーリストとタクシーをシェアできたので被害は最小限に食い止める事が出来たが・・・


 それにしてもこんなのはあんまりだぁ~!!



 訪れたホーエンツォレルン城。

 先ずは遠景から


 そして入口から見た景色と中庭から
 

 ホーエンツォレルン城から見た周りの雪景色
 



 ちなみ帰りのバスは1600時の1本のみ・・・


 私はプロフェッショナルとしてこういおう。


 このインフラの悪さ、アクセスの面倒さを考えると・・・



 このドイツ屈指の名城。


 そこまで頑張て行くほどの物でも無かった・・・


 と・・・


 ちなみにこれは帰りに寄ったチュービンゲンの街並

 




対独戦線の始まり(シュツットガルト:ドイツ)

2008-10-30 22:42:43 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.10.30(日)


 次の目的地はいよいよドイツだ。

 デュッセルドルフに合計10日間程度はすでにいたのだが、完全に居候&プチ沈没と決め込んでいたのでドイツ旅行はここから始まると言っていいだろう。

 滞在しかしていなかったとはいえ、ドイツは安定感があり、非常に効率的な国だということはすでに分かっている。

 ここでは何のトラブルも心配する必要は無い。

 チューリッヒの駅に朝の0900時に行きシュツットガルト行きのICE(ドイツ版超特急、新幹線みたいなもの)を待つ。チューリッヒからシュツットガルトまでは2時間半程度だ。私にとっては実にイージーな移動と言っていいだろう。

 若干遅れた物の列車がホームに到着し、荷物を持って乗り込む。後は出発を待つだけだ。



 「んっ?」



 なにやら放送が入ってくる。辛うじてシュツットガルトというのは聞き取れるが・・・



 なにやら悪い予感がする。


 私は列車に荷物を置いたまま、ホームに出て乗務員に聞いてみると・・



 シュツットガルトまでの路線でトラブルがあったらしく、何とこのICEはシュツットガルトに行かない!!


 と・・・!!




 「うーん、のっけからやってくれるぜ・・・」



 特急のチケットを高い金を出して押さえ、座席も指定にしてるのに・・・


 チケットオフィスで確認するとシュツットガルトーチューリッヒ間が不通になったのでチューリッヒ→バーゼル→カールスルーエ-→シュツットガルトと回り道をしなければいけないらしい。しかもダイレクト便だったのが乗り継ぎ2回とは・・・

 私は止むを得ずチケットの予約をし直す事にした。追加料金など勿論なしだ。

 チューリッヒを1000時過ぎにようやく出発してバーゼルを経由してカールスルーエーには1250時、本当ならもうシュツットガルトを観光している時間帯の筈だ。




 話は少し変って私はここで一つある広告に気付く。


 ドイツの鉄道代は高い。だがバーンカードというのを作れば安くなるようだ。


 これは2種類あってバーンカード25(25%引き)とバーンカード50(50%引き)だ。

 バーンカード50は200ユーロ、これは流石に手が出ない。が、バーンカード25は55ユーロ。私のように移動を頻繁にし、そして今日の到着地がどこになるか分からないといったようなツーリストには手に入れても損はしないし元は取れるだろう。

 そう思ってチケットセンターで購入を決める。

 通常は1年で写真入のプラスティックカードになるが、それだと申請してから4週間後ぐらいに到着する(使用は購入時から可能)でドイツに住所を持たない私の選択肢には入らない。だが、よく聞いてみると2ヶ月間の有効期間なら列車のチケットタイプ(紙)で購入可能と言う事だ・

 55ユーロ、決して安くないが今後の対独戦線を考えると買っておいて良いだろう。

 私は即座に購入を決める。


 並の旅行者なら見落としてしまうようなこのような物の存在に気付き、そしてゲットしてしまうあたりがこの私がプロフェッショナルと呼ばれる所以であろうか?


 バーンカードの購入も手伝って、当初予定が無かったハイデルベルグ観光をすることにする。カールスルーエからなら少し遠回りはするもののカールスルーエー→ハイデルベルグ→シュツットガルトが可能だからだ。


 列車で約50分かけてハイデルベルクに到着。早速観光を始める

 その名も直球なハイデルベルグ城からの街の景色
 

 ここハイデルベルグは学生の町として有名で、その昔ゲーテやショパンなどの多くの詩人や芸術家がやすらぎを求めてこの街を訪れたと言う。




 「・・・」



 だけど日本の高校生が修学旅行で学生服のまま訪れるのは如何な物か・・・??地元のドイツ人が「彼等はサッカーチームか?」等と聞いていたぞ。


 ネッカー川の対岸に渡りシュランゲン小道を登り哲学者の道から街を眺める
 


 天候が悪いのは残念だったが赤レンガ色のしっとりとした街並は様になっているのは流石ドイツと言うべきか。


 私はハイデルベルグを1800時に出てシュツットガルトへ向かう。

 バーンカード25を手に入れて調子に乗っている今、IC(ドイツ版特急)の指定席とゴージャスだ。

 シュツットガルトには1850時に到着。

 観光案内所がぎりぎり開いていたので明日の移動も含めて色々確認する。


 すると・・・




 「ドイツには州別の交通機関乗り放題チケットもあるのよ、特急は使えなくなるけど急行なら大丈夫。それにそれだったら安いわよ。それに駅の自動販売機で3日以上前にチケットを買えば特急でも半額くらいで乗れるわよ!」


 と・・・



 そういえば居候先からもそうアドバイスを受けていたような気が・・・



 ガイドブックの地図を開いてみる。


 チューリッヒからシュツットガルトのチケットはスイスで購入していたので、それは置いておくとして・・・


 ちなみにカールスルーエからハイデルベルクまではバーンカード割引で約8ユーロ、そしてハイデルベルクからシュツットガルトまではICだが約19ユーロ、これで合計27ユーロだが・・・

 もしこの州別チケットを買っていれば20ユーロ前後・・・




 「あぁぁぁぁ・・・・!!」


 
 州別チケットがあるのを知っていたなら格好つけてICなんかに乗らずに安い手段でいっていたものの・・・


 それにバーンカードももう買っちゃった・・・55ユーロも出して・・・(涙)



 それに3日前以上に購入していたらなんて・・・


この旅行のスピードでそんなこと予め決められるか!!



 対独戦線その緒戦、対ドイツ国鉄戦線は・・・



 このプロフェッショナルの完全敗北と言うしかないだろう・・・


 到着したシュツットガルトの夜景
 

 



 これはシュツットガルト駅、ベンツのエンブレムが駅の頂上に燦然と輝く
 


冬に咲く花(チューリッヒ:スイス)

2008-10-29 21:53:01 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.10.29(水)


 リヒテンシュタインに余りにも見所が無かった為に観光を簡単に切り上げてチューリッヒへと戻ってきた。

 ここはスイス最大の都市、それなりに観光も出来るはずだ。

 リヒテンシュタインから戻ってたのは1530時、まだ時間はある・・・


 大聖堂とその上からの景色
  

 


 そして夜景も・・・

 

 

 


 チューリッヒ駅の照明




 ここは過不足無く良い街だ。



 フィレンツェを「花の都」と表すが、ここも私にとっては「花の都」と譬えても良い趣がある。



 冬なのに、そして雪が降っているにもかかわらず、私の中には「花が咲いてきた」ようである・・・



 そう、頭の中にはこんな童謡の一フレーズが浮かんでくる。





 「咲いた、咲いた、チューリッヒの花が・・・」




 と・・・