謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

怒号飛び交う幕開け(東京:日本)

2010-03-08 23:02:54 | Gという名の職業
日本


2010.03.08(月)

 4日間の新人研修を経て3日間のショートブレイクを経ていよいよ今日から初現場となる。

 この現場については少々説明を要するだろう。

 私の配属される場所は現在はファルコン社(仮名)という会社が入っているのだがそれを私の入社した「日本犯罪社(通称:ニチハン、仮名です)」が4月から引継ぐという形になっているのだ。

 もっと分かり易く言うならファルコン社の仕事を我々が奪ってその現場につくというのがその本質だ。

 そこで3月中に彼らからその現場の仕事を教えてもらわなければならない。

 私の会社からは3月頭から既に現場の隊長、副隊長、そして当務長職(隊長、副隊長の補佐役)の3名が先行してファルコン社から現場での仕事のやり方を聞いている。そこに我々新入社員、他の現場から移動してきた隊員(便宜上新隊員と呼びます)が合流して3月の残りの期間で4月から警備隊として円滑に勤務できるように仕上げなければならないのだ。


 朝、駅で現場の統括をする本部の警備担当者、隊長と我々新隊員が合流していよいよ現場へ入る。

 そこでいよいよ隊全体での初顔合わせ、どんなメンバーが上司としているのか?新隊員として気になるところでもある。

 通用口から入り現在勤務についているファルコン社に簡単に挨拶した後、いよいよ上司達のいる待機所へ向かう。
 
 待機所へはいり、しばしば。ファルコン社について教えてもらっている上司達が戻って来る。

 そして上司達は隊長を見つけるとマシンガンのようにまくしたてる・・・


 「隊長、こんな勤務やってられないですよ。この勤務を4人でやるなんて無理がありますよ」

 「大体5人でやる勤務をなんで4人で出来るなんて本社の営業は言ってきたんですか?」

 「こんな仕事ニチハンレベルを超えてますよ、こんなんじゃ誰も持ちませんよ」


 EtcEtc・・・・・・


 『・・・』


 『・・・・・・』



 『(どういう現場なんだココは・・・???)』



 現場で一緒に勤務する隊員、それも上司と・・・



 こんな形が初顔合わせになるとは・・・・



 我々新隊員の困惑を余所に、24時間勤務を終えたばかりの副隊長、当務長は勤務明けで帰宅する・・・


 不安ばかりを残して・・・



 どうやらこのプロフェッショナル・・・


 新しい仕事もブラックの香が漂いそうな、そんな予感で一杯である・・・


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