謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

世界3大・・・(ロンドン:イギリス)

2008-09-30 19:38:02 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.09.30(火)


 アイスランドの首都レイキャビクからフライトでロンドンに到着。

 ホテル代がドミでも4000円すると聞いていたロンドンで、市の中心から1時間ほど離れた郊外にあるとはいえ2000円程度で泊まれる韓国人経営の安宿に上手くもぐりこめたのは幸先が良かった。


 韓国人経営の宿「My London House」、写真は別館(左から2番目の家)。民家に宿泊するような感じなる。


 もう時間は夕方になっていたが、私は早速街に繰り出す事にする


 『ロマンティックとは何か?』


 レイキャビクでその完璧な回答を得た今、なんとしてでも今日中に見ておきたいものがあったのだ。



 ピカデリーサーカス広場。


 ロンドン観光の中心地・・・


 そしてここにあるモニュメントの名前はなんと“エロスの像”である。



 エロスと言えば勿論、ここには艶かしい女性の像があり、あんなポーズ、こんなポーズとあられもない姿を晒しているのに違いないのだ・・・


 空港から2時間かけて宿に着いた疲労も忘れ、また1時間かけて市の中心へ戻る。


 メトロ「ピカデリーサーカス」で降り、地上へ舞い上がる。


 期待に胸が高まる瞬間だ・・・




 そして地上に上がると共に目に飛び込んだ風景は・・・








 『やっ・・・』



 



 『野郎じゃねぇか・・・・!!』



 『それにエロくともなんともねえぞ・・・』





 『・・・』




 『・・・・・・』






 “エロ”というキーワードに期待が大きすぎたせいもあるだろうが・・・



 それにしてもこれで“エロス”を騙るとは片腹痛い・・・




 今、私はこう確信している。



 コペンハーゲンのマーメイド等はこの比ではない。


 これこそが『世界3大がっかりの一つだ』


 と、言う事が・・・


ロマンティック・イズ・・・(レイキャビク:アイスランド)

2008-09-29 19:02:41 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.09.29(月)


 『ロマンティックとは?』

 旅行界広しと言えども、ロマンチストである事に関してはこの私の右に出る者はいないだろう・・・

 私が一途に『ロマンのみ追い求めて旅をしている』ということは周知の事実であり、そして私には誰にも負けないだけの『ロマンチストとしての実績』もあるのだ・・・

 
 尚、余談ではあるがかつて南米旅行中に『男はロマンティストで基本的にはバカである』という話を知り合った日本人旅行者の女性に話したらその女性も同意して「男は馬鹿だから~」と繰り返し、『自分で分かって自分で言っている事なのに、人からずばりと指摘されると傷付く』という人間心理をも経験したこのプロフェッショナルであるが、現実主義者である女性から見たら男性は愚かで、そしてロマンチストである。というのは確かな事であろう。





 そしてこのプロフェッショナルこそがそのロマンティスト界の最高峰に立っているのである。








 ここアイスランドはレイキャビク、世界最北端の首都。


 到着日の夜、早速この地球最北端の首都の夜景を眺めにペルランという丘に登る・・・


 夜景好きの私が最もロマンに浸る瞬間だ・・・



 レイキャビクの街並・・・
 

 そしてアイスランド最大の教会ハットルグリムスにその上から見たレイキャビクの街並
 




 つい半年も立たない前には世界最南端の村(チリのプエルトウイリアムス)にいた私が今は地球の真逆の場所に立っている・・・

 何とも言えない感覚だ・・・

 こんな事に浸れる私はロマンティスト以外の何者でもないだろう・・・





 そしてさらなるロマンを求めてレイキャビク郊外のツアーも取った。


 先ずは世界最古の議会平原、ここはユーラシアプレートと北アメリカプレートの境目、離れていくプレートの境目を見れるのは世界でもたった2箇所しかないらしいがその内の一つである。

 離れたプレートの裂け目とそこに溜まっている水、澄んでいて綺麗・・・
 

 黄金の滝も見に行った・・・




 そして間欠泉も・・・

 噴出す直前、目の玉のようにポコーっと盛り上がる。


 そして高さ10m-20mぐらいに一気に噴出す。
 

 出た直後は目が凹んでいる


 余談ながら英語で間欠泉を意味する「ガイザー」という言葉の語源はここの地名「ゲイシール」から来ているとの事だ。



 私のロマンはこれだけでは終わらない。

 天候が良かったので「オーロラ観測ツアー」も見に行った。

 ただオーロラはいつでも見れるわけではなく、残念ながら空振りに終わったが・・・



 それが少しでも私のロマンを掻き立てる時、私はそのロマンを追い求めずにはいられないのだ・・・




 アイスランド・・・



 世界最北の首都レイキャビクで・・・



 私はロマンの全てを追い求めていた・・・


 ロマンとは何か?


 私に言わせれば


 『“心の中にある、キラキラと輝く夢を追い求める事”である』


 と、いうことが言えるだろう・・・



 現実主義者である女性には分かりずらいのかもしれないが・・・


 男はこうしてロマンを求める生き物なのである!!






 そう、私はロマンの全てを理解し、そして追いかけて旅行をしているのだ・・・





 と、




 思っていたが・・・





 真のロマンティックとは?




 そんなものでは無かったのだ!!




 最北端の首都、レイキャビクに・・・




 その答えが・・・



 いともたやすく転がっていたのだ!!



 私は自らの不明を詫びる共に、今から真のロマンティックというものをお見せしようではないか!!




ロマンティック イズ・・・・





 『むむむっ・・・』



 ロマンとは・・・ロマンとは何ですか??




 





 『おっ・・・おぅっ!!』


 
 




 『こっこれが・・・』








 『これこそが・・・・』









 『ロッ、ロマンティックだったのですか・・・・』






 『むひゅひゅひゅひゅ~・・・ゲヘヘヘヘェ~・・・・』





 『・・・』





 『・・・・・・』





 もう一度繰り返そうか・・・




 現実主義者の女性には分からないのかもしれないが・・・




 男にとってのロマンとは『“心の中にある、キラキラと輝く夢を追い求める事”』であり・・・




 そしてこれこそが・・・


 これこそが・・・


 

 “真のロマンティックだったのだ!!”



 と言う事は・・・


 旅行界随一のロマンティストたるこの私にとっては当然の事としても、私以外の全ての男性諸子もご賛同いただけるだろう・・・

魅惑のマーメイド(コペンハーゲン:デンマーク)

2008-09-27 18:02:59 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.09.27(土)

 世界に”三大がっかり”有り!



 何でも多くの旅行者によると一つはシンガポールのマーライオン、そしてベルギーはブリュッセルの小便小僧、そしてここコペンハーゲンにある人魚姫がその三大ということだ。



 古くから語り継がれてきたこの三大がっかり・・・



 『一体どれだけがっかり出来るのか?』



 期待に胸は高まる。

 私は半沈没に近かったドイツから夜行列車一発でここコペンハーゲンへとやってきた。

 知人に聞いたところなんでも3日以上前にネット予約すればドイツの鉄道は半額以下ぐらいになるらしいのだが、何日に出るか決めかねていたのでチケットを購入したのは出発の2日前、10時間ちょっとの距離の寝台の下のクラスで2万円以上吹っ飛び、そしてコペンハーゲンに到着して「歩き方」に乗っていた一番安い、鉄道駅から10分も歩かないホステルのドミトリーがユースカードで割引があったのにも関わらず5000円以上、この内シーツ代だけで1000円を超える横暴さで今まで宿泊したドミトリー最高金額をあっさりと更新し、デンマーク到着前から到着早々、早くもプロフェッショナル旅行史上2大がっかりを経験し、『人魚姫ではいったいどれだけがっかりさせるのか?』その期待に無くてもいい花を添えていた・・・

 到着したコペンハーゲン駅、駅近くに当たり前のようにあるセブンイレブンを発見。
 



 コペンハーゲンは一泊のみ、市内観光がほぼ無料になる「コペンハーゲンカード」を購入してマシーンの如く観光を始める・・・


コペンハーゲン発祥の地であるクリスチャンボー城に旧市街の街並
 

王様の新広場にレストラン等が立並ぶニューハウン
 

フレデリクス教会にローゼンボー離宮
 

 ラウンドタワーとそこからの眺め
 



 単色系でシックな落ち着きのある街並・・・


 このプロフェッショナルの好みである・・・


 街並が十分気に入ると言うのは今回は大事な事だ。


 この先に控えるハイライトはなんといっても「世界3大がっかり」だ。

 街並が良ければ良いほどそのギャップが出来るので余計にがっかりも出来ようと言う物だ。

 市の中心から少し離れたこの人魚姫像、歩いていく道中に期待に胸は高鳴る・・・


 そしていよいよ、このマーメイドとご対面・・・


 





 『・・・』




 『・・・・・・』




 『まっ待て・・・・・・』


 

 確かにたいしたことはないにせよ・・・



 まあ普通の彫像だ・・・



 そこまでがっかりする物でもない。


 それにこの世の中にはもっとがっかりできる物事はいくらでもありそうだ・・・




 これは私がマーメイドの作り出す『がっかり』という幻想に期待をし過ぎたせいか??






 『うーむ・・・・』





 人魚姫・・・




 世界3大がっかりの一角に数えられるこのコペンハーゲンのハイライト・・・



 私は今、こう語りたい・・・




 『世界3大がっかりの一つ、この人魚姫に・・・』





 『そんなにがっかり出来ない自分にがっかりだった』



 と・・・・

2時間20分の勝負・・・(マドリッド:スペイン)

2008-09-20 17:04:10 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.09.20(土)

 サントドミンゴのフライトは順調にマドリッドを目指す。
 サードミッション最初のヨーロッパの地はここだが・・・
 別にここが目的地と言うわけではない。

 ファーストミッション以前に既に訪れているこの国を私は今回の狙撃対象から外している。

 何故マドリッドか?

 それは単純にサントドミンゴからヨーロッパに行くのに一番安かったのがここだったからで、他に意味は無い。

 では、目的地は?

 ドイツのデュッセルドルフがヨーロッパ最初の目的地だ。

 ここに知人がいて、泊めてくれるという。
 そうなれば、ここに荷物をある程度置かせてもらって身軽になって残るヨーロッパの首都を狙撃しようというのが私のヨーロッパ計画の基本である。

 だが、問題が無いわけではない。

 私はこのマドリッドからフランクフルトへ行く航空券を抑えているが・・・
 それは格安航空会社で有名なライアンエアー、サントドミンゴからマドリッドまではエアヨーロッパ。

 ちなみにマドリッド到着予定は10時50分、そして出発は13時10分。

 同じ航空会社や系列の航空会社でのトランジットならなんの問題も無いが別会社で乗換えとなるとこのたった2時間20分という乗り継ぎ時間はネックになる。

 なぜならこの時間の間に一度自分の荷物をピックアップして入国、さらにチェックインカウンターに並び出国の手続きをしなければならないからだ。

 大体航空機に乗るときの常識は2時間前にチェックインだから私のような乗り継ぎで2時間20分しかないというのは時間があるとはいえない。

 それにマドリッドは大きな空港だ。ターミナルはT1-T4の4つ、T1-T3は同じ敷地内だがT4になると少し離れているので空港バスでの移動になる。到着はT2だがライアンエアーの搭乗がどのターミナルからなのかはネット発券されたチケットには書いてなかったから一度空港で探さなければならない。

 落ち着いて翌日飛びなおそうと最初は考えていたが・・・
 この微妙な時間に私は敢えて勝負を賭ける事にした。

 理由は?ときかれても理屈のある答えはない。

 敢えて言うなら「私がプロフェッショナル」だから・・・

 としか説明の仕様が無いだろう。


 エアーヨーロッパは予定時刻より少し早く10時20分にマドリッドの空港に到着。

 幸先はいい・・・

到着直前のマドリッド上空、そしてマドリッドの空港
 

 そしてサントドミンゴからフライトしてきたエアーヨーロッパ、ちなみに約500ユーロ
 

 足早にイミグレへ向かい入国手続きを済ます。

 現在時1030時。余裕のある時間だ・・・


 だが・・・



 荷物が中々こない・・・



 ようやくピックアップして空港の中に進んだ時に時刻は1100時をもう過ぎていた・・・


 だが、これでもまだ2時間10分はある。


 懸案されていたターミナルも同じ敷地内だったので一つ不安が解消される。


 ライアンエアーのオフィスに着いたのは1130時、これならば大丈夫だが列には結構人が並んでいる。

 待つ事30分程・・・


 チェックインは1200時、ボーディングパスを手にする。
 後は出国手続きだが、ここまで来て一時間あれば大丈夫だろう。


 私は一度空港の外に出て大きく息を吸い込む。


 たまたまチェックインカウンターで話しかけたフランクフルトに行くトルコ人も一緒だ。


 私は彼に事情を説明して『何とか間に合って良かったよ~!』と満面の笑みでしゃべりかける。

 彼も私に笑顔で「そうだね~・それは良かったね~」と・・・


 そして彼は箱からおもむろにタバコを取り出し私に手渡す。

 「これでも吸って落ち着きなよ~!!」


 彼に火をつけてもらい一服、思い起せばサントドミンゴの空港で最後にタバコを吸ってからもう10時間以上は口にしていない。


 こんな時のタバコの味は格別だ。


 私は煙を大きく吸い込み、そしてふーっと吐き出す。



 久しぶりのタバコなので頭も若干くらくらしてくる・・・



 まんぞく~・・・!!



 至福の一服を終え、私は彼に『有り難う』とお礼を言う。


 この瞬間の為に生きている。そんな気がする一瞬だ。



 そしてふと思い出した事もある。



 ドイツからの居候先のメッセージ、「タバコを吸ったら殺す・・・」


 そしてそれを踏まえて禁煙した筈だと言う事だが・・・




 私はプロフェッショナルとしてこう言おう



『やべっ、いけねっ!吸っちゃったっ!!』


 と・・・



 ヨーロッパ・・・


 不安だらけの禁煙生活の幕開け・・・



 出足からつまずいた、そんなスタートであった・・・


悲しき別離(サントドミンゴ:ドミニカ共和国)

2008-09-19 16:09:06 | 3rdミッション カリブ海
2008.09.19(金)


 ハイチからここに戻ってきたのは14日、今回のサードミッションでカリブ海最後になるこの国(ジャマイカとバハマは狙撃対象から外した)で私はのんびりと過ごすことにした。

 東カリブ海やハイチは基本的には労働力で連れてこられた黒人奴隷が主体の国だが、ここは新大陸最初の入植の地であり、スペイン系を数多く見る。

 サントドミンゴはその歴史地区が世界遺産に登録されており、私はここでトイレシャワー、クーラー、ケーブルテレビ冷蔵庫付の宿に5連泊を条件に一泊900ペソ(約2900円)で泊まる事にした。
 これより安い宿が無いわけではないが、カリブ海最後の地でこれぐらい贅沢してもバチは当たらないだろう。なんと言ってもこの後はヨーロッパ、シングルになんか泊まれないだろうし、それにこの値段はこれでも今まで泊まってきた東カリブ海の小国の島々よりも安いのである。


 サントドミンゴの旧市街、カリブ海でたった二つ、首都が世界遺産に登録されている街の一つ(もう一つはキューバのハバナ)だけあって、その街並は歩いていて心地よい

 旧市街の街並
 

 中心の教会
 

 旧市街入口前の公園にある墓
 

 中にある要塞とそこからの眺めた海、川の部分と海との色のギャップが凄い。
 

 日時計と、その近くの橋から眺めた旧市街
 

 そして夜景シリーズ

 旧市街の中心コロンブス広場とメインストリート
 

 さらにその付近
 

 旧市街の中の通りと旧総督府
 

 コロンブスの子孫が3代にわたって住んだというアルカサルとその前の広場
 





 サントドミンゴはとにかく蒸し暑い、日中は30度を超え、スコールシーズンであることから雨も一日数回、雨がやんだ後にはそこから発生する水蒸気で湿度は90%前後だ。

 だが、クーラー付の部屋に泊まっているのでホテルに戻りさえすれば大丈夫だ。

 それにここは人口200万人を超える都市、見所は旧市街だけでなく郊外にも点在している。私は時間の許す限り観光を続けた。


 コロンブス記念灯台。中にコロンブスの遺体が安置されている
 

 スペイン人に追われた先住民が隠れて住んでいた湖のある洞窟、ロス・トレス・オホス。
 

 水族館、サントドミンゴ市民自慢できれいで近代的、そして水中の中を歩いているような気になるとガイドブックには書いてあったがそれほどたいしたことはなかった。
 

 ドミニカ共和国の文化の中心、文化広場。“この程度で中心とは!”と思うほどしょぼい。色々あった博物館に入れば印象が変ったのかもしれないが、公園に入ってパッと見で博物館に行く気をなくしてしまった。
 

 

 だが嬉しかったのはマック、東カリブ海はKFC、サブウエイはあれどもMacは一軒も無し、最後にMacに行ったのはスリナム(ガイアナにもなかった)だったのでついつい食べてしまった。実に1ヶ月ぶり。残念な事に旧市街から歩いて30分以上かかるので食べたのは一回だけだが・・・満足です・・・
 


 そして旧市街に泊まっていた車に貼られていた謎の日本語・・・
 


 意味がわかる人がいたら教えてください・・・



 サントドミンゴを私はたっぷりと堪能していた・・・


 だが・・・



 ここであった事はそれだけではない・・・



 ここでは悲しい別離(わかれ)もあったのだ・・・



 以前にも少し記事を書いたが私には大切にしている恋人がいる・・・


 一度メキシコで別れを告げたつもりだったが・・・

 彼女のあまりに魅力的なことから

 その後よりを戻し・・・

 また逢瀬を重ねるようになっていたのだ・・・


 だが・・・


 その付き合いもこれでお仕舞いだ・・・






 出国日、サントドミンゴの空港に向かう。もちろん彼女も一緒だ

 空港までの道


 私は人目も憚らず、空港までのタクシーの中、彼女と数度熱い接吻を交わす・・・

 そして空港に到着、チェックインを済ませるとまだ少し時間が・・・

 ゲートをくぐって出国してしまえば・・・もうこの先彼女と会う事はない・・・

 私はイミグレーションへ向かうのを躊躇い、ぎりぎりの時間まで彼女と接吻を交わす事にした・・・

 空港の外で・・・
 



 思い起せば・・・


 いつでも彼女が隣にいた・・・



 私の嬉しい時、辛い時、悲しい時、困難に直面した時、そして危機に陥っている時・・・



 私を黙って慰めて、そして前に進む力と勇気を与えてくれたのは彼女の力だ・・・


 彼女がいなければ・・・


 今まで旅行を続けてこれたのか・・・



 飛行機の出発まで後1時間、そろそろゲートをくぐって中に入らなければならない・・・




 私は名残惜しそうに、最後に彼女にもう一度、熱いキスを交わす。


 これで彼女とは・・・お別れだ・・・



 私は小さく彼女にこう囁く


 「ボン・シャンス(フランス語で幸運を)」


 私の好きな言葉だ、別にフランス語がしゃべれるわけではないが、この言葉の持つ響き、最愛の彼女に送るにふさわしい一言だろう・・・


 そうして別れを告げた後、私は後ろを振り返る事も無く、ゲートをくぐる・・・


 出国審査はスムーズだ。飛行機の出発を待つ間・・・


 私は彼女のことをまた思い起こしていた・・・




 彼女には感謝の気持ちしか浮かんでこない・・・


 いままで・・・いままで本当に・・・本当に有り難う・・・


 こんな私にずっと付き合っていてくれて・・・



 君がいたお陰で世界はばら色だった・・・


 だが・・・



 これからは私は私一人の道のりを歩いていかなければならない・・・




 最後にもう一度言わせてくれ・・・



 有り難う・・・有り難う・・・僕のタバ子よ・・・!!


 最後の彼女、マルボロライ子
 



 そう、この先の目的地は物価の高いヨーロッパ、タバコ代も信じられないくらい高い。
それに最初の目的地ドイツで知人の厄介になる予定だがその知人は大のタバ子嫌い、「タバ子を吸ったら殺す!」とまで明言されている。アコモデーションの高いヨーロッパで・・・泣く子と地頭と宿主に逆らうなど考えようも無い・・・

これではもうノーチャンスだ・・・


大好きな彼女だったが・・・


もう・・・ここで別れるしかなかったのだ・・・


タバ子よ・・・



有り難う・・・そしてさようなら・・・




注:参考にメキシコでの記事は
さらば!恋人よ!!( メキシコシティー・メキシコ)
永遠のチャレンジャー( サンクリストバル・メキシコ)
となります。




激闘の記録「ビターブラック予告編」

2008-09-14 17:20:40 | 3rdミッション カリブ海
ホームページの「激闘の記録」に新作「ビターブラック」をアップ。

ハイチでの話です。

あらすじ


 アンティグア・バーブーダを終え、ドミニカ共和国へ到着したプロフェッショナル・デューク東城。さらなるターゲットはカリブ海唯一陸路で行ける国ハイチ・・・
 世界最初の黒人共和国にしてラテンアメリカ最初の独立国であるこの国は、その政情不安定で治安が悪い事と共に西半球最貧国ともして知られ、また国教はブードゥー教と今までのリゾートティックなカリブ海の国々とは明らかに趣を異にしている・・・

 果たしてこのハイチ、首都ポルトープリンスの狙撃はなるのか?


 どうする!ゴルコサーティーワン!!


です。


まったりと東カリブ(セント・ジョーンズ:アンティグア・バーブーダ)

2008-09-11 18:00:13 | 3rdミッション カリブ海
2008.09.11(木)


 ここに戻ってきたのは9月8日、これから始まる3泊の間ここでやることは一つ。

 一つは東カリブ最後の国であるここを昼はたっぷり観光すし、夜はのんびりとくつろぐ事だ。

 今までのカリブ海の島々ではずっとばたばたと動き回っていたが、3泊もあるのでリゾーティックにゆっくりと休むのもたまにはいい考えだ。

 セント・ジョーンズ教会
 

 そして首都セント・ジョーンズの街並
 

 

 このモニュメントははっきり言ってアウトだが・・・
 


 そして到着した翌日、ネルソンズ・ドックヤードへ向かう。ここは現在使用されている造船所で世界最古の物である。

 

 ここから1時間ぐらいは歩くが近くの要塞からの見晴らしもいい
 

 

 ホテルに帰りついたのは1600時、少し休憩してから夕食へ。

 そしてホテルに戻ってみると・・・



 『て・・・・停電・・・』



 まさか・・・まさかこのアンティグアで・・・


 気温が多少やわらかくなったとはいえそれはこのカリブ海、9月は迷ず真夏日だ。そんななか、扇風機無しで過ごせるほど甘い物ではない。

 断水ではないので水シャワーは何とか浴びれたが・・・

 ホテルの中はプチサウナ状態だ・・・


 こんなのではくつろげない・・・


 結局停電が終わったのは2300時、もうおねむの時間である。


 「ふぅぅぅ・・・」



 翌10日、今度はデビルズブリッジの観光に行く


 ちなみにアンティグア・バーブーダのナンバープレートはこの様に分かりやすい。ちなみにタクシーならTAXIだ。


 ここにダイレクトに行くバスは無く、最寄の町から歩いて1時間以上・・・

 近くの砂浜とデビルズブリッジに向かう道中
 

 

 比較的穏やかな海岸線を持つアンティグアだがここだけ激しい海流の影響から岩が削れた形となって海岸線を形成している。
 




 
 食事をしてホテルへ戻ったのは1900時。

 ここで今日こそゆったりとして、明日の出発の準備や、次に向かうドミニカ共和国やハイチの下調べをガイドブックでも読んでのんびりとやるつもりだったが・・・



 『まっまたしても・・・停電・・・(涙)』




 それにしても3泊中2泊もこんな目に・・・


 何故だ?アンティグア・バーブーダはリゾート地だ。確かに泊まっているのは首都からあるいて30分程度はなれた安宿だ。だが、これは・・・これはタイミングが悪すぎる。


 ホテルのレセのおばさんに「こんなことっていつもなの?」と聞くと、そうでもなく今政府の持っている発電機の調子が悪いからこんな風になっているという答えだ。

 だが・・・何故よりによってこの私の泊まっているタイミングで・・・


 『くぅぅぅぅぅぅ~・・・!』



 アンティグア・バーブーダ


 のんびりまったりとくつろぎ英気を養って次の国へ進むと決めた東カリブ最後の国・・・


 私はこう言わせていただこう。



 『こんな停電ばかりじゃまったくくつろぎようがなかった』


 と・・・


クルーズ・イン・カリビアン(バセテール:セントクリストファー・ネイビス)

2008-09-08 17:00:29 | 3rdミッション カリブ海
2008.09.08(月)


 アンティグア・バーブーダを抜けセントクリストファー・ネイビスに到着。

 到着したセントクリストファーネイビスの空港。


 ここの物価は高い、知人から聞いていたが最安のホテルで40ユーロ(約6400円)もするのだ。

 私はこの首都にある最安のホテルに2泊を条件に微妙に値引き(約6200円で)してもらい泊まる事にした。

 サードミッション開始以来文句なしの最高額。2泊という限定条件が無ければこんな事は如何なこの“プロフェッショナル”を持っても無理な事だろう・・・

 当初から私はこの国を楽しむことにしていた。なんと行っても名前の響きがいいからだ。

 首都バセテールの街並

 

 

 

 

 そして夜景
 


 首都のみならず世界遺産であるブリムストーンヒル要塞も訪れた。

 入口の看板、ちなみにセントクリストファー・ネイビスでは町に入る時の看板は海賊の巻物風
 

 




 またここには東カリブ海の島国で唯一の鉄道もある。といっても生活用でなく観光用に首都のあるセントキッツ島を一周する物だが・・・
 

 これは乗りたかったがオフシーズンで運行していなかった。ロンプラによると80USドル以上と書いてあったのである意味助かったとも言える。


 人口僅か5万人、西表島程度の総面積しか持たないこのセントクリストファー・ネイビス・・・

 だが、これだけではない。


 ハイライトはなんと言っても「カリビアン・クルーズ」だろう・・・

 首都のあるセントキッツ島とネイビス島を結ぶフェリーがあるのだ!!

 カリブ海、大抵の国は入国時に出国チケットを求められるので、中々船によるアクセスは考えにくいし、豪華フェリーよりもフライトの方が安いのでリアットという航空会社を使いアイランド・ホッピングとしてポンポンと飛びまくっていたが・・・同じ国内でやるカリブ海クルーズ、ここセントクリストファー・ネイビスが一番簡単に出来るのだ!!


 私はボート乗り場に向かう

 これがボート乗り場の前のバス停。


 海からみたバセテール


 海から見たネイビス島。浅瀬の海の色がなんとも・・・曇り空が残念。
 


 到着したネイビス島の船着場


 そしてネイビス島の首都チャールズタウン
 





 「うーん、そんなにたいしたもんじゃないけど・・・カリブ海をクルーズしたという実績が作れて満足・・・」



 出国もいかしていた。普段のLIATの飛行機でなく10人乗りの小型機」

 小型機とそのコクピット
 

 窓がスモークガラスなので景色はサングラスをかけたような状態で見えてしまうのが少し残念




 セントクリストファー・ネイビス・・・



 ちなみにいままで周ったカリブ海の島々、全て2泊3日でだいたい出費は13000円―18000円ぐらい(飛行機のチケット代は除く)だったが・・・



 計算してみるとここで使った金額はなんと「25000円!!」


 ホテル代の高さがモロに響いた格好だ。



 満足したこの国、それでも私は敢えてこう言いたい。




 「出費がとても痛かった・・・」




 と・・・


その男、容疑者につき・・・(エアポート:アンティグア・バーブーダ)

2008-09-05 16:07:27 | 3rdミッション カリブ海
2008.09.05(金)


 ドミニカからのフライトでアンティグア・バーブーダへと到着。

 今までは全ての島国に2泊づつだったが今回は1泊の予定だ。

 というのも次の国はセントクリストファーネイビス、ここに行ってからまたここに戻ってこなければドミニカ共和国へとフライト出来ないので、先ず一回目のアンティグア・バーブーダ(以下アンティグア)では当初1泊、次に3泊の予定にしてこの間にセントクリストファーネイビスの2泊を入れるフライトチケットを持っているからである。

 もっともドミニカからアンティグア経由でセントクリストファーネイビス行きのチケットも買えたのだが、チケット購入段階でどうしも格安航空会社のコネクションフライトが信用できず、このように1泊する買い方にしてしまったと言うこともある。

 今にして思うと失敗だが、その為の最初の1泊、これはどうせ泊まるだけだからホテルも空港近くでそれ程高くなければそれでいいと思ってホテルを探すことにした。

 アンティグアの空港


 空港で聞くと空港近くエアポート・ホテルがあるという事だ。

 私は早速値段を確認しに行く

 これがそのエアポートホテル




 『55ドル・・・』


 これでエアコンやら朝食やらついていればまあいいが・・・


 トイレシャワー付ではあるもののファン(扇風機)そして朝食なし・・・



 私は少し逡巡した後、他に安宿を探すことにする。まだ昼頃、時間もあるし次に戻ってきた時の為の調査もしておきたい。

 ホテルの人に聞くと歩いていけるところに他にアパートがあるらしい。


 私は彼女に“そっちも見てそれからどうするか決めるよ。”と言ってホテルを後にする。


 歩いていけると聞いていたアパートは以外に遠く、10分歩いてもまだつかない。

 気温30度、湿度は90%を超えるカリブ海の島々、探す途中に面倒になり、一度首都であるセント・ジョーンズに出て観光案内所にホテルのリストを見せてもらおうと考え、バスを待つことにした。


 バス停で待ち始めて2分ぐらいたったころだろうか。

 ミニバンが急に私の目の前に来て泊まる。ミニバンには「エアポートホテル」のロゴが描かれている。

 先ほど私が値段を聞いたエアポートホテルの受付のおばさんが降りて私に向かってくる。ただならぬ様相だ。

 彼女は私を見るなり急にこう言葉を投げつけてきた。


 「あなたっ!私の携帯を取ったでしょう!!机の上に置いてあったのが無くなったのよ!!あなたから後に誰も来てないからあなたが取ったとしか考えられないわ!!カバンを開けて見せなさい!!そうじゃないと警察を呼ぶわよ!!」


 『・・・・』



 『・・・・・・』



 待て・・・状況証拠は彼女の言うように全て揃っている。

 だが・・・俺が携帯をとってどうするのだ?

 55ドルのエアポートホテル、アンティグアでは高いホテルではない。

だが、この値段を聞いて考え込むような客だから確かに携帯ぐらいとりそうだと思って疑っているのか?

 彼女の推測はこういったところだろう。でも・・・・
 
 人のカバンを開けて見せろとそんな言い方で言ってくるのか?

 俺は何もとっちゃいない、それなのに最初から犯人扱いしてくるのか??

 
 私は彼女を見る。どう見てもの頭の中は混乱中だ。言いたい事もあるがここは先ず嫌疑を晴らすのが先だろう。それにこんな暑いところでごちゃごちゃと先に言い返すのも面倒だ。どう考えても彼女の要求は失礼だが、ここは一度俺じゃないことを完全に分からせてから改めて言い返してやればいい・・・



 私は2つ持っているうちの小さなカバンを先ず開ける。中の物をどんどんと出す。もちろん彼女の携帯などある訳が無い。

 彼女は私のポケットを見て「そこも出しなさい」と・・・


 『はぁ~』


 ため息をつきつつ、私はポケットの中身を見せる。もちろんある訳が無い。


 後は大きなカバンだが・・・


 ここで私は彼女に一言、言うようにした。


 『あなたの状況は完璧に理解している。だからこうして協力をしてあげてる。だが、一言言わせてくれ。俺が仮に犯人であったとしてもあなたの聞き方は常軌を逸して失礼だ。何故、“疑って申し訳ないですが、どうかカバンを見せてください”と言えないんだ!!』


 「でもあなたの後に誰も来ていないのよ、だから・・・」



 『今言ったようにそれは理解している、それにあなたは混乱しているからこうしてまず俺の疑いを晴らそうと協力してあげているんだ。俺が犯人ならいい、でも俺が犯人じゃなかったらどうしてくれるんだ?なんで一言プリーズをつけて言わないんだ!!あんたホテルの人間だろう、仮にも客になるかも知れない人間に対して最初から犯人扱いしてくるのか?』

 私はそういいながら最後の大きなカバンを開け始める。
 サイドポケットも開き、彼女に私で無いとはっきりと分かる形にする。

 ここに来てようやく彼女も“少なくとも私ではない”と得心がいったようだ・・・


 小さな声で「ソーリー・・・」と言ってきた・・・



 『ふぅぅぅ~・・・』



 ここで私はさらに言葉を足すことを決める。人を疑うだけ疑って、「ソーリー」だけで終わらせられたのならたまったものじゃない。

 過去145カ国、私は一度として“盗んだ”と人に疑われたことなど無い。もちろん“盗んだ事”も無い。こんな事は初めてだ。彼女が私を疑った気持ちも良く分かるが、疑いが晴れた今。キチンと謝罪をしてもらわなければ私のこの傷ついたハートは癒せない・・・




 『Excuse me but...(失礼だが・・・)』





 その時にセント・ジョーンズ行きのバスが来た・・・


 これを逃すと次の便がいつ来るか?それはわからない。



 『はぁぁぁぁ~(溜息)』


 私はこの際は彼女からの謝罪よりも自分の次の行動を選ぶことにした。

 このうだる暑さの中、人を説教してまたバスを待ってなどもう面倒でやってられないからだ。




 この後セント・ジョーンズに行き、そこで聞いたおそらく島内最安の宿(といっても30US$)に泊まる事となる。




 だが今回のこの一連の出来事・・・


 エレガントの名を欲しい儘にするこの“プロフェッショナル”がこうして疑われるなんて・・・



 アンティグア・・・

私はこの後セントクリストファーネイビスに行くとはいえここにまた戻り、3泊してからドミニカ共和国へフライトする。

 ということは、ここが私にとって東カリブ海最後の国である。

全て2泊の日が東カリブ海の島国で合計4泊するのはここだけだ。

 だからこそ、ここでは目一杯いい思いをしたかったのに・・・




 アンティグア・バーブーダ。


その始まりは、私にとってほろ苦いものとなった・・・
 

不思議なタクシー(ロゾー:ドミニカ)

2008-09-04 18:07:48 | 3rdミッション カリブ海
2008.09.04(木)

 3カ国、合計6泊の間、自炊をして常にお腹フルチャージとなった私の体は今や一回り・・・2回り大きくなり。

 カリブ海で太りすぎた・・・

 最早“カリブト”となった私のこの逞しい体を引き連れて、狙う次の標的はドミニカだ。

 ちなみにカリブ海にはドミニカが2つあり、一つはカリブ海中央に位置するドミニカ共和国、そしてこのドミニカである。

 ここへのアクセスは最初からケチがついていた。

 まずこのドミニカには国際空港が2つあり、一つは首都のロゾーにちかいキャナフィールド、そしてもう一つは首都のロゾーから島の対角、車で一時間ちょっと離れたメルビルホールの2つである。

 私は首都狙撃手であり、首都へのアクセスを考えこの首都に近いキャナフィールド行きのチケットを抑えていたのだが3週間ぐらい前にネット発券したLIATという航空会社からメールが入り、9月からはキャナフィールド発着がなくなりメルビルホールのみになり、また島を結ぶフライトもそれまであったダイレクト便がなくなり、コネクションフライトと面倒なことになっていたのだ。

 セント・ルシアを出発して先ずはバルバドス、そしてその後ドミニカの予定が天候のせいかなにかしらないがアンティグア・バーブーダに飛びそれからドミニカと隣の島であるにもかかわらず3度のフライトを経ての到着となったのだ。

到着したメルビルホール


 メルビルホールの空港はとてもショボイ・・・

 私は入国の手続きを済ませて空港の外に出る。

 首都までのトランスポートを探さなければならない・・・


 早速発見したのはミニバスタイプの物、値段を聞いてみると25US$(2800円ぐらい)・・・

 これは少し高い、空港でフライトを待ち受けるタクシーやミニバスが高くなるのはまあ常識と言っていいが・・・

 もっと安い交通があるはずだ。

 タクシーにも確認してみると「一人でプライベートで使うなら75US$、シェアなら25US$」

 ということだ・・・んっ???

 そう言えばさっきのミニバスは8人から10人は乗れそうだが・・・

 もう一度値段を確認すると「25ドル・・・」


 まっ待て・・・


 仮に一台で向こうに行くのに75ドルで十分儲けがあるとする・・・

 そしてミニバス・・・一人25ドルで8人乗ったとしよう・・・
 
 そうすると金額は200ドル・・・・


 儲けすぎじゃ・・・


 私は少し怪訝に思い、公共バスはあるのかと聞くと「幹線道路に出ればあるが今日は遅いからもう無い」という答えだ・・・

 「うーん・・・」


 私がなおも悩んでいるとタクシーが一台寄って来る

 「俺は25ドルで行ってあげるよ」

 との事だ。

 「うーん・・・」


 でもミニバスに乗って一人25ドル、そしてこのタクシーに乗って25ドル・・・

 さらにこのタクシーは私が一人乗れば他を乗せずに出発すると言って来ている・・・


 ということは・・・


 「25ドルで元がとれるんじゃ・・・」


 私は半信半疑ながら、もう面倒になり彼のタクシーに乗ることにする。

 彼のタクシーは私を乗せると速攻で出発。

 途中2人拾ったものの市内について彼らが下りた時には料金を受け取らず、私から25US$受け取っただけだ。


 空港から首都まで、交通機関がなんであれシェアで25ドルというのがどうやら彼らのルールらしいが・・・

 それにしても最低25ドルで元が取れるのならもっと安く出来て当たり前なのに気に入らない・・・


 翌日私はロゾーを観光する。


泊まったゲストハウスからの街並、そして市内の通り
 

海沿い、そして郵便局の中にあった壁絵
 

教会とその中
 

 何と行っても最大の見所は「Bus under bomboo tree」最初は何のことだかさっぱり分からなかったがハリケーンによってバスがバンブーツリーにきれいに押しつぶされている
 

  

 そしてモネブルースからの景色(昼と夕方)
  

 


 そして出発の日、ホテルでタクシーを頼む

 私のほかに客はおらず、25ドルで空港まで・・・


 一人でハイヤーしてこの値段なら納得だがこれはあくまでもシェアタクシー、他のお客がいないからたまたまはイヤーになっただけだ。

 ドミニカこの空港からのタクシー


 私にははっきりと分かっている。

 25ドルで十分儲けを出している。



 ということが・・・


 そして声を大にして言いたい。


 お前らシェアでこの値段は「絶対にボッタクリ過ぎだぞ!!」


 と・・・

またしても・・・(カストリーズ:セント・ルシア)

2008-09-02 17:31:33 | 3rdミッション カリブ海
008.09.02(火)


 バルバドスを出発してセント・ルシアに到着。

 当初知人から聞いていた北部のGros Isletにある安宿を目指そうと考えていたが空港近くにそれ程高くない宿があるということで、ここもどうせ2泊だからとその空港近くのハーバーライトインに泊まることにする。

 空港から首都のカストリーズまで歩いて30分ぐらいだからまあいい立地だろう。

 これがハーバーライトイン


 このホテルにしたのには他にも決め手がある。

 そうこの写真・・・


 充実―!!
 

 3つあるフライパンの取っ手が全て取れているというハンディーキャップはある物の、これならばまた自炊が楽しめるという物だ・・・

 これがそのフライパン



 しかし幾らなんでも3カ国自炊とはまったく考えてなかったので、調味料をバルバドスに置いて来てしまっているのが何とも悔しいが・・・だがそれは致し方ないだろう・・・

 またしても自炊・・・


 私はスーパーで食材と調味料をそろえて買ってきた・・・

 基本的には肉だが今回はステーキを止めてコンビーフに挑戦!!


 写真には写っていないが一番のネックはオイルを毎回買ったこと。安いものが無くここ3カ国で4-6ドルであった。ずっと持っていればと悔やまれる出費。それにバルバドスに置いてきた醤油・・・ちょっと悲しい・・・


 これが作った食事
 


 毎回自炊していて思うのは2泊分と考えると私は朝昼兼用と夜なので一日2食、食材が微妙に多くなるので毎食食べ過ぎになってしまうとうのが困りものだ。


 カストリーズ観光ももちろんこなす・・・

 セント・ルシアの首都もそれ程見所があるわけではないがのどかで落ち着ける・・・

 街並
 

 中心にある教会の中の絵が少し変っていて面白い・・・
 



 

 そして首都の夕景と夜景
 



 セント・ルシア・・・


 東カリブ5カ国目の国・・・



 私にとってはのどかで落ち着けて・・・


 そして自炊して食べ過ぎた・・・



 そんな国であった・・・