2008.10.30(日)
次の目的地はいよいよドイツだ。
デュッセルドルフに合計10日間程度はすでにいたのだが、完全に居候&プチ沈没と決め込んでいたのでドイツ旅行はここから始まると言っていいだろう。
滞在しかしていなかったとはいえ、ドイツは安定感があり、非常に効率的な国だということはすでに分かっている。
ここでは何のトラブルも心配する必要は無い。
チューリッヒの駅に朝の0900時に行きシュツットガルト行きのICE(ドイツ版超特急、新幹線みたいなもの)を待つ。チューリッヒからシュツットガルトまでは2時間半程度だ。私にとっては実にイージーな移動と言っていいだろう。
若干遅れた物の列車がホームに到着し、荷物を持って乗り込む。後は出発を待つだけだ。
「んっ?」
なにやら放送が入ってくる。辛うじてシュツットガルトというのは聞き取れるが・・・
なにやら悪い予感がする。
私は列車に荷物を置いたまま、ホームに出て乗務員に聞いてみると・・
シュツットガルトまでの路線でトラブルがあったらしく、何とこのICEはシュツットガルトに行かない!!
と・・・!!
「うーん、のっけからやってくれるぜ・・・」
特急のチケットを高い金を出して押さえ、座席も指定にしてるのに・・・
チケットオフィスで確認するとシュツットガルトーチューリッヒ間が不通になったのでチューリッヒ→バーゼル→カールスルーエ-→シュツットガルトと回り道をしなければいけないらしい。しかもダイレクト便だったのが乗り継ぎ2回とは・・・
私は止むを得ずチケットの予約をし直す事にした。追加料金など勿論なしだ。
チューリッヒを1000時過ぎにようやく出発してバーゼルを経由してカールスルーエーには1250時、本当ならもうシュツットガルトを観光している時間帯の筈だ。
話は少し変って私はここで一つある広告に気付く。
ドイツの鉄道代は高い。だがバーンカードというのを作れば安くなるようだ。
これは2種類あってバーンカード25(25%引き)とバーンカード50(50%引き)だ。
バーンカード50は200ユーロ、これは流石に手が出ない。が、バーンカード25は55ユーロ。私のように移動を頻繁にし、そして今日の到着地がどこになるか分からないといったようなツーリストには手に入れても損はしないし元は取れるだろう。
そう思ってチケットセンターで購入を決める。
通常は1年で写真入のプラスティックカードになるが、それだと申請してから4週間後ぐらいに到着する(使用は購入時から可能)でドイツに住所を持たない私の選択肢には入らない。だが、よく聞いてみると2ヶ月間の有効期間なら列車のチケットタイプ(紙)で購入可能と言う事だ・
55ユーロ、決して安くないが今後の対独戦線を考えると買っておいて良いだろう。
私は即座に購入を決める。
並の旅行者なら見落としてしまうようなこのような物の存在に気付き、そしてゲットしてしまうあたりがこの私がプロフェッショナルと呼ばれる所以であろうか?
バーンカードの購入も手伝って、当初予定が無かったハイデルベルグ観光をすることにする。カールスルーエからなら少し遠回りはするもののカールスルーエー→ハイデルベルグ→シュツットガルトが可能だからだ。
列車で約50分かけてハイデルベルクに到着。早速観光を始める
その名も直球なハイデルベルグ城からの街の景色
ここハイデルベルグは学生の町として有名で、その昔ゲーテやショパンなどの多くの詩人や芸術家がやすらぎを求めてこの街を訪れたと言う。
「・・・」
だけど日本の高校生が修学旅行で学生服のまま訪れるのは如何な物か・・・??地元のドイツ人が「彼等はサッカーチームか?」等と聞いていたぞ。
ネッカー川の対岸に渡りシュランゲン小道を登り哲学者の道から街を眺める
天候が悪いのは残念だったが赤レンガ色のしっとりとした街並は様になっているのは流石ドイツと言うべきか。
私はハイデルベルグを1800時に出てシュツットガルトへ向かう。
バーンカード25を手に入れて調子に乗っている今、IC(ドイツ版特急)の指定席とゴージャスだ。
シュツットガルトには1850時に到着。
観光案内所がぎりぎり開いていたので明日の移動も含めて色々確認する。
すると・・・
「ドイツには州別の交通機関乗り放題チケットもあるのよ、特急は使えなくなるけど急行なら大丈夫。それにそれだったら安いわよ。それに駅の自動販売機で3日以上前にチケットを買えば特急でも半額くらいで乗れるわよ!」
と・・・
そういえば居候先からもそうアドバイスを受けていたような気が・・・
ガイドブックの地図を開いてみる。
チューリッヒからシュツットガルトのチケットはスイスで購入していたので、それは置いておくとして・・・
ちなみにカールスルーエからハイデルベルクまではバーンカード割引で約8ユーロ、そしてハイデルベルクからシュツットガルトまではICだが約19ユーロ、これで合計27ユーロだが・・・
もしこの州別チケットを買っていれば20ユーロ前後・・・
「あぁぁぁぁ・・・・!!」
州別チケットがあるのを知っていたなら格好つけてICなんかに乗らずに安い手段でいっていたものの・・・
それにバーンカードももう買っちゃった・・・55ユーロも出して・・・(涙)
それに3日前以上に購入していたらなんて・・・
この旅行のスピードでそんなこと予め決められるか!!
対独戦線その緒戦、対ドイツ国鉄戦線は・・・
このプロフェッショナルの完全敗北と言うしかないだろう・・・
到着したシュツットガルトの夜景
これはシュツットガルト駅、ベンツのエンブレムが駅の頂上に燦然と輝く
次の目的地はいよいよドイツだ。
デュッセルドルフに合計10日間程度はすでにいたのだが、完全に居候&プチ沈没と決め込んでいたのでドイツ旅行はここから始まると言っていいだろう。
滞在しかしていなかったとはいえ、ドイツは安定感があり、非常に効率的な国だということはすでに分かっている。
ここでは何のトラブルも心配する必要は無い。
チューリッヒの駅に朝の0900時に行きシュツットガルト行きのICE(ドイツ版超特急、新幹線みたいなもの)を待つ。チューリッヒからシュツットガルトまでは2時間半程度だ。私にとっては実にイージーな移動と言っていいだろう。
若干遅れた物の列車がホームに到着し、荷物を持って乗り込む。後は出発を待つだけだ。
「んっ?」
なにやら放送が入ってくる。辛うじてシュツットガルトというのは聞き取れるが・・・
なにやら悪い予感がする。
私は列車に荷物を置いたまま、ホームに出て乗務員に聞いてみると・・
シュツットガルトまでの路線でトラブルがあったらしく、何とこのICEはシュツットガルトに行かない!!
と・・・!!
「うーん、のっけからやってくれるぜ・・・」
特急のチケットを高い金を出して押さえ、座席も指定にしてるのに・・・
チケットオフィスで確認するとシュツットガルトーチューリッヒ間が不通になったのでチューリッヒ→バーゼル→カールスルーエ-→シュツットガルトと回り道をしなければいけないらしい。しかもダイレクト便だったのが乗り継ぎ2回とは・・・
私は止むを得ずチケットの予約をし直す事にした。追加料金など勿論なしだ。
チューリッヒを1000時過ぎにようやく出発してバーゼルを経由してカールスルーエーには1250時、本当ならもうシュツットガルトを観光している時間帯の筈だ。
話は少し変って私はここで一つある広告に気付く。
ドイツの鉄道代は高い。だがバーンカードというのを作れば安くなるようだ。
これは2種類あってバーンカード25(25%引き)とバーンカード50(50%引き)だ。
バーンカード50は200ユーロ、これは流石に手が出ない。が、バーンカード25は55ユーロ。私のように移動を頻繁にし、そして今日の到着地がどこになるか分からないといったようなツーリストには手に入れても損はしないし元は取れるだろう。
そう思ってチケットセンターで購入を決める。
通常は1年で写真入のプラスティックカードになるが、それだと申請してから4週間後ぐらいに到着する(使用は購入時から可能)でドイツに住所を持たない私の選択肢には入らない。だが、よく聞いてみると2ヶ月間の有効期間なら列車のチケットタイプ(紙)で購入可能と言う事だ・
55ユーロ、決して安くないが今後の対独戦線を考えると買っておいて良いだろう。
私は即座に購入を決める。
並の旅行者なら見落としてしまうようなこのような物の存在に気付き、そしてゲットしてしまうあたりがこの私がプロフェッショナルと呼ばれる所以であろうか?
バーンカードの購入も手伝って、当初予定が無かったハイデルベルグ観光をすることにする。カールスルーエからなら少し遠回りはするもののカールスルーエー→ハイデルベルグ→シュツットガルトが可能だからだ。
列車で約50分かけてハイデルベルクに到着。早速観光を始める
その名も直球なハイデルベルグ城からの街の景色
ここハイデルベルグは学生の町として有名で、その昔ゲーテやショパンなどの多くの詩人や芸術家がやすらぎを求めてこの街を訪れたと言う。
「・・・」
だけど日本の高校生が修学旅行で学生服のまま訪れるのは如何な物か・・・??地元のドイツ人が「彼等はサッカーチームか?」等と聞いていたぞ。
ネッカー川の対岸に渡りシュランゲン小道を登り哲学者の道から街を眺める
天候が悪いのは残念だったが赤レンガ色のしっとりとした街並は様になっているのは流石ドイツと言うべきか。
私はハイデルベルグを1800時に出てシュツットガルトへ向かう。
バーンカード25を手に入れて調子に乗っている今、IC(ドイツ版特急)の指定席とゴージャスだ。
シュツットガルトには1850時に到着。
観光案内所がぎりぎり開いていたので明日の移動も含めて色々確認する。
すると・・・
「ドイツには州別の交通機関乗り放題チケットもあるのよ、特急は使えなくなるけど急行なら大丈夫。それにそれだったら安いわよ。それに駅の自動販売機で3日以上前にチケットを買えば特急でも半額くらいで乗れるわよ!」
と・・・
そういえば居候先からもそうアドバイスを受けていたような気が・・・
ガイドブックの地図を開いてみる。
チューリッヒからシュツットガルトのチケットはスイスで購入していたので、それは置いておくとして・・・
ちなみにカールスルーエからハイデルベルクまではバーンカード割引で約8ユーロ、そしてハイデルベルクからシュツットガルトまではICだが約19ユーロ、これで合計27ユーロだが・・・
もしこの州別チケットを買っていれば20ユーロ前後・・・
「あぁぁぁぁ・・・・!!」
州別チケットがあるのを知っていたなら格好つけてICなんかに乗らずに安い手段でいっていたものの・・・
それにバーンカードももう買っちゃった・・・55ユーロも出して・・・(涙)
それに3日前以上に購入していたらなんて・・・
この旅行のスピードでそんなこと予め決められるか!!
対独戦線その緒戦、対ドイツ国鉄戦線は・・・
このプロフェッショナルの完全敗北と言うしかないだろう・・・
到着したシュツットガルトの夜景
これはシュツットガルト駅、ベンツのエンブレムが駅の頂上に燦然と輝く