謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

白馬に乗った王子(ペルセポリス・イラン)

2007-01-29 12:42:21 | 2ndミッション 中東:南アジア
2007.01.29




 イラン…ここには中東の遺跡3Pの1つとして有名なペルセポリス(残りの2つはペトラ遺跡・ヨルダン、パルミラ遺跡・シリア)がある・・・

 すでに残りの2つを消化した私にはここが3P最後の場所となった…

 前評判は悪かった物のイランが外国人料金を撤廃したおかげで格安で入る事が出来、それにまあ残る2つに劣るとは言え十分に見応えはある…

 まあ満足といっていいだろう…




 そう思って遺跡を出ようとすると…何やら人が来て私達(此の時は日本人旅行者2人と一緒に来ていた)我々に馬に乗るように促す…

 フリー(無料)でいいらしい…





 これは乗らない訳にはいかない…



 早速馬に跨る…


 …馬の色は……白だ…



 どうどう…





 どうですか?この凛々しい姿!



 見て見て!顔も光り輝いてるでせう…!!!








 どう見ても「乗馬用」ではなく…「荷物運搬用」であることは置いておいて…


 

 どうやらこの「プロフェッショナル」…


 「白馬の王子」


 としてここでデビューをしたようだ…

 

 「キスをして目覚めさせるお姫様」

 がいないのが難点だが…




 まあいい…私が「素敵なお姫様」をゲットする日もそう遠い未来では無いだろう…


 「ロマンスの神様」とやらはいつでも私に微笑む準備をしているのに違いないのだ!!



 問題は私が「無神論者」ということだが…



 「ロマンスの神様」とやらに限っては信じても…


 いやっ!全身全霊かけて祈っても良いのかもしれない…




 そんな事を考えながら馬に跨っていると…






 何やら厳しい一言が聞こえる…



 ふむふむ……


 なになに……



 この「プロフェッショナル」の場合は…


 「白馬に乗った王子」



 ではなく…



 「白馬に乗った親父……」



 ですと…






 くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~






 年齢はまだ「18」なのにぃ~…


 大事なのは「ルックス」の方だとは…





 これではどうやら「ロマンス」などは期待しない方が良さそうだ……


 お願い神様!何とかして~…!!


世界一の…(エスファハーン・イラン)

2007-01-28 02:31:14 | 2ndミッション 中東:南アジア
2007.01.28


前回記事(2007.01.23)で書いた「世界一のロープウエイ...」

旅友から連絡があって「ベネズエラのメリダにあるロープウエイが全長12.7km、標高差3188m、終点の標高4765m、往復3時間以上」と世界一らしい...

ということは、前回の世界一は訂正であろう…




しかしそんな事ではこの「プロフェッショナル」はめげてられない!!



今回エスファハーンで訪れた「ヴァーンク教会」そこに併設される博物館には「世界一小さいとされる重さわずか0.7gの聖書」が置いてあった…


当然の事ながら「世界一フリーク」である私はじっくりと観察して堪能したことは言うまでも無い事であろう...



そしてこれでまたしても私は



「世界で一番小さい本を見たツーリスト」




略して


「世界一のツーリスト」



と言い換えても異論を差し挟む者はいないことであろう...

世界の総てを...(エスファハーン・イラン)

2007-01-26 03:12:07 | 2ndミッション 中東:南アジア
2007.01.26



 イランのエスファハーンという街に到着。

 なんでもこの街はその美しから「イランの真珠」ともたとえられる街で、この街を賞賛する有名な言葉に
 
 「エスファハーンは世界の半分」

 という言葉がある程である...



 ちょっと話が飛んで、私にとってイランは生涯100カ国目(非公認国を含み日本を除く)の国である。
 世界の国数の計算は諸説色々あるが大雑把に言って200カ国ぐらい、

 ということは私は既に


 「世界の半分を見た...!」


 と言っても過言ではあるまい...



 そしてここからは単純な足し算だ...


 「エスファハーンは世界の半分」
 そして「ここで私はその半分を見た!」=1/2

 「既に私は世界の半分を見ている」=1/2  


 数式に直して...


 1/2+1/2=1...


 ということは


 「私は世界の総てを見た...!!!」


 という計算が成り立つのは3歳児にも明らかであろう...



 不思議とオーストラリアも、アメリカも、ブラジルも、イギリスも...そしてメジャーなインドやタイもまだ全く見ていないような気もするし、一番の憧れドイツにも到達していないような気がしないでもないが...





 ともかくこれで計算上では証明出来ただろう!





 「私が世界の総てを見た男!!」




 で、ある事が...








 エスファハーンで見かけたペルシャ美術の粋を結集して作成された歴史博物館前の彫像

 完全な18頭身の美を示しており、そしてその表情の奥と彫の深さは当時のペルシャ美術の芸術性の高さを示すものだろう...






 「世界の半分」という喩えはこの広場に由来する...
 エスファハーン・エマーム広場の夜景...




 その美しさは比類なき物である。この写真を見れば納得いただけるだろう...

世界一の...(テヘラン・イラン)

2007-01-23 20:39:33 | 2ndミッション 中東:南アジア
2007.01.23


 私は街の全景をみるのが好きである。今まで訪れてきた都市では市中に展望台があれば登り、郊外に小高い丘があれば訪れてきた...

 高いところから見下ろす街の景色は私にとっては格別なものである。
 そしてテヘランにはうってつけの場所があった...


 今回のターゲットは

 「テレキャビン...」

 テヘラン郊外にあるトーチャール山にかかっているロープウエイ(以下、現地と同様にテレキャビンと記す)は実は全長約7.5km、高低差約2500m、テヘランの標高が1000mを超えているのでテレキャビンの終点は実に3750mという凄まじい物だ。

 分かり易くいうと富士山を麓から頂上ま繋いでいる様な物である。

 何よりも魅力的なのは「ただ乗ってれば頂上付近まで行ける」という「お気軽さ」だろう...

 歩き方にも「晴れた日にはスモッグで覆われたテヘランの街並が頂上から見渡せる」と書いてある。

 ここに行かなければ「私にとってはテヘランに行ってないのも同じ」と言える様な場所であろう...


 それにここは「世界最長・最高度」にあるロープウエイとまで言われている...

 「世界一...」

 この言葉の持つ響きには抗いがたい誘惑がある...

 私もある意味「世界一」を目指して旅を続けていると言っても過言ではないだろう...

 今までの旅で行った場所で「世界一」というのは

1.ジェリコ(イスラエル・世界一標高の低い場所にある町)
2.バールベック(レバノン・人工的に切り出した世界一大きな石がある場所)
3.ポドゴリッツァ(モンテネグロの首都・今現在世界で一番新しい国の首都)

 等々...

 えっ?それだけかって...
 
  まあまだほかにもあるかも知れないが、まあ本当の事を言うと世界一なんてもんどうでもいいし、何よりも「簡単に行けなければやる気がしない」というのは私の持つ性質なので、こんなもんじゃないのかなぁ...



 話がそれてしまったのでまた元に戻していかに私がこのターゲットを仕留め、街の全景を堪能したか?お伝えすることにしよう...


 テヘランに到着したのは日曜日の早朝、既に火曜日のマシュハド行の夜行列車のチケットを手に入れているので実質3日ある。早速行くつもりだったが土日月が休みのために自動的に出発日の火曜日に決定。火曜日しか時間がなかったので天候による運行中止が危ぶまれたが幸いなことに快晴で、幸先は良いスタートだ。

 ホテルのレセの人によると乗継ながらで1時間位だろうということだ。それと運行時間が短いので1100時位にはテレキャビンの乗場に到着した方がいいということだ。

 ホテルを1000時に出て、教えて貰った通りにメトロの終点まで行ってバスを探す。ここから直行があると言われていたが実はなく途中大通りで乗り換えて目指すことになる。


 こんな所で乗換えなんて...


 ここまでに既に時計は1100時を過ぎていた...

 乗換えたバスがテレキャビンの入口に到着したのは1200時、さらに乗場まで約30分、ゆるい傾斜を登って到着...



 やっと辿り着いたテレキャビンの乗場の入口



 所要2時間半...

 7合目までのチケットを買おうとするも、運行時間の関係で5合目までしか売って貰えなかった...


 ホテルのレセの人の読みはちょっといい加減すぎる...、もっと多めに見積もってくれていれば


 まあ後悔しても始まらない、そもそも私が起きたのが遅かったというのも問題だろう、とにかく今は前に進むのみだ...
 









 テレキャビンは想像以上に楽しいものだった。

 その距離の長さ、ぐんぐん上がって行く高度、小さくなる街並...グレートだ...


 こんな所を通ってます...



 ちなみにこれがテレキャビンの雄姿





 五合目に到着したとき、幸運にも7合目までのチケットを売ってくれたので、これで最長距離を楽しめることになる。




 そして7合目に到着、下からの所要約35分...


 テレキャビンの終着駅・7合目




 終電の時間があったので残念ながら山頂は無理だ。




 終着駅から見た山頂




 しかも、山頂付近はスキー場になっていて、ただのトレッキングシューズでここにいるのは私だけの様だ...、うーむちょっと浮いているが...


 スキー場・山頂で乗せて貰ったリフトから撮影





 まあいい、山頂も見れたし、白銀の世界も目にすることが出来たのだ!











 後は街並...

 これが見れればこのターゲットは仕留めたと満足して帰れるだろう...




 よし!これだっ!!!

 トーチャール山頂付近からのテヘラン全景...



 「...」

 「...」


 「うーむ薄々勘付いてはいたが...」


 街を見るには離れすぎているし、それに標高も高すぎたようだ...







 まあいい、気持ちを切り替えよう...

 取合えず街は見たことにしておこう!



 それに「世界一のロープウエイに乗ったツーリスト」

 ということは、ちょっとだけ省略して

 「世界一のツーリスト」

 と言い換えても間違ってはいないだろう...


 「んっ?つい最近このネタ使っていたような気もするが...」


 まあいいだろう...






 とにかくこのテレキャビン...

 乗るだけの価値はあったと言っておこうか...




追記

その後友人からの連絡で実はここが世界一でないことが判明、
世界一のロープウエイはベネズエラのメリダで全長12.7km、標高差3188m、終点の標高4765m、往復3時間以上というものらしい...

記事内容の訂正をしておく...

ゴルコ遺産…

2007-01-14 05:22:43 | その他徒然…
2007.01.14

「GOLCO31」の「プロファイル」の項目に新企画「ゴルコ遺産」を追加!

 目的は

 世界各国で任務を果たしている「デューク東城」が、世界遺産に対抗して

 「22世紀に残したい...いや?残るかな???...まあ残っても残らなくてもどうでもいいや...」

 と厳しい基準を設けて今まで見た素材の中から適当に厳選に厳選を重ねて選び抜いた都市、あるいは建築物、自然等を抽出して旅行者の各位に対して公開する事を目的としたページである...


 時間のある方や暇でしょうがない方のみ見ればよい程度のページである…

ダマスカス(シリア)

2007-01-13 01:31:18 | 2ndミッション 中東:南アジア
2007.01.13

13... 不吉な...




シリア…

 その物価の安さと人の親切さから評判もよく、そのホスピタリティーに感じ入ってこの国を好きになる旅行者も少なからずいる…

しかし、このプロフェッショナルの目はごまかせない…

 なんと言っても私はヨーロッパを中心に旅行を続け、既に99もの国を歴訪したほどのエレガント・ツーリストなのである...

 ここシリアも発展途上国のご多聞に漏れず、ツーリストのいる場所では他の国と同様にツーリストずれした人間は散見されるし、それにもまして市民の足である公共の乗物(バスやミニバス)に関係する人間は外国人と見ると平気で嘘をついて変な場所で人を降ろそうとしたり、料金を誤魔化そうとしたり、それにない筈の荷物代なんかを当たり前のように請求する奴もいる…

 そうはいっても中央アフリカ地域の100倍ましだし楽だからそんな手に引っかかることはないがとにかくイライラさせられる…

 さらに付け加えると、シリアではしばし世界遺産級の観光地(ローマ劇場のある街のボスラやローマ遺跡のパルミラ)ではしばし入場料が”学生証をもっていても26才以下と制限”を付けているため、真面目に観光すると結局高くついてしまう…!!

 んっ!!この際”私が学生でもないのにインチキして学生証(本物です)を持っている事にはちょっと目を瞑っていて貰おう”…



 話がそれたが、このシリアの首都はダマスカスという…


 なぜシリアの首都がダマスカスなのか??



 私には分かる!!


 この意味が…



 この国は”「騙すカス」共の国”だということが…



 

P.S. 旅が平坦すぎて何のネタもなく、誹謗中傷になってしまったことをお詫び申し上げます。
でも、ちゃんとちょっとはいやな目にも会っております!!(言い訳...)

世界一の...!!(バールベック/レバノン)

2007-01-07 00:36:51 | 2ndミッション 中東:南アジア
2006.01.07




 トルコからはシリアのアレッポに立ち寄ってレバノンの首都ベイルートへ到着

 ここでは何が何でも見たいものがあった。世界遺産としても有名なローマ遺跡のバールベック、この国最大の見所だが私の目指す場所はここではない!

 なんでも「世界一の・・・」

 が、あるらしいのだ。

 当然この事はセカンドミッション開始以前から熟知しており、決してたまたま宿泊したベイルートの宿の情報ノートに「バールベックにいったついでに簡単に立ち寄れます」と、書いてあったからバールベック観光前日に気づいて急遽行く事にした訳ではない、と、言明しておこう!!

 早速バールベックに向かい、到着と同時にバールベックには目もくれずに世界一を目指す。遺跡から徒歩10分...

 あった!






世界一の...











「人工的に切り出した”石”....」





うーん、ただの石だがとにかくデカイ...

サイズは...、言ってしまうと見た時の衝撃がなくなるので敢えて言うまい...





 これで私は「世界一の人工的に切り出した石を見たツーリスト」

 即ち省略して


「世界一のツーリスト」



と言っても過言ではないだろう...!!

ヨーロッパorアラビア??(イスタンブール/トルコ)

2007-01-01 23:28:47 | 2ndミッション 中東:南アジア
2006.01.01

それにしても判断に苦しむ...

ガイドブック等にはイスタンブールがアジアとヨーロッパの境目のような事を書いてあるが断じてアジアなどではない。
大きく行って中東とヨーロッパの境目であろう...

ではイスタンブールは、そしてトルコはどちらに属するのだろうか?
乱立する巨大なモスク群、ながれるアザーン。そして顔立ちは完全にアラビア系、たまに混血はいるもののヨーロッパ人とは明らかに違う顔立ちだ。メンタリティーもヨーロッパ人とはかけ離れている。公共機関である大型バスは有名な観光地になると観光業者と結託して人に嘘をついて途中で降ろしてしまう事があるなどその極悪非道ぶりはヨーロッパでは考えられない。まあツーリスティックな場所にいる人間が良い腐りっぷりをしていると言っても良いだろう!

どうみてもここはアラビアだ!!

でも...

サッカーのヨーロッパ選手権にはヨーロッパの中の1国として出場し、当然ワールドカップの予選もヨーロッパ地区、ヨーロッパ風のショッピングモールやビルディングもある...

うーん、どっちにしようか...??

日本政府の判断は?
外務省のホームページに寄ると...

えっ!トルコは「ヨーロッパ!!」に...

ふむぅ~...

よし、結論を出そう。どうみてもアラビアンなこの国だが、ここは「ヨーロッパ」にしておこう!

なぜなら私が「ヨーロッパ・エレガント・ツーリスト」だからだ...


これが証拠!誰がなんと言おうが「トルコはヨーロッパ!!」
ここ「外務省海外安全ホームページ」をチェック!!



写真はイスタンブールの日本大使館付近の街並み、近代的...



写真はイスタンブール市内のロープウエイ、こんなものまであるとは...、うーんヨーロッパ!!