謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

乱暴3・怒りのアフガン...(カブール・アフガニスタン)

2007-02-20 20:25:03 | 2ndミッション 中東:南アジア
2007.02.20


 アフガニスタン...

 いずれは行くとしても今回この国は省略するつもりだった...

 パキスタンのペシャワールに到着し、泊まったモーテルにいたイタリア人の老齢の夫妻。

 彼らが最近アフガニスタンを訪れており、ペシャワールでは簡単にビザが取れてセキュリティー上もそれほど問題は無かったと言うので急遽予定を変更し、アフガンへ行くことに決めたのだった...




 ペシャワールに到着したのは2月9日の金曜日の深夜、土日をはさみ月曜日から動いてパキスタンの再入国の許可やアフガニスタンのビザの取得まで終わったのが2月15日の木曜、さらに国境付近は政府自治の及ばないトライバルエリア(部族自治区)なのでそこを通過する許可証を金曜日に取得して2月の16日の土曜日にようやく出発!

 一つ一つの手続きは簡単だったが入国までの準備に5日間かかった...、なんとも面倒だ...


 国境までは

 「政府の指定する旅行代理店に接触し、ガードをつけて移動するように」

 と、許可証にはあったものの、料金が高かったので乗り合いのミニバスに乗せてもらって移動、

 国境で

 「なんで護衛をきちんとつけないのか?セキュリティー上問題が合ったらどうする?」

 と叱られた物のなんとか無事にアフガンに入国、


 乗り合いのタクシーで首都のカブールへと向かった。





 首都狙撃者の私にとって、第一目標はもちろんこの首都のカブールだ!


 しかしアフガニスタンにはもうひとつ行きたい所があった。

 「タリバン(イスラム原理主義者)に破壊された石窟仏像がある町、バーミヤン」

 だ...


 幸いに到着した日は快晴、早速バス停を確認し安宿に泊まり翌日の出発を待つ。

 しかし、その翌朝...







 「雪...」





 結局この後の3日間、天候は回復せず、毎朝雪に遭い、カブールからバーミヤンへの道は悪路と化してしまったためにバーミヤン行きは断念...


 ペシャワールへ戻ることとなった...



 確かに第一の目標は達成できたからまあクリアーしたと言っても良いが...やはりちょっとは残念だった...











 えっ?タイトルと内容が何の関係も無いって...???




 タイトルは

 「何となく面白そうだから、ただ付けてみたかった」

 だけである...

ファッキンスタン...(クエッタ・パキスタン)

2007-02-04 20:02:07 | 2ndミッション 中東:南アジア
2007.02.04

 結局イランには15泊することとなった、トルコで情報収集していたときは東からの横断者から悪評の高かったこの国...、私にはそんなことは何も無く、ただいい思いをしただけの国となった。

 そのイランを出国してパキスタンへ入国、建物はそれまでの良く整備されたコンクリート製のものからおんぼろ小屋に、そしてそれまでの舗装路が一気に変わり未舗装のダートへ...

 久しぶりの本格的な後進国の香りだ...、「ヨーロッパ・エレガント・ツーリスト」をもって鳴らす私には厳しい所だ...


 国境のタフタンに到着したのは昼前、ここでたまたまであったパキスタン人の兄弟2人の学生はUAEやテヘランに行っていたなど中々のインテリだった...



 その内の一人、兄貴の方が国境にある安宿のトイレに行く 

 決して清潔とは言い難いアラビア式のトイレ、水道は中に無く、人の残り物が穴の中から顔をのぞかせている...



 イランでは中々にお目にかかれない風景だった...




 兄貴はそのトイレを見て一言

 「ディス・イズ・パキスタン(これがパキスタンなんだぜ)、アイ・ヘイト・イット!(こんなのは御免だぜ!)」


 「...」


 どうやらこの国は私のテイストには合わないらしい...




 そしてこの日、クエッタまでに乗ったボロイ夜行バスで埃まみれになり、そして死ぬほど寒く、おまけに夜に途中で食べたローカルフードに当たりクエッタで3日も寝込む羽目と鳴った...



 私にとって101カ国目となるこの国...、101といえば素敵な女性にプロポーズしてもいいのかもしれない数字なのにこのざまとは...


 パキスタン...


 あえてこう言わせてもらう!


 「ファッキン・スタン!!!」


 と...