謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

初出社、私のデスクはやはり無し!(東京:日本)

2010-03-01 23:42:18 | Gという名の職業
日本


2010.03.01(月)


 新しい会社が決まって今日が最初の日だ。

 だが、そのまま現場に行くわけではない、この業界には新人研修として法定時間が定められているので先ず東京本部に顔を出し、そこで4日間教育を受けなければいけないのだ。

 朝、2ヶ月ぶりに乗るラッシュ・アワー、不快感ではあるもののそんなに不快は感じない、久しぶりの感触を楽しみながら味わっている自分がいる。

 会社のある駅に着いたのは出社予定時刻の30分前、山の手、京浜東北線は朝ラッシュの影響や人身事故などで遅れることがよくあるので充分に余裕を持った時間に到着した。


 私はコーヒーショップに立ち寄る。

 何事もはじめが肝心だ。頭を整理してこれから始まる新しい生活に集中する、その為のメンタル・スイッチの切り替えが必要だと感じたからだ。

 私はガムシロップを入れたアイスコーヒーを飲み、煙草に火をつけ落ち着いて書類を眺める・・・

 提出する書類は全部揃っている、そして今日最初の予定は健康診断、その為に朝食も抜いてきてる。その後はおそらく警備業界に関する教育が始まるのだろう。これは相手に合わせつつ受けるしかないのだろう。

よし!

私は煙草を消し、残っていたコーヒーを一気に飲み干す。


準備は万端だ。



 『・・・』



 『・・・・・・』



 『そういや俺、何でコーヒーにガムシロップなんて入れて飲んでたんだ?健康診断があるからといってわざわざ朝食を抜いてきていたのに・・・』



 『・・・』



 『・・・・・・・』




 『やっ、やっちまった・・・・!』




 その後健康診断でおそるおそるコーヒーを飲んだことを告げると・・・



 「あら~、その時間なら多分検査(血液検査や尿検査)で出ちゃいますよ~!こういった診断を受ける前は最低6時間はそういった物を取らないようにしないと~」



 『・・・』




 『・・・・・・』



 『ごっ、ご尤もで・・・』




 検査結果が出るには少し日にちはかかるが・・・



 どうやらこのプロフェッショナル



 新生活は「糖尿疑惑デビュー」での幕開けになりそうな、そんな予感で一杯である・・・


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