謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

青の極限・・・(エル・カラファテ:アルゼンチン)

2008-05-26 02:51:10 | 3rdミッション 南米
2008.05.26


 ここに来たのはある"記事"に導かれての事だった・・・

 中央アジア行の大半を共にした強敵(とも)、かつては「狂犬」と恐れられたその男の書いた記事

 そのタイトルは「青の極致

 そこに写っている写真・・・

 本来エル・カラファテに来る予定ではなかったが・・・

 冬季のシーズンオフになったこの時期にわざわざここに来たのは・・・

 それに強く惹かれたからなのだ・・・

 是非とも一読をお薦めする。


 ちなみに今回のタイトル「青の極限」は何の恥じらいも無く一見友人のタイトルをパクっているようかに見えるが・・・

 これは全く私のオリジナルである!

 そこんとこ世露死苦・・・!!



 到着した翌25日。

 早速ロス・グラシアレス国立公園にあるペリトモレノ氷河のミニトレッキングに行く事にする。

 本当はもっと長時間氷河の上を歩ける「ビッグアイス」というツアーを取りたかったのだが・・・
 あいにくもう時期が終わっており、このミニトレッキングも5月一杯で終了するということだ。

 知らなかったので何とか滑り込みセーフ、ラッキーと言っていいだろう。

 しかしツアー代は約100ドル、今まで一日のツアーで使う最高金額だ。それに見合うものが見れるのか??期待は高まる・・・


 「グラシアール=氷河、つまりロス・グラシアレス国立公園とは氷河国立公園のこと。
 ここは南極、グリーンランドに次ぐ氷河面積があり、氷河の世界を堪能できる。

 公園内にはいくつか氷河があり、その中でも有名なのがペリト・モレノ氷河。
 このあたりは冬の最低気温が割と高いので、
 氷の溶融、再氷結が短いサイクルで繰り返される。
 そのため氷河の先端部では巨大な氷の塊が湖の中に崩落していくをみることができる。」
 (以上、ガイドブックより抜粋した「青の極致」からの抜粋)


 そう氷河の上を歩く事も確かに楽しみだが・・・それ以上にこの"崩落"を見てみたいのだ・・・


 何はともあれ・・・朝0830時にミニバスが泊まってる安宿に来てくれてピックアップ。時期が時期なだけに空が明るくなるのが遅く、0930にボートに乗った時でもまだ薄暗い。



 そして氷河が近づいてくる・・・

 ちなみに今回上を歩くペリトモレノ氷河は全長35km、先端部の幅は5km、そして先端部の高さは60mぐらいある。

 

 「氷河は気泡が少ないため、非常に透明度が高い。
 青い光だけを反射し、他の色は吸収してしまうため、氷河が青く見える。

 水色の湖に青い氷河。
 これまでに見たことのない光景はいくら見ていても飽きない。」
 (「青の極致」からの抜粋。同意なのでこのまま利用)


 ボートは対岸に着き、アイゼンを靴の上に装着し、いよいよ氷の世界へ・・・

 これがアイゼン、これを靴の上に着ける。


 そして「イケ面」ぞろいで有名なガイド



 ガイドの先導の下、一列になって進む、ガイドはもう一人いて最後尾から全体をケアしている。

 いよいよトレック開始。


 氷河の上に氷が溶けて小さな池に・・・不思議な感じ。


  そして氷河の上にある渓谷・・・



 昨日は雨でエル・カラファテの朝も天気が良くは無かったが・・・

 ロス・グラシアレス国立公園は雲こそあるものの風はなく快晴。

 「晴れ男全開」

 である・・・

 と、誰かも似たような事を書いていた・・・

 
 そして「そこには神秘的な青の世界が待ち構えていた。」
 (「青の極致」からの抜粋。同意なのでそのまま利用)
  
 
 

「中国の九塞溝とはまた違った青の世界。
 色味はそれほどバラエティに富んでいるわけではないが、
 その透明度・深みに関しては他に類をみない。
 ただ息をのんで眺めていた。」
 (「青の極致」からの抜粋、「九塞溝」は見ていないのがまあ多分そうだろうと同意の為そのまま利用)

 そして氷河の上で「氷河入りウイスキー」を乾杯!!

 氷河をピッケルで砕きバケットへ、そしてコップを上にして並べて豪快にバケットから振り込んでいる。
 

 

 ちいさく見えるテーブル、この上で飲んでいた・・・



 そして氷河の入り口まで戻って氷河を眺めながら昼食。
 格別である・・・

 でも昼食を持っていかなかったのでただ見てただけであるが・・・

 入り口付近の氷河、色合いがなにか心地よい・・・
 


 この後ボートで対岸に戻る


 ボートから見たペリトモレノ氷河、これで左半分




 そして、バスに乗り換えて今度は展望台へ


 展望台からの氷河。今度は右半分
 


 これは中央部から



 そして崩落。

 この氷河が有名なのはその流れの速さから引き起こされる崩落がよく見られる事。
 一日平均して中央部で2m、両端でも40cmという速さ。


 冬季でミラドールに居れたのが1時間も無かったのでこの崩落を見れるかどうか危ぶんでいたが・・・
 何とか2,3回は見れた。

 (音は結構聞こえていたが見えない場所でおきていた事が多かった・・・)

 写真は直後、気づいて構えたけど崩落中には間に合わなかった・・・
 




 そして翌27日


 「氷河の素晴らしさに魅せられてしまったので、
  別の氷河も見に行くことにした。」
 (「青の極致」より抜粋。完全に同意なのでこのまま使用)

 「その日はパタゴニア特有の強い風が吹き荒れ、
 天気がコロコロと移り変わる。」
 (同様の状況だったのでこれも「青の極致」より抜粋、ここはパクらんでも良かったのに・・・)

 昨日払った国立公園入場料40ペソ(約1400円)をまた払うのは痛いし、国際学生証による割引がきかないのは痛いが・・・これも「青の極致」なんて記事を読んでしまったから仕方がない・・・
 
 『あの野郎・・・あんないい写真を撮りやがって・・・』

 『これじゃぁ行かなきゃ行けなくなるじゃないか。また100ドルだぞ・・・』

 今日は高速フェリー、まあ私クラスになると意識せずとも何事もエレガントになってしまうのだろう・・・


 先ずは国立公園内で先端部の高さが最高のスペガツィーニ氷河。その高さは高いところで135mほど。
 
 


 そして最大の大きさをもつウプサラ氷河、全長60km、先端部は5-7km、そして高さも80-100mと巨大

 これが全景。全部写りきれてないけど・・・


 そしてアップ、きれいな部分と汚れが入った部分がある。
 

 写真では大きさがつらわらないが・・・フェリーで近づくとその長さと大きさは迫力がある。

 「そしてもちろん青い氷河も。
 大きさも大小様々。
 まるで南極のよう(見たことないけど…)」
 (「青の極致」より抜粋、同感!同じく南極は知らないけど・・・)

 

 

 穴の開いているヤツや・・・(最初の写真)
 

 
 中にはこんな透き通ったものまで・・・
 


 そして昼食、例によって昼食を持っていかなかったが・・・
 その国立公園内のにも氷河がごろごろと・・・

 

 停泊中のクルーズ船。



 ・・・



 ・・・・・・



 「圧巻。

 ただ凄いのひと言。。。

 氷河の世界を堪能できた。」
 (「青の極致」より抜粋。同感!!)

 「そしてここより更に南にもまだ氷河がある。
 そこは南極。
 行ってみたい。。。」
 (「青の極致」より抜粋。
  同感、しかしこちらはシーズンが完全に終了している為にはじめから
 「ノーチャンス」
  首都のない大陸の大地をこの足で踏みしめるというロマンもあったが・・・
  ここは断念せざるを得なかった・・・
  無念・・・)




 いずれにしてもこの氷河達・・・・

 恐るべき青さ、その種類の数々・・

 「青の極限」を極めているといって良いだろう・・・



 やはり、やつらハンパじゃねぇ・・・

壮絶!決死の冒険行!!(プエルト・ナタレス:チリ)

2008-05-24 10:58:31 | 3rdミッション 南米
2008.05.24(土)


 プエルト・ナタレスに到着したのは23日、3泊4日のエレガントなクルーズを終えての事だった。

 私はこの日、ここに宿泊することを決める。


 これからやる事に・・・体調を万全に整え英気を養う必要があったからだ。

 宿泊したカスティージャ、高かったけど部屋もきれいで非常に良く中でもシャワーが横に出せる(写真にある横の6つの黒い部分からシャワーが出せる)のは凄かった。これも私がエレガントだからだろう・・・
 

 そう、今から私がやろうとしている事・・・

 これは紛れも無く"冒険"と言える物語になるからなのだ・・・



 通常私はこういったアドベンチャーを好む男ではない。

 ただ、過去の歴戦の旅歴から、私を"冒険家"や"探検家"になぞらえる者が大多数かも知れないが、あくまでも私はヨーロッパを中心とするエレガントな旅行をする単なるいちツーリストである。


 だが・・・"このイベント"だけは・・・避けて通りたくなかった・・・




 南米大陸、そのハイライトは人により異なる。

 あるものは世界最大の瀑布・イグアス、世界最大落差のエンジェル・フォール、あたり一面塩に包まれたウユニ塩湖、ブラジルのアマゾン川下り、特殊な自然形態を持つガラパゴス諸島、マチュピチュ、パタゴニア・・・

 思いつくメジャーなものはこんな所か??


 だが・・・

 そんなのは所詮素人の浅はかさ・・・

 本当のプロフェッショナルのやる冒険はそんなもの全てを吹き飛ばすぐらいに過酷で・・・そして常人には決してマネしようもないアドベンチャーなのである・・・



 私が南米大陸に入った時・・・

 私の南米でのハイライトは今から行うことにあったのだ・・・

 そして私は自分の全身全霊を尽くし、命がけで事に臨むことを・・・!!


 チリ・・・

 日本ではそれ程有名な国ではない・・・

 だが・・・

 だがここには"本物しか出来ない大冒険行"があるのだ・・・


 これから私のやることを説明していこう・・・
 
 この行動を成し遂げられるか?それとも途中で命を落とすのか??
 それは今は分からないがもしもの時の為、私が何に挑んでこの"命を散らせていったのか?"を。多分3人以上はいそうな、でも5人は絶対にいない数多くの愛読者に伝える義務が私にはあるからだ!!



 ちょっと地図があったら眺めて欲しい・・・

 チリは細く縦長に伸びる国、南北の長さは実に4329Km。

 日本列島の九州の最南端からの北海道の最北端までの長さが約2000Kmだから実に2倍以上の距離だ・・・

 この縦に細長く伸びるこの国・・・

 北と南では全く違った環境になるこの国を・・・


 この冬の過酷な時期に・・・


 端から端までくまなく一気に横断する・・・


 それもたった一本のバスで・・・

 一度の休憩も挟まずに・・・



 こんな離れ業を思いつき、そして実行に移そうとする旅行者はこの"熱き魂"を持つエレガントなツーリスト、このデューク東城ぐらいだろう・・・

 やはり目の付け所がデュークなのである・・・


 これが舞台となったプエルト・ナタレスの中心、アルマス広場。



 明けて24日、いよいよ冒険の始まりの日。

 私はホテルで朝食を摂りバス停へ向かう。

 ホテルの朝食



 私が命を預けることになるバス。もちろん慎重に選んでいる。

 数社回って私が賭けたのはこの0900時発のバス。決して他の会社が0730時発だったからこれにした訳ではない・・・



 昂ぶる気持ちは抑えられない、足が小刻みに震えるのは決して私が臆病だからではない。

 武者震いだ。
 
 これから始る凄絶な冒険に・・・

 私のテンションはかつて無いほどに上がっている・・・

 一生のうち本気になれることを一つだけでも見つけられたらそれは幸せな人生だ・・・
 
 そして夢・・・

 私はこう思う、夢に向かって走り続けた結果なら・・・

 たとえその途上でこの生を終えても、やらなかったよりは遥かに満足した人生を送れた事になるだろう・・・

 だから・・・

 俺は今から俺のやる事に・・・

 俺の全力を尽くすだけだ!!


 バスはプエルト・ナタレスを後にする・・・


 道中の景色、パイネ国立公園横を通るので雄大な景色が見れるはずだがこの日はあいにくの悪天候だった・・・




 
 私がまばたきをしないのは決して緊張していたからではない、この道中の全てを私の目に焼き付けておきたかったからだ・・・

 結局死を迎える結末になっても・・・

 その最後の瞬間まで目を見開いて、そして前を向いて・・・

 私の生き方の全てを・・・

 この刹那にぶつけるのみ・・・



 外は寒いはずなのに・・・

 私の体は燃える様に熱くなっている・・・




 そして1時間後・・・


 バスはチリ国境に到着・・・

 国境町・・・と言うほどの規模ではない、場所と言った方が適切か??



 私はバスを降り、呼吸を整えて前を見る・・・

 このバーを越えれば・・・

 このバーを越えればアルゼンチン





 私はこの壮絶な冒険からどうやら生還できそうだが・・・

 最後の瞬間まで油断は禁物だ・・・

 「99里を持って半ばとせよ」

 といにしえの諺にもある・・・

 私はイミグレに入り出国手続きをする・・・



 順調だ・・・


 これがイミグレ



 私はバスに戻ることにした。

 まだ他の乗客で手続きしている者もいる・・・


 焦る瞬間、私のこの冒険の成否は・・・

 私だけでなく他のメンバーにもかかっている・・・



 待つ事10分・・・今まで感じた10分よりも遥かに長く感じる・・・

 「人生で一番長い10分・・・」

 そういう例えが一番ふさわしい瞬間だ・・・



 だが私の心配は杞憂に終わる・・・

 乗客全てがバスに戻ってきたのだ・・・



 そしてバーが開き・・・


 バスはそれを通過する・・・


 これで我々はアルゼンチン領に入り・・・

 
 距離にして50km、時間にして約1時間にも及ぶ・・・


 この長かったチリ横断を終えたのだ・・・

 




 私は・・・



 私は・・・



 ついに・・・

 
 ついにやったのだ!!


 この前人未踏の大冒険を・・・!!


 やり遂げたのだ!!



 瞳から零れ落ちる涙・・・


 誰かに隠す必要の何があろうか??


 これは人生全てを冒険に賭けた男の・・・

 この南米で最大のハイライトを終えたその・・・

 その苦闘の上での達成の充実感の涙なのである・・・



 決して恥ずかしいことではない・・・





 かくしてまた私の冒険のページに・・・


 新たなる一ページが加わった・・・


 今の私はスーパーグレート・ツーリスト・・・


 あの不可能とも思えた"チリ横断"を終えた漢・・・


 そう、伝説が今・・・


 ここに誕生したのだ・・・!!

ロマンティック・フィヨルドクルーズ(プエルトナタレス→プエルトモン:チリ)

2008-05-23 13:59:39 | 3rdミッション 南米
2008.05.20(火)


 ささいな幸運から物語りは始る。

 サンティアゴに到着したのは金曜日の夕方。月曜日発のこのフェリーに乗る気で土曜日の朝ホステルのスタッフにこの会社に電話を掛けてもらったのだがつながらず、19日の月曜日にサンティアゴにもあるオフィスに行き、もう26日発になる次のフェリーのチケットを買おうと思ったら、19日発の筈が悪天候のために出発が一日遅れて火曜日になるからいまからでも大丈夫と!

 出発は夕方だから夜行バスで行ってプエルトモンに朝着けば十分に間に合う。サンティアゴでもう1週間待ちを覚悟していたので・・・これはうれしい遅れだ。

 ホステルも親切だった。私がホステルに戻ったのは昼の1500時頃、チェックアウトは1200時と書いてあったので、まあ早く出発できるのな今日の1泊分くらいはいいだろうと諦め、そのあと人のいないのをいいことに無料のネットをずっとしていて、出発の1900時頃、荷物をまとめてチェックアウトをお願いすると今日の分はいいよと言ってくれた・・・

 夜行バスに乗りプエルトモンに到着したのは朝の0800時。早速フェリーのオフィスに行きボーディングパス(乗船券)の手続きを済ませ、後はボーディングの開始される1430時までは街を散策する・・・


 料金は約400ドル、一番下のクラスで390ドルだったのでたった10ドルの差ならとしたから一つ上のクラスにしている・・・安い金額ではないが・・・


 私がフェリーにこだわるのには訳があった・・・・

 私がツーリストである理由・・・

 それは私が人並みはずれた”ロマンティスト”だからである・・・

 ロマンの為に身命をいつでも投げ出し、捧げる、そんなツーリストだからなのである!!


 「フィヨルドを巡るこのフェリー・・・今はシーズンオフでこれでも安く乗れる・・・それに・・・フィヨルドといったらロマンティックな響きがある。そう、ここは恋の芽生える場所・・・3泊4日、景色は確かにいいだろう、だがそのうちそれも見飽きて・・・そしてそこで出会った若い男女、お互いに何気なく話をしているうちにその内それにも飽きてきて・・・言葉がなくなったらやる事は一つ・・・濃密に愛を交し合う・・・そんな・・・そんな愛が生まれはぐくまれやすい場所・・・」


 「それがこのフェリーに違いないのだ!!」

 そしてそれこそが私がフェリーに乗る理由なのだ。



 プエルトモンのモニュメントもそう私に語りかけているようだ・・・

 『あなたは美しい恋をして今よりもっと綺麗になりなさい』

 と・・・!!


 愛し合う恋人達の像・・・


 んっ?これ・・・
 
 よく見たら女性に髭が・・・ってホモ??



 そんなロマンに夢を抱きつつ私はプエルトモンを散策していた。


 これは港の近くのアンヘルモ、土産物屋さんの壁がウロコのようでいい感じ。
 

 そして中心のアルマス広場のカテドラル。



 いよいよボーディングの1430時、私は港へ向かう。

 あまりキレイとはいえないボーディング場でちょっと早めに待っていると三々五々人が集まってくる。

 しかし・・・人数がどうも少ない・・・

 このフェリーは230人乗りのはずだが・・・


 数えてみる・・・んっ?14人???

 明らかに外国人と分かるのは西洋人のカップルが2組だけ??

 ロマンスに誘えそうな女性は???


 どう見てもいないぞ!!


 こっこれは・・・無理してフェリーにこだわった意味が・・・!!!


 

 いや、私は観光マシーンと呼ばれる男・・・


 愛や恋などどうでもいい。


 一番大事なことは”観光”だ!!恋愛なぞのうつつを抜かしてる暇などはないのだ!!

 
 ただひたすらに・・・フィヨルドでも眺めてればいいだろう・・・


 1630時、いよいよフェリーに乗り込む

 これがプエルトエデン号。


 そして乗り込む乗客たち、男祭りか?これは??




 1800時、フェリーは出発。これから3泊のクルーズが始る・・・


 プエルトモンを後にする・・・







2008.05.21(水)

 フィヨルド・・・


 その言葉の響きは美しい・・・


 秋のため朝があけるのは遅いが・・・今日一日、やつ等の実力を存分に楽しませていただこうか・・・


 私はデッキに出る。




 外は・・・














 「・・・」






 「・・・・・」






 待て・・・個人の女性客がいず、恋のロマンスの芽生えようのない現在の状況で・・・

 天気まで悪くてフィヨルドが全く見れなかったら・・・


 「私は何にロマンを感じれば良いのだろうか・・・??」


 それにちょっと嫌な事に私が寝ているベッドには何か虫がいて夜刺されてしまっていた・・・

 泣きっ面に虫・・・

 今の私の偽らざる心境だ。

これは艦橋、開いている限り自由に出入りできる。ナビもついている。うーんチリは先進国。
 


 この日夕方まで晴れることなく・・・

 



 ただ日没直前の一時間ぐらい、僅かに雲がなくなったその時に見えた虹が私にかすかな望みを与えてくれただけだった・・・



 そして夜、満月に近い月を見上げてこう思った。


 明日は晴れますように、と・・・

 夜見た月と頂上に雪が被った山。







2008.05.22(木)

 朝起きると空が明るい・・・

 明け方の風景。そして朝日もはっきりと!!
 


 天気は快晴だ。昨日までと打って変わっている。

 これも私が"プロフェッショナル"だからに違いない・・・
 
 昨日から引き続きベッドで虫に刺され、かゆみは増えるばかりなのはいただけないが・・・

 こうなればフィヨルド全開である。

 途中難破船を見たり・・・
  


 そして狭い回廊を通過したり・・・

 


 途中で一度町に立ち寄る、フィヨルドの中の島にある「プエルト・エデン」そう、このフェリーの名前もここから来ているのだ。

 こんなフィヨルドの中の小さな町にも住んでる人がいるなんて・・・不思議な気分になれる。

プエルトエデンと大きな船を泊める港が無いので沖?合いにアンカーを降ろすところ。チェーンの錆が浮かび上がっている。
 

停泊中に小型ボートを付けて人の乗り降りや荷物の積み下ろし等をする。
 

 船はまた狭い回廊に戻り・・・

 

 また途中、山の雪が溶け、滝になっている姿を何本も目にし・・・



 そして周囲の色が変わり始め・・・



 
 夕焼けを見て一日が終わる・・・








2008.05.23(金)

 今日が最終日だ。昨日よりさらに虫に刺されまくったのでかゆみも更に増している。

 だが、空は快晴だ。

 
 明け方の情景。空が徐々に赤みがかっていく
 

 そして朝日が・・・



 時刻は0830頃・・・

 到着は1000時といっているので長い航海もこれで終わりだ・・・


 そして町が見え始め・・・

プエルト・ナタレス。靄に包まれていて幻想的な感を醸し出している。
 

 船は港に到着!!

 停泊中のプエルト・エデン号





 結局若い女性とのラブ・ロマンスは叶わず、400ドルも出して一番下より一つ上のクラスをとったにも関わらず虫に刺されまくったこの3泊4日の旅であったが・・・




 フィヨルド・クルーズ・・・




 このプロフェッショナルを持ってしても「中々やるじゃない!」と言わざるを得ないだろう・・・

ときめき、告白の瞬間(サンティアゴ/チリ)

2008-05-18 04:50:56 | 3rdミッション 南米
2008.05.18




 前回記事でサンティアゴには急いでいると書いたが・・・

 その訳はある"女性"にあったのだ・・・!!

 私を知るものは私が一途な愛に生きる男と知っているだろうが・・・



 そんな私が別の女性に・・・


 こんな感情を抱くなんて・・・





 そう、彼女と始めてあったのは忘れもしない、ナスカでの事だった。

 彼女はその日にチェックアウト、私はチェックイン。

 接触はほんの僅か、もちろんその時の私はそんな感情に芽生えるとも知らなかった。

 ただ、彼女は背が高く、スレンダーで美人だったという印象だ。

 だが、その後クスコで再会し、マチュピチュ行を共にし、そしてクスコからラ・パスまでの道中を共にし・・・

 その時、彼女の持つ素晴らしいパーソナリティーに、徐々に

 「この人なら・・・」


 という感情を持ってきたのに気づき始めていた・・・



 ラ・パスで別れてから・・・


 首都狙撃手たる私はスクレへ、彼女はサンティアゴに向かって行っていた・・・



 その彼女は18日にサンティアゴを出て日本に帰ると言う・・・


 私がウユニを出てチリに入ったのは14日。


 急げば何とか再会出来る日程だ。


 私はこの自分に芽生え始めた感情に・・・


 ケリをつけずにはいられなくなって来ていた・・・



 
 高速移動を続け、サンティアゴには16日に到着。


 彼女は私の目指したホステルに泊まっていた・・・


 心の中で「間に合った」と息をつく。

 急いだかいがあったのだ!!


 だが、あせってはいけない・・・


 その日は思い出話に花を咲かせる。


 "自分の想い"はまだ伝えていない・・・



 翌17日、思い切って彼女を市内観光に誘ってみる。



 "街の全景フリーク"と高く評価される私のチョイスに間違いはない。


 彼女を「おおっ!」と言わせる観光ポイントはすでに手中に収めている。初めての街でも・・・この辺りは私はプロフェッショナルなのである・・・!!



 旧市街の近くのサンタルシアの丘に行く。ここはただの前座だ・・・

サンタルシアの丘から旧市街を望む



 そしてハイライト・・・


 夜景がもっとも綺麗に見えるサンクリストバルの丘に・・・


 夕方から夜に移り変わり行く景色・・・

 ほのかに光を変えながらライトアップされる丘の上のマリア像・・・



 眼下に広大に拡がる街の明かり・・・






 ムードは満点だ・・・



 いつ言い出すか?

 タイミングが肝心だ・・・

 

 軽く握った手のひらからうっすらと汗が流れ始める。

 秋に入ったサンティアゴ、それも丘の上なので寒いわけはない・・・


 こんな緊張は初めてだ・・・


  中央アフリカで軍警察と揉めた時コートジボアールの反政府の拠点ボウアケで拘束されそうになった時 でも今ほど固くはなってなかった筈だ・・・



 しかし、彼女は明日旅立つ身、時間が無限にある訳ではない・・・




 足が小刻みに震えている・・・




 「機械(マシーン)と呼ばれるこの私にも・・・こんな感情があるとは・・・」



 怖気づいてはいけない・・・



 私は軽く息をフッと吐く・・・



 覚悟はもう決まっている・・・






 私は彼女の瞳をじっと見つめ・・・


 伝えなければいけないこの私の想いを・・・


 ついに告げたのだ!!










 「あの~・・・日本に帰るのなら・・・ついでに私の荷物をお願いします・・・・」








 しばし逡巡の間があく・・・







 そして彼女は・・・




 「いいですよ~!!」




 と言ったのだ!!
  




 告白成功・・・・!!!






 私の真摯な想いは・・・彼女に届いたのだ!!



 またしても荷物が・・・荷物が一番安全な方法で・・・



  日本に届くのだ!!



  翌18日、荷物が心配なので・・・・



あっ!



彼女を独り寂しく空港に行かせるのも悪いので...



空港まで彼女を送ることにした。



  もちろん運んでもらう荷物は私が空港まで持っていった。




 そして彼女がまとめた袋の中に私の荷物がある事をしっかり確認し・・・彼女が消えていく姿を見送ったのだ!!



 去り行く彼女の背中を見送りながら私はこう思った。




 あの彼女なら・・・



 私の荷物を間違いなく日本で届けてくれると・・・・!!

危険な街・・・(サンティアゴ/チリ)

2008-05-16 03:51:56 | 3rdミッション 南米
2008.05.16




 15日の1200時にサンペドロ・デ・アタカマを出発し、高速移動を続けサンティアゴには16日の1730時頃に到着。

 この移動の間に世界遺産の街バルパライソの観光を4時間で終えるなど相変わらずその"観光マシーン"ぶりは絶賛に値するばかりだ。

バルパライソで取った湾周遊のランチャでのツアーから

通常の倍の料金だったので怪訝に思ったがそれはこの米空母ジョージ・ワシントンがバルパライソ沖合いに寄航していてそれを見るためだった。

それにバルパライソの街並み。急な傾斜にトタンの屋根。それに坂を上がるアセンソール(ケーブルカー)が特徴。



これは垂直に上がるアセンソール。もやはエレベーター





 急いだのには訳があるが今回の話には関係ないので後述する。

 いずれにしてもサンティアゴの旧市街の中心とも言えるべきプラサ・デ・アルマスに面したホステルのドミを取り、以前であった日本人旅行者にも再会してほっとする。

プラサ・デ・アルマスの夜景
 

 ホテルに入ると宿泊客が私に一言。

 「ここは他の南米の都市と違って油断しがちだが・・・そんなことはないぜ。ここでもすりやひったくりが多いから気をつけな!!」

 と・・・

 そしてホテルのレセの人や同ドミの人も同じような忠告を・・・

 正直言ってこのプロフェッショナル、スリや引ったくり程度は危険とは考えない。強盗ならまだしもこのレベルなら用心すればすむだけの事だからだ・・・

 ホテルに到着してまもなく、知り合いの日本人旅行者がイタリア人に誘われて夜景を撮りに行くがどうか??と聞いてくる。

 別にやることもない。

 通常新しい都市は用心するのだが、ここはさほど危険を感じないしイタリア人はよくここを知っているみたいだ。

 私も同意して外に出ることにする。

 時刻は1900時。

 彼らと一緒に一時間ぐらい歩いて噴水を見に行く。

 中央アジアの噴水に比べれば派手さは足りないがまあいい見物といった感じだ。

 

 噴水を撮っている途中、イタリア人の持ってるカメラを堂々と掏ろうとした奴がいたのにはちょっと驚いたが・・・

 別に夜は人も多く、やはり危険というには程遠い・・・

 移動中殆ど食事を摂ってなかったので食事をして、宿に冷蔵庫があるので3リッターのコーラを買って宿に帰ったのは2200時。

 コーラを冷蔵庫にしまってシャワーを浴びて一息つく。



 「サンティアゴ・・・なんら恐るるに足らず・・・」




 私の正直な感想だ・・・



 2300時ごろから久しぶりに日本人旅行者と話し込む。


 宿の別のお客たちはなにやらパーティーを開いてやっているようだが私には関係ない。なんといっても今日到着したばかりだ。


 話していた内容は他愛のないことだ。一緒にいた時のことや別れてからのお互いの旅行・・・

 楽しいひと時だ。

 いつしか時計は日付を越え、0200時。

 開かれていたパーティーも終わっていた。

 こちらももう寝る時間だ・・・


 時間も忘れて話し込んだために喉が渇いていることに気づく。


 お互いもう寝ようと言い、私は冷蔵庫へ、買ったばかりの3リッターのコーラ。水不足に悩むこともない。


 そして冷蔵庫を開けると・・・





 「・・・・」






 「・・・・・・」





 「にゃい!!ぼきゅのきょーらがにゃいのでちゅ・・・!!!」






 宿に帰る前に買ったばかりの・・・



 まだ新品で封も切っていない・・・


 そして丁寧に、漢字で名前まできちんと書いていたのに・・・!!





 「あぅあぅああぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~・・・!!」




 疑うことは良いことではないと知っているが・・・


 我々以外に動いていたのはパーティーメンバーだけだ・・・


 
 3リッターもあるコーラ、一人で飲みきれる訳がない。

 彼らの中の誰かが、封を切り、よってたかって嬲り殺しにされたに違いないのだ・・・



 だが、大勢参加していた彼らから犯人を特定するのは無理だろう。それに泊り客以外も来ていたのだ・・・


 名前を書いた私の大切なコーク。

 ゴミ箱も少し見たが余りに乱雑で探す気もしないし見つかってもどうすることも出来ない・・・



 私は泣く泣く愛するコークを諦める事にした・・・



 サンティアゴ・・・



 このプロフェッショナル・・・


 今ならわかる・・・



 皆が旧市街は危険だといっていた訳が・・・!!





 そしてその最も危険な場所は・・・



 旧市街の中心にあるホステルの共用の冷蔵庫とパーティー開かれるのタイミングであると・・・

激闘の記録。第22話予告編

2008-05-15 10:35:57 | 3rdミッション 南米
2008.05.15

「激闘の記録」に新作

第22話 魔の罠の潜む時・・・

 をアップ。

あらすじ

 南米観光のハイライトとも言えるボリビアのウユニ塩湖観光。

 それに併せてボリビア→チリの国境越えを目論むデューク東城。

 だが・・・ツアーを取っていたのにもかかわらず。そこには予期せぬ”魔の罠”が仕掛けられていた・・・!!

 無事にウユニ塩湖観光を終えてチリ入国を果たすことは出来るのか??

      どうする!ゴルコサーティーワン!!


が内容となります。

あの時ウユニで一体ゴルコに何が起こったのか??

誰も気にしてくれなかったその事実が今明らかになります。


世界の富を・・・(ポトシ:ボリビア)

2008-05-09 09:45:20 | 3rdミッション 南米
2008.05.09



 ポトシに到着して「世界最高のツーリスト」となった私だが・・・


 物語はそれだけでは終わらない・・・


 何故なら私は「プロフェッショナル」だからだ・・・





 きっかけはひょんな事からだった・・・

 昨日行った「鉱山ツアー」でミラドール(展望ポイント)に寄るといっていたのに省略され、それでクレームをつけて再度今日、ミラドールだけ行くことになったことから全てが始まったのだ。

 これがとった「シルバーツアー」。
 鉱山ツアーだけでよいなら値段も安くしてくれたので十分だったが・・・



 これは昨日訪れた鉱山ツアーで坑道の中に祀られていた物(説明は聞いたがなんだか不明)
 このご神体?の印象に残ったのはとにかくデカかったこと!男として敗北を感じる瞬間・・・
 



 そしてミラドールに到着、街の全景を見る・・・

 しかし・・・ここはミラドールというよりただの見晴らしのいい場所だった。

 街の全景。



 そこから少し上がれば・・・またもっといい、そしてよりミラドールにふさわしい場所が見えているのだ・

 私はここから歩くと告げ、ツアー会社と別れを告げる。


 20分ほど上がったのだろうか?

 ミラドールに到着。

教会がある。


 ここにはガイドブックにのっているような有名な旅行会社も来ていて、まさにポトシの街を眺めるには格好のスポットと言った所だ・・・

 標高は4250m、4070mあるポトシの街より200m程上に上がった計算だ。

 ミラドールから見たポトシ市街



 私はこれで満足して・・・


 んっ??


 そう言えば「セロ・リコ(鉱山の名前。富の山という意味)」の頂上が・・・やけに近く見える・・・


 ミラドールから見上げたセロ・リコ




 そういえば・・・ポトシを語るとき、誰もが「鉱山ツアー」にいって暗い坑道を歩いた話はするものの・・・

 ついぞ、この山を登ったというツーリストの話は聞いていない・・・

 頂上に建物やアンテナがあるから行けるのには決まっているのだが・・・



 何故誰も行かない・・・??



 ここは・・・


 どうやらこの私の出番がやってきたようだ・・・



 なんといっても今の私は「世界最高のツーリスト」だ。



 ただ鉱山ツアーに参加するだけでなく、その鉱山の頂点を見るというのはこの「プロフェッショナル」ならではの着目に違いないのだ!!



 そう、この私、「目の付け所が"デューク(公爵)"」なのである・・・


 頂上の標高は約4800m

 高度差にしたらここから約650m。幸いにして時間はあるし道も続いている。

 登山なんて苦しいだけだから別段興味はないが、頂点から見る街の景観には惹かれるものがある。

 よし、そうと決めたら後は登るだけだ・・・



 私は足取りも軽く、頂上を目指し始める・・・


 


 道はダート、結構高い位置まで車が通れるようになっていた。




 道はたいしたことが無いものの、高度の高さが私を苦しめる。

 天気は快晴なれど吹き付ける風は冷たく、また一歩一歩大地を踏みしめるたびに深く深呼吸をしなければならないほどだ・・・



 時折道中に坑道の入口をみかける。




 登り始めて一時間半・・・


 道が獣道に変わり、一段一段の高さがまた私を苦しめていく・・・



 頂上付近になると道が獣道に変わっていく。




 はるか下に見下ろす街並が、私の今いる高度を教えてくれる・・・

 そして街がどんどん遠くに・・・



 結局歩き始めて2時間ぐらいたったのだろうか・・・



 私の目の前に「セロ・リコ」の頂点が・・・


 ついに頂上が・・・




 高度4800m、下のミラドールから見た街も大分芥子粒のように見え・・・
 そして辺りは360度のパノラマに・・・

 頂上からの街の景色




 私はついに・・・


 ついぞ他のツーリスト達が踏みしめたことのない・・・


 このセロ・リコ(富の山)の頂点を極めたのだ!!



 頂点を極めたデューク東城。写真は3脚撮り







 「・・・」






 「・・・・・・」





 この先に私が何を言いたいのか??





 つい先のブログでも書いたばかりだからもうバレバレかもしれないが・・・






 「プロフェッショナリズム」とは、一つの道を究めし者にのみ与えられる称号なのだ・・・





 ここで後に引くわけにはいかない・・・




 誤解を恐れずにこう言わせて頂こう・・・



 このプロフェッショナル・デューク東城



 世界一高い都市にある富の山(セロ・リコ)の頂点を極めたツーリスト・・・



 略して



 「世界の富を極めたツーリスト」



 であると・・・


世界最高の・・・(ポトシ:ボリビア)

2008-05-08 09:53:24 | 3rdミッション 南米
2008.05.08



 現在はボリビアのポトシに滞在している。

 この街は鉱山の街であり、1545年に大銀脈が発見されてからのこの街の栄枯盛衰は、ボリビアの歴史そのものを反映し、その歴史的価値から行って世界遺産にも登録されているほどの実力を有している。

 独特の鐘楼をもつラ・コンパーニャ・デ・ヘススの塔と鏡に映ったその姿。
 

 これがセロ・リコ(富の山)と呼ばれるポトシ鉱山


 さらに街の夕景等・・・






 しかし・・・


 この街はそれだけの街ではない・・・




 高度4070mに存在するこの都市は・・・



 この地球で最も高所にある都市。


 すなわち"最高高度にある都市"なのだ・・・







 「・・・」











 「・・・・・・」










 この先に私が何を言おうとしているか・・・



 前に何度もやっているからもうネタばれなのかもしれないが・・・



 「プロフェッショナル」とは一つの道をただひたすらに追い求めてきた者にだけ手に入れることが出来る称号なのだ・・・



 ここは非情に徹し、敢えてこういわせて貰おう・・・




 この私、プロフェッショナル・デューク東城こそが・・・




 世界最高高度にある都市を訪れたツーリスト・・・




 略して



 「世界最高のツーリスト」



 であると・・・!!

遠く異国の街にて・・・(スクレ:ボリビア)

2008-05-06 10:44:20 | 3rdミッション 南米
2008.05.06



 現在はボリビアのスクレに滞在している。

 この街はボリビアが1825年に独立宣言が行われた重要な地であり、事実上の首都がラ・パスに移った今でも、憲法上では首都であり、また街の名は初代大統領にちなんだものである。

 植民地時代に銀のもたらした財力により立てられたこの街は、古都として世界遺産にも登録され、訪れる旅人を魅了する。

 中でもこの街の旧市街は建物を白く塗ることが条例で義務付けられており、それが眩いばかりの太陽の光を反射して、街の美しさに彩を添えていると言うことが出来るだろう・・・


スクレ旧市街の通り
 

県庁にカテドラル
 

独立宣言が行われた自由の家。5月の空
 


 夜の景色にしても、派手さはない物の、オレンジ色の明かりを貴重に、時折白色に照らされた建物があるなど、街に落ち着きが見ら、それがこの街の良さによりいっそうの輝きを与えている・・・

カテドラルにチャーチ
 

夜景の全景
 

エッフェル塔?これは余計な事を・・・



 

 スクレ・・・・


 私はただ、この街並に身を任せ・・・


 深く異国情緒に浸り・・・




 地球の裏側、遠く離れた祖国、日本を・・・



 思い出すこともな・・・






 ん??







 第2青森幼稚園・・・???




 それに・・・








  「ひっ枚方・・・???」






 はっ!!





 あぅ!!












 「乗り降り注意とは・・・ごもっともで・・・」






 って・・・・







 「異国情緒台無し・・・・!!」








 なんでこんな地球の裏側ボリビアまで来て、日本語の氾濫を目にしなくてはならんのか・・・???

 




 あっ!!アルファベットならまだ・・・











 ひゃむっ!!










 「おっお馴染の西部ライオンズでは・・・って・・・そんなもんこのスクレにいるか!!バカッ!!」










 「・・・・」








 「・・・・・・」





 ボリビアの憲法上の首都、そして世界遺産の街スクレ・・・



 私はこう述べさせて貰う・・・




 
 「建物を白く塗るという着眼や良し・・・」



 ただし・・・



 条例にもう一押し。


 「車の日本語表記は落とさねばならない」



 を付け加えるべき!!




 と・・・・!!