2007.07.31(火)
現在地ビシュケク、早速今日からがビザ取得戦線の最前線に突入する・・・
第1ターゲットはウズベキスタンビザ、ここは世界でも稀な変なシステムを取っており、先ず申請するのに申請日を電話によって予約しなければいけないというのが難点だ。
もちろん「プロフェッショナル」としての私は抜かりは無い、金曜日にオシュについたときに、予約したホステルに電話して既に予約の電話をかけて貰っているので、今日ウズベキスタン大使館に行けば申請できるといった寸法だ!
本当は月曜日に申請したかったのだが・・・「ウズベキスタン大使館は月曜日お休み♪」という根本的な所でアウトなのでこれは致しかたないだろう・・・
そしてもうひとつの特徴は「パスポートを預けなくて良い」と言うことだ、どういうことかというと例えば申請して受領日が決まるとその受領日の朝にパスポートを預け、夕方に受領しに行けばいいということである。
書類を申請してからだいたい7-10日前後受領日までに時間があるのでこの間パスポートを手元に残しておけば、他国のビザを取得しにいけるというのはメリットである。
ここで私は今日ウズベキスタンビザを申請し、返す刀でカザフスタンビザの申請もすることにした・・・
「1日2カ国同時申請」
の離れ業である・・・
私のような「プロフェッショナル」以外、誰がなしえようか・・・
早速指定された1000時ぴったりに大使館前に到着、順番を待って中に入る、噂で聞いていた「ロシア語が喋れないものは通訳をつれてきて下さい」という貼り紙があったが、私には問題ない。何といっても10個近くのロシア語を既に取得しているからだ。この語学という武器の他にも「営業スマイル」という必殺技も兼ね備えている私には死角などあろう筈もない・・・
申請書を出すとなにやら尋ねてくる・・・
どうやら申請にマルチ又はトリプル(複数回入国または3回入国)と書いてあるのが引っかかっているらしい・・・
早速スマイルと豊富なロシア語の出番である!!
笑顔で
「トリーツタ、ニエート?(3回はダメ??)、ドゥヴァ!(2回にして)」
という・・・反応は上場だ・・・彼女(受付の人は女性)も納得顔をしている・・・
また何か聞かれた!大学がどうのこうのらしい・・・
チッ!しょうがない・・・
「ウニバーシティー(もはや英語です)、アート(完全に英語です)」
とこたえ、空間に筆に絵を描くしぐさを満面の笑みで表現する・・・ある意味これもアートであろう・・・
彼女は納得した模様である・・・
私の申請書を受け取ると
「ディーツェッタ(10日)」
と言ってきた。笑顔で怪訝そうな顔をすると・・・カレンダーを指してくる・・・来週の木曜、10日待ちである。
私は笑顔で「スパシーバ(ありがとう)」と言ってその場を後にする・・・
使用したロシア語は僅かに3語・・・私のロシア語全能力の30%程度だから十分な余裕を持っての勝利である。
とりあえず戦線の第一局面は難なく乗り切ったと言っていいだろう!
私はウズベキスタン大使館を後にする、時刻は1030時。カザフスタン大使館の営業時間は0900-1300だからまだ余裕が12分にある・・・
ただ気を付けなればいけないのは「遅くとも1200時」には大使館に到着して申請することだ!1時間は予備、余裕を持ちすぎていると思われるかもしれないが、この「1時間」が時として戦局を大きく左右することがあるのだ!
それにカザフスタン大使館はビザ代は「銀行振り込み」とちょっと変わった(他に無い訳ではない)システムだ。
一度大使館に行って振込みの用紙をもらうのが本道だが日本人の場合は先に振り込んでその証明用紙を持っていけば先ず大丈夫という方法が大体確立しているので私もそれに習って先に料金を振り込むことにする。
ガスコメルツ銀行に行って振込み証明書を貰ったのが大体1100時、目標の1200時にはまだ1時間程度の余裕がある・・・
私は市内を西にカザフスタン大使館近くまで行くバスのある大通りまで歩くことにした・・・
30分ほど歩いてバスに乗り、降りてから15分程度・・・到着したのは1200時・・・もう少し早ければもっと良かったが・・・まあ「計画通り」の行動と言って良いだろう・・・
ちょっと玄関口で他の申請者を待ち、中に入る。何人か窓口にいたのでちょっと隙を見て用紙を貰い記入する・・・
1230大体記入が終わり後はチェックしてもらえば良いだけになる・・・
ただ、窓口が何か騒がしい・・・申請に来たアメリカ人がなにやら話している。カザフスタン大使館の受付は男性で英語も喋れるので意味が分かる・・・どうやら「もう25分も過ぎているし君は銀行に振り込んでいないから明日来るように」というような内容だ・・・
「???」
入り口には0900-1300と書いてあるが・・・そう言えば私が入ってしばらくしたら新しい申請者を入れないように扉も閉めていたような・・・
彼があきらめて出ると同時に私は受付に申請用紙を見せると、肝心の出入国予定日が未記載だった。彼は私に「時間が無いからすぐ書け」といってくる。
私が10秒もかからずに記載して持っていこうとすると・・・なにやら女性の申請者が追い出されようとして必死に何とかしようと抗弁し始めていた。
彼は私の方を見て・・・そして警備員になにやら言う・・・
そして私は・・・
「追い出された・・・!!!」
私も英語で「さっき書けといわれてもう書けているのに・・」と警備員に言っても「ニェート(ダメ)ザーフトラ(明日)」
としか言ってこない・・・
一度外に出され、もう一度確認しようとドアの外で待ち、先ほどもめていた女性が出るタイミングにあわせてもう一度受付に確認すると・・・
「ザーフトラ(明日)、ニェート(ダメ)、サースデイ(英語で木曜日)・・・」
明日もダメとは・・・
よくよく入り口の貼り紙を見ると・・・
「水曜日はお休み♪」
「・・・」
「・・・・・・・」
「うむぅぅぅぅ・・・・・・・」
そして時計を見ると・・・「1250・・・・・・」
1300まではまだ10分あったが・・・
もちろんもう一度開く気配などあろう筈も無い・・・
そして私は第一局面の失敗を迎えることとなった・・・
しかしそれにしても・・・・
なんで人にすぐ書けと言って、書き終わったら追い出すのか・・・???
そしてなんで
「水曜日はお休み♪」
なのか・・・・
この「プロフェッショナル」をもってしても・・・・
なんとも「不可解」と言わざるを得ないだろう・・・
中央アジアビザ取得戦線・・・
「この先が思いやられる展開だ・・・」
「あーめんどくさー・・・・・・・!!!」
現在地ビシュケク、早速今日からがビザ取得戦線の最前線に突入する・・・
第1ターゲットはウズベキスタンビザ、ここは世界でも稀な変なシステムを取っており、先ず申請するのに申請日を電話によって予約しなければいけないというのが難点だ。
もちろん「プロフェッショナル」としての私は抜かりは無い、金曜日にオシュについたときに、予約したホステルに電話して既に予約の電話をかけて貰っているので、今日ウズベキスタン大使館に行けば申請できるといった寸法だ!
本当は月曜日に申請したかったのだが・・・「ウズベキスタン大使館は月曜日お休み♪」という根本的な所でアウトなのでこれは致しかたないだろう・・・
そしてもうひとつの特徴は「パスポートを預けなくて良い」と言うことだ、どういうことかというと例えば申請して受領日が決まるとその受領日の朝にパスポートを預け、夕方に受領しに行けばいいということである。
書類を申請してからだいたい7-10日前後受領日までに時間があるのでこの間パスポートを手元に残しておけば、他国のビザを取得しにいけるというのはメリットである。
ここで私は今日ウズベキスタンビザを申請し、返す刀でカザフスタンビザの申請もすることにした・・・
「1日2カ国同時申請」
の離れ業である・・・
私のような「プロフェッショナル」以外、誰がなしえようか・・・
早速指定された1000時ぴったりに大使館前に到着、順番を待って中に入る、噂で聞いていた「ロシア語が喋れないものは通訳をつれてきて下さい」という貼り紙があったが、私には問題ない。何といっても10個近くのロシア語を既に取得しているからだ。この語学という武器の他にも「営業スマイル」という必殺技も兼ね備えている私には死角などあろう筈もない・・・
申請書を出すとなにやら尋ねてくる・・・
どうやら申請にマルチ又はトリプル(複数回入国または3回入国)と書いてあるのが引っかかっているらしい・・・
早速スマイルと豊富なロシア語の出番である!!
笑顔で
「トリーツタ、ニエート?(3回はダメ??)、ドゥヴァ!(2回にして)」
という・・・反応は上場だ・・・彼女(受付の人は女性)も納得顔をしている・・・
また何か聞かれた!大学がどうのこうのらしい・・・
チッ!しょうがない・・・
「ウニバーシティー(もはや英語です)、アート(完全に英語です)」
とこたえ、空間に筆に絵を描くしぐさを満面の笑みで表現する・・・ある意味これもアートであろう・・・
彼女は納得した模様である・・・
私の申請書を受け取ると
「ディーツェッタ(10日)」
と言ってきた。笑顔で怪訝そうな顔をすると・・・カレンダーを指してくる・・・来週の木曜、10日待ちである。
私は笑顔で「スパシーバ(ありがとう)」と言ってその場を後にする・・・
使用したロシア語は僅かに3語・・・私のロシア語全能力の30%程度だから十分な余裕を持っての勝利である。
とりあえず戦線の第一局面は難なく乗り切ったと言っていいだろう!
私はウズベキスタン大使館を後にする、時刻は1030時。カザフスタン大使館の営業時間は0900-1300だからまだ余裕が12分にある・・・
ただ気を付けなればいけないのは「遅くとも1200時」には大使館に到着して申請することだ!1時間は予備、余裕を持ちすぎていると思われるかもしれないが、この「1時間」が時として戦局を大きく左右することがあるのだ!
それにカザフスタン大使館はビザ代は「銀行振り込み」とちょっと変わった(他に無い訳ではない)システムだ。
一度大使館に行って振込みの用紙をもらうのが本道だが日本人の場合は先に振り込んでその証明用紙を持っていけば先ず大丈夫という方法が大体確立しているので私もそれに習って先に料金を振り込むことにする。
ガスコメルツ銀行に行って振込み証明書を貰ったのが大体1100時、目標の1200時にはまだ1時間程度の余裕がある・・・
私は市内を西にカザフスタン大使館近くまで行くバスのある大通りまで歩くことにした・・・
30分ほど歩いてバスに乗り、降りてから15分程度・・・到着したのは1200時・・・もう少し早ければもっと良かったが・・・まあ「計画通り」の行動と言って良いだろう・・・
ちょっと玄関口で他の申請者を待ち、中に入る。何人か窓口にいたのでちょっと隙を見て用紙を貰い記入する・・・
1230大体記入が終わり後はチェックしてもらえば良いだけになる・・・
ただ、窓口が何か騒がしい・・・申請に来たアメリカ人がなにやら話している。カザフスタン大使館の受付は男性で英語も喋れるので意味が分かる・・・どうやら「もう25分も過ぎているし君は銀行に振り込んでいないから明日来るように」というような内容だ・・・
「???」
入り口には0900-1300と書いてあるが・・・そう言えば私が入ってしばらくしたら新しい申請者を入れないように扉も閉めていたような・・・
彼があきらめて出ると同時に私は受付に申請用紙を見せると、肝心の出入国予定日が未記載だった。彼は私に「時間が無いからすぐ書け」といってくる。
私が10秒もかからずに記載して持っていこうとすると・・・なにやら女性の申請者が追い出されようとして必死に何とかしようと抗弁し始めていた。
彼は私の方を見て・・・そして警備員になにやら言う・・・
そして私は・・・
「追い出された・・・!!!」
私も英語で「さっき書けといわれてもう書けているのに・・」と警備員に言っても「ニェート(ダメ)ザーフトラ(明日)」
としか言ってこない・・・
一度外に出され、もう一度確認しようとドアの外で待ち、先ほどもめていた女性が出るタイミングにあわせてもう一度受付に確認すると・・・
「ザーフトラ(明日)、ニェート(ダメ)、サースデイ(英語で木曜日)・・・」
明日もダメとは・・・
よくよく入り口の貼り紙を見ると・・・
「水曜日はお休み♪」
「・・・」
「・・・・・・・」
「うむぅぅぅぅ・・・・・・・」
そして時計を見ると・・・「1250・・・・・・」
1300まではまだ10分あったが・・・
もちろんもう一度開く気配などあろう筈も無い・・・
そして私は第一局面の失敗を迎えることとなった・・・
しかしそれにしても・・・・
なんで人にすぐ書けと言って、書き終わったら追い出すのか・・・???
そしてなんで
「水曜日はお休み♪」
なのか・・・・
この「プロフェッショナル」をもってしても・・・・
なんとも「不可解」と言わざるを得ないだろう・・・
中央アジアビザ取得戦線・・・
「この先が思いやられる展開だ・・・」
「あーめんどくさー・・・・・・・!!!」