謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

ブエノスアイレス(ブエノスアイレス:アルゼンチン)

2008-06-30 16:23:36 | 3rdミッション 南米
2008.06.30(月)


 Euro2008ばかりに目が行き、観光をおろそかにしていると思っているものもいるのかもしれないが・・・


 そう、私は「プロフェッショナル」、観光マシーンと呼ばれた男・・・


 このブエノスアイレスでただぼーっとサッカーをテレビ観戦していたばかりではないのだ。



 今の私にかかれば感情の全てを殺し、ただ機械的に見所を観光することなど赤子の手をひねるがごとくである・・・


 

 南米のパリと呼ばれるこの街・・・

 そもそもこの街の名の由来は当初無人のパンパ(草原)に上陸したあるスペイン人が「この土地は何て[いい空気(ブエノス・アイレス)]なのだ!」と叫んだことにあるとされている・・・


 この私もここに滞在している間、この「良い空気」とやらを存分に楽しんでいたのだ・・・




 この瀟洒な街は、数多くの世界一を征した渡しにふさわしく・・・


 世界一幅の広い道路や・・・

 本当かどうか知らないがガイドブックにはそう書いてあった・・・



 世界一きれいな本屋や・・・
 

 中は劇場を改装している。


 観光パトカーも可愛らしく・・・


 また変なモニュメントもあったり・・・


 また家のペイントがカラフルなボカ地区や・・・
 



 そして郊外にある動物園など・・・

 入口


 この動物園の最大の売りは檻に入って虎に触れること、たまに人も襲われるらしい・・・そして子虎といえどもこの私など秒殺だろう・・・
 

 餌を喰うライオン、こいつの檻にはさすがに入る気がしない・・


 餌を持っているとその匂いを嗅ぎ付け集まってくる。檻の中に入ると一躍スターに
 

 結構色々な観光地で売りになっているピンクフラミンゴもこんなに無造作にいっぱいいる・・・



 そして河の港の夜景等を・・・
 
 



 そしてタンゴにサルサ・・・





 は行かなかったが・・・







 私はこのブエノスアイレス、良い空気の街をその息吹と共に十分に堪能していたのだ・・・









 そして観光の終わりと共に・・





 のどを壊した・・・






 ブエノスアイレス・・・



 良い空気の街・・・




 どうやらそれは今は昔の話だったようだ・・・



 だって車多すぎなんだもん・・・

悲劇の街・・・(ブエノスアイレス:アルゼンチン)

2008-06-29 06:29:16 | 3rdミッション 南米
208.06.29(日)


 この日・・・


 私は朝からいままで一歩も宿の外に出ることが出来なかった・・・

 起きてチャーハンみたいな何かを作りそして食べ・・・

 後はひたすら待ち続けていたのだ・・・



 1545。


 始まった・・・


 そしてその33分後に・・・



 悲劇は訪れた・・・



 それまで当たっていたとは言えないフェルナンドトーレス・・・


 フィリップラームと競りながら右足で放ったシュート


シュート後のトーレスのリプレイより・・・



 飛び出したレーマンの体の上を越え・・・




 その後、ドイツも反撃を続けるも・・・


 最後まで及ばず・・・

 ポゼッションでは互角、パスの数では勝っていたが・・・

 シュートの数では圧倒されていた。


 2002年のワールドカップに引き続きまたしても準優勝・・・


 準優勝のメダルを受け取るバラック



 最後の栄冠はスペインに輝いたのだ・・・





 確かに実力ではスペインが上だった・・・


 この敗北は仕方が無いのかも知れない・・・

 バラック・・・

 最後まで優勝に縁のないプレーヤーとなってしまうのだろうか?

 残念で仕方ない・・・




 

 今の私の心の中にはポッカリと空洞が開いたようだ・・・



 この穴を埋めるには・・・



 もう日本料理店、「日本橋」での「しゃぶしゃぶ食べ放題」しかないだろう・・・



 ということで、いまから宿の人と一緒に6人で涙の残念会に行ってきます・・・


 ある人にとっては祝勝会になったのが癪だが・・・

明日は運命の日・・・(ブエノスアイレス:アルゼンチン)

2008-06-28 12:39:41 | 3rdミッション 南米
2008.06.28(土)




明日・・・

29日・・・


今回のサードミッション、最大の日がやってくる・・・

この日を味わう為に今まで旅行を続けて来たといっても過言ではない・・・


まさに「運命の日」と言っていいだろう・・・


天国に行くか?それとも地獄に落ちるのか??

今はまだ知る由も無い・・・

明日

ヨーロッパ時間2045時、ブエノスアイレスでは1545時・・


運命のゴングは鳴り響く・・・





この1週間・・・



私はプロフェッショナルとして万全の準備を整えている・・・

月曜日から水曜日まで3日続けて食べ放題。
そして木曜日はステーキ、ロンプラ絶賛の店舗で・・・
金曜日はまた食べ放題・・・


そして今日はステーキを自分で焼いた・・・

チーズ入り卵焼きも作った・・・


明日は日本食のしゃぶしゃぶ食べ放題の予約もバッチリだ!


これが祝勝会になるか?残念会になるか?


結果は神のみぞ知る・・・





Euro2008・・・



いよいよ明日決勝戦。



ドイツVSスペイン・・・



ドイツ代表!なんとしてでも勝利を掴むのだ・・・!!




運命の日を明日に控え・・・




テンションはもうマックスだ・・・





もう・・・







夜しか眠れない・・・

強盗多発地帯(ブエノスアイレス:アルゼンチン)

2008-06-27 11:10:59 | 3rdミッション 南米
2008.06.27(金)


 ブエノスアイレス・・・


 現在泊まっているのは旧市街にある日本人宿だ。

 ここで問題となっている物の一つに「ケチャップ強盗」があった。

 ただパターンは決まっていて土日のいずれか、そして服にブリーチ剤のようなものを噴きかけて別の者がやってきて「なにかついてますよ」といってそれを拭くふりをしながら金品をすっていくという手口だ。
 もちろんみんなこんな手口は知っているので実際かけられてもその後の人間には触らせず、お金を取られた者はいないが、せっかくの服を汚されてげんなりというのが現状である。

 毎週の様に宿の誰かしら被害に遭っているたちの悪い強盗だ・・・


 勿論私はプロフェッショナルだ。こんな初歩的な手口などにひっかかるような男ではない。



 だが・・・



 ここには・・・・



 もっと恐るべき、この私ですら経験したことのない新手の強盗が流行っていたのだ!!


 私はいままでの3年以上にわたる旅行でさしたる危険に遭わないできている。

 これは私の「人並み以上の臆病さ」がなされた技の集成である。
 
 生き馬の目を抜くこの旅行界、「チキンだけが生き残る資格」を持っているのだ!


 しかしそんな私の経験も・・・臆病さも・・・


 この新手の強盗の前では無力だった・・・



 今回は恥をしのんで告白しよう・・・



 そして私の後に続く者が同様の被害に遭う事のないように・・・




 手口はいたって単純だ。単純すぎていつひっかかったかわからないのが特徴である。


 街をあるいていると結構な数の看板を見かける。


 特にこの看板を見かけたら要注意だ。




 私は別に意識しているわけではない


 だが・・・知らぬうちにディスプレイに騙され・・・


 気がつくと手にはだいたい2個ぐらいアルファフォーレス(チョコ菓子)を握らされていて・・・


 そして財布から5ペソ(約200円)ぐらいが抜き取られているのだ・・・


陳列されたアルファフォーレス。



 おそるべき早業・・・


 私は気づかぬ内に「チョコ菓子と引き換えに金銭を強奪されていたのだ!!」


 私ほどのプロフェッショナルを持ってしても・・・避けるすべはない・・・



 この新手の強盗、私は「チョコレート強盗」と恐れ、その後の街を徘徊していたのだ。


 もう一度、この看板に注意


 こんな感じのチョコが知らぬ間に渡され、金銭がいつのまにか減り・・・小額だから気付き難いのが強盗の上手さなのだろうか・・・




 私がブエノスに慣れ、もうこんな手口にはひっかからいぞと思い始めた矢先には、また新手が・・・


 この看板にも注意


こんなものが並べてある


 これは3スク-プも私の知らない間に放り込まれ・・・






 このプロフェッショナルからこうもたやすく金銭を強奪していくとは・・・





 ブエノスアイレス。




 恐るべき強盗多発地帯・・・



 私は敢えて全ての旅行者達に警鐘をならそう。



 「チョコレート強盗にご用心あれ!!」



 と・・・

迫り来る脅威(ブエノスアイレス:アルゼンチン)

2008-06-26 12:08:25 | 3rdミッション 南米
2008,06,26(木)



引続きブエノスアイレス

今日のこの瞬間に・・・

このプロフェッショナルに新たな脅威が迫ってきたのだ・・・





もう言うまでもないだろう・・・




なんと・・・




Euro2008



ドイツの相手がスペインに決定!!


今日のスペインの対戦相手はロシア。

オランダを破ったこの強敵を3-0で破ったスペイン・・・


恐るべき相手だ・・・


イニエスタ、シャビのバルサラインの選手は好調だし、スキルフル。
控えで途中出場のセスクも要所で得点に絡み、センスの高さを見せ・・・
さらに中距離砲の撃てるシャビアロンソまでいる中盤は豪華絢爛そのもの!

それに中央をパスで突破するコンビネーションも抜群!

対する我がドイツ代表、センターバックの2人(メッツェルダーとメルテサッカー)は高さと強さはあるものの機敏さでは劣ることは否めない・・・

そして右サイドのセルヒオ・ラモス。あれだけの運動量に体幹の強さを併せ持つ好選手。ドイツのフィリップラームが抑え切れるかどうか??

またあフォワードのフェルナンド・トーレス、ダビドビジャ。怖さのある選手だ・・・

そしてキーパー・・・

レーマンを否定するわけではないが・・・客観的に見てカシージャスの方が上手いだろう・・・特に至近距離からのシュートには抜群の反応だ・・・



正直言って実力ではスペインが上と認めざるを得ないだろう・・・


ドイツ代表の勝ち目があるとしたらパワープレイと空中戦に徹するぐらいしかないだろうか??

テクニックではどうしてもスペインに劣っている事は事実なので・・・

クローゼ、それに予選で一度見限られたマリオ・ゴメス、前試合で出場していないケビンクラニーらのフォワード陣の高さを徹底的にいかし、大黒柱のバラックの2列目からの飛び出し、ミドルシュート、そしてヘッドに期待をし、ポドルスキー、シュバインシュタイガー、ラームらの好調なバイエルン勢らの活躍を期待するだけだろう・・・

もちろん守備陣も・・・特にレーマンにはファンタジーを最後まで出さない事を期待せざるを得ない・・・!!



という事で・・・



ここアルゼンチン、ブエノスアイレスで、いま私はかつてない強大な敵を目の前にして窮地に陥っている・・・



これは・・・

一人では乗り切れそうもない・・・

ソリストであるこの私にとっても初めてみんなの力が必要と思わざるを得ない・・・


どうか6/29はテレビの前にかじりついてドイツの勝利を願って応援して欲しい・・・





そしてもうはっきりと負けそうだと分かったら・・・




とっととテレビを切って呑みにでも行くしかないだろう・・・

歓喜の街2(ブエノスアイレス)

2008-06-25 12:04:08 | 3rdミッション 南米
2008.06.25(水)


引続きブエノスアイレスに滞在中。


ここで私はさらに新しい歓喜に包まれる事になった!!。



Euro2008


本日ドイツ代表が勝利!

難敵トルコをしりぞけ決勝進出が決定・・・


スコアは3ー2・・・

口火を切ったのは22分にトルコから、だがその4分後にシュバインシュタイガー。前半はこれで終わり、後半はまず79分にクローゼがヘッドで。ちなみにこの時は衛星が落ちていたらしく生で見れなかったがテロップで。そして衛星が復活する86分に・・・またトルコ!これで同点に!

しかし・・・延長を覚悟しはじめた90分!フィリップ・ラームがやってくれた!!
劇的の決勝弾!!

これでトルコに1点勝ち越し!!

この後もう一度衛星が落ちるハプニングがあったが・・・

延長には入らず何とか逃げ切り・・・

これで決勝進出が決定!!



しかしドイツ代表、攻撃力こそはアップしているものの緒戦2失点、今回も2失点の守備陣は不安だ・・・
それにミスをしている訳ではないが・・・ファンタジスタのキーパー・レーマン・・・最後の最後まで落ち着いてみてられない・・・

昔のドイツを知っていると・・・リベロシステムを捨てた後はかつての守備力を失っているような気がして仕方がない・・・



ただ嬉しいのはエース・クローゼの得点。
今年に入ってからブンデスリーガでたった1得点でEuro2008の予選リーグでも得点なし。

ネットの記事を見ていたら「クローゼは代えるべき」とある日本人の記者が書いていたが、流石はドイツ代表のエース。

決勝トーナメントに入ってからしっかり結果を出している・・・

そう言えばクリンスマンがエースだった頃もクリンスマン不要論などありましたが、彼もエースとしてしっかりと本番で結果を出していたのでこれがドイツのエースストライカーの証だろう・・・

そしてシュバインシュタイガーの好調さ。ポドルスキーもアシストで、さらにフィリップ・ラームもクローゼのシュートに最後は自分で・・・

大黒柱のバラックは相変わらずワールドクラスであることを見せ・・・


決勝の相手は明日決まるが・・・

いずれにしてもこの「プロフェッショナル」、ドイツ代表の勝利を信じて頑張るしかないだろう・・・!!


えっ?何を頑張るかって??

とりあえず決勝の29日まではもうブエノスから動かず、ドイツ代表をテレビで応援する事だが・・・



それが何か・・・??

歓喜の街(ブエノスアイレス:アルゼンチン)

2008-06-19 07:02:15 | 3rdミッション 南米
2008.06.19(木)


アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに到着。

南米のパリと呼ばれるこの街・・・

そして私が旅行を始めた最初の地はエレガントなフランスのパリから・・・



この街で私を待ち受けていたのは・・・




歓喜の悲鳴だった!!





そう・・・



EURO2008、ドイツが緒戦を突破したのだ!!


相手はポルトガル、正直言ってタレント力は相手が上だ!

今をときめくクリスティアーノ・ロナウド、デコを擁する好チーム!


正直言って勝ち目は薄いと思っていたのだが・・・






口火を切ったのはシュバインシュタイガ-、予選リ-グのクロアチア戦で退場になったこの男か早速やってくれた。

そしてアシストこそ決めていたもののゴ-ルの当たりが止まっていたクロ-ゼがヘッドで・・・

前半1点返された物のまた後半、今度は大黒柱のバラックが!

終了間際に一点返されたが・・・

3-2で逃げ切り・・・


見事初戦突破!ベスト4に進出したのだ!!


守備力に今だ安定を欠き、ファンタジスタ、レ-マンのゴ-ルセ-ビングに不安は残るものの・・・


何はともあれの勝利!



私のからだは歓喜に包まれている・・・



旅行などもうどうでもいい・・・




Euro2008




今ドイツ代表が熱い!!




ホエールウオッチング(プエルトマドリン:アルゼンチン)

2008-06-17 02:32:32 | 3rdミッション 南米
2008.06.17(火)




ブエノスアイレスに行く途中の次の経由地として私が選んだのはこのプエルトマドリンという街だった。

プエルトマドリンの朝焼け、印象的だったので...




そして朝日、ちなみにこれで0920時くらいと遅い日ノ出



私がここを選んだのはここが世界遺産であるバルデス半島に近いのでついでならバルデス半島でもよってみようかと思ったからだ。

ツアーがUS30$と書いてあったのに今はUS50$に値上り、これに半島クルーズのボートがUS15$からUS30$に上がっていてまた更にバルデス半島の入園料がUS13$くらい...

アルゼンチンの物価の上昇ぶりは恐ろしい。

最初はツアーと考えていたがこれでは話にならない、私にとって観光は消化試合に過ぎないし、世界遺産のバルデス半島に行ったという既成事実が作れればそれで良いだけだ。

それに今はオフシーズン、ここで見れるのはシャチ、クジラ、イルカ、シーライオン、ペンギンとなっているが今のシーズンではまあシーライオンにクジラぐらい。シーライオンはもう一杯見ているので私が見たいのはまあをホエール(クジラ)ぐらいだ。

私はツアーを断念してバルデス半島にある町プエルタピラミデに行きくじらを見るボートだけ乗ることにした。


これにしてもばかばかしい。
朝の0900にプエルトマドリンを出発。1時間20分でプエルタピラミデに到着。そしてボートは1時間半ぐらいだが、帰りのバスは1800時発...どう考えても現地で6時間ぐらいはなにもする事は無い...

ただツアーをとらないのなら手段がこれだけなので選択の余地なしだ。


この日は風が強く、出航時間は1500時。
朝からさんざんまたされて、そして大して期待もしていなかったので...
とっとと終わらせようとボートに乗って考えていた...

乗ったボートの中から






だが...

くじらは...

そんな私の期待を裏切る程に...

楽しかった...!!


手中からちょこんと頭を出している姿は愛らしいし...尾ヒレだけピンと水中から出ている姿は可愛らしくもある





そして潮を噴き上げてそのあと地響きの様な咆哮を上げる様はあたかも男塾三号生筆頭大豪院邪鬼が登場する時の効果音の様な迫力がある



とりわけ吃驚したのはクジラの宙返り...
あの巨体が水中から跳ね上がりトンボをきる姿は圧巻としかいいようがない...

水中から跳ね上がる所。


くじらがとんぼを切る度に[サルト(スペイン語で宙返り)サルト]の大合唱が船から起こっていた。
カメラのズームが3倍なのとボートの揺れが凄まじかったのでこれぐらいしか撮れずちょっと残念。

着地するとこんな水飛沫が!!





大した期待もせずにいったバルデス半島のこのホエールウオッチング...
確かに満足している私がいた...

帰りのバスの中...
私は今日見た光景の余韻にまだずっと浸っていた...
頭の中には潮を噴き上げ、雄叫びをあげるクジラの姿が消えようとしない...

もう一度潮を吹く所を...





私は別に動物好きなどではない、それいそもそも私は[観光マシーン]の名を欲しい儘にする男。
いかなる観光に何の感情も落とす事など無い筈だ...

だがこのホエールウオッチングを終えた今...

私はプロフェッショナルとしてこう断言する事が出来るだろう...













吼えるホエール最高!!







と...

休息の町(リオグランデ:アルゼンチン)

2008-06-13 01:45:30 | 3rdミッション 南米
2008.06.13



ウシュアイアを出発してここリオグランデにやってきた。

リオグランデの町並


何もないこの街、通常はウシュアイアからはさらに遠いリオガジェゴスに行き、そこから一気にカラファテやプエルトマドリン、もしくはブエノスアイレスを目指すのが一般的な所だろうが...



私がここにやってきたのはもちろん訳がある...


ガイドブックに地図すら載らないこの街...だが...
ホテル代がどう読んでも安いのだ。

シングル、シャワートイレ付きで35$(ペソ)ぐらいから載っている...

ウシュアイアで私が泊まっていたドミが40$だったので、いかにここの街のホテルが安いか分かることだろう。
もちろんカラファテ、ウシュアイアで気付いていた物価の値上がりはあるだろう。でも...
まあ50$(ちなみに1850円ぐらい)なら... 一気にブエノスアイレスを目指すよりもまずここで1日ぐらいのんびりするのも悪くはないだろう...

私は到着してすぐに観光案内書に向かう。アルゼンチンの観光案内所は良く出来たものでホテルリストがあって料金がすぐにわかるのだ...



そして....



私が見たのは....




目を疑う光景...



もとい、数字だった...






最安のドミで40ペソ...次は50でドミ...

シングルシャワートイレ付きはというと...


最安で110$(約4100円)...



ばっばかな....


いくらなんでもそれは...違い過ぎる...


最安が35$(ペソ)ではなく35US$ではないか...

ガイドブックでたまに混同して間違えているのは見ているが、今回はロンプラもきちんと確認している。

少なくとも20ドル以下でシングルがあると思っていたのに...


ここからバスでリオガジェゴスへ出発しようにも今日もう便はない...

仕方がないので諦めて、リオガジェゴス行きのバス会社のオフィスの近くにあったホステルへ。
50ペソと2番目に安いドミだがまあ明日の出発に近い方がいいと考えたからだ。

だが...

出発はそのオフィスからではなくそこから20分ぐらい歩いたターミナルからだった...


ギャフン...!



これでは、シングルに泊まってゆっくりする計画がご破産だ!!


街にあった戦闘機のモニュメントも...



ミッキーのパチものも...


この唇も...




当ての外れた今の私には何の慰めにもならない...



そしてその夜...

せめて睡眠ぐらいはしっかりとと思って少し早めにベッドに入ったホステルのドミで...

私の他にもう一人泊まっていたアルゼンチン人のいびきがうるさすぎて一睡も出来なかった...






休息の町として選んだこの地...

どうやら休むには最悪の場所だったようである...

地の果ての街(ウシュアイア:アルゼンチン)

2008-06-12 03:16:19 | 3rdミッション 南米
2008.06.12(木)

 ウシュアイアに到着したのは06.09日、地の果ての村からセスナのチャーターでこの地に付いたのだ。

 数件当たった安宿で、結局日本人が経営するホステルのドミにしたのだがフリーのネットは日本語読書き不可。何故だか意味がわからん、嫌がらせなのか??

 まあそれはともかくこの地の果ての街とやらを存分に楽しむことにした。

 泊まったホテルから見たウシュアイアの景色と中心のストリート
 

 そしてビーグル水道クルーズ

 クルーズの小型船と出発してから見たウシュアイアの全景。
 

 色から行ってペンギンに一瞬見間違えてしまうウミドリとエクレクール灯台
 

 島にへばりつくシーライオンと飛び跳ねている様
 
 



 そして訪れたティエラ・エル・フエゴ国立公園

 地の果て駅


 地の果て鉄道
 


 ロカ湖にラパタイア湖
 

 そしてラパタイア湖にある国道3号線の終点を示す看板
 


 景勝地としての実力は中々のものだ。




 そしてここを巡っている内に・・・


 私はある事に気づいていた・・・


 そうここウシュアイアではなんでもかんでも

 「フィン・デル・ムンド(地の果て)」

 とつけているのである。

 観光案内所でもらえる記念スタンプにせよ、博物館でもらえる記念スタンプにせよまたしかりで・・・

 それにいろいろなアクティビティーにもこの「地の果て」でと・・・

 人間が住む本当の地の果てプエルト・ウイリアムスで貰ったスタンプにはただ「ナバリノ島」と控え目に記されていただけだったのに・・・


 その名も直球!地の果て博物館






 私はかつて訪れたアフリカ大陸最南端のケープアグラスとケープタウンとの関係に似た何かをここで感じ取っていた。


 それは


 人は時として真実ではなくその宣伝に目を眩ませるものであると・・・




 そうこのウシュアイア・・・


 地の果ての街・・・


 この地はこう言う事が出来るだろう。


 その凄まじいまでの宣伝振り、それこそがこの街を地の果てとしての地位を不動の物にしているということを・・・

激闘の記録第23話予告編

2008-06-09 03:12:48 | 3rdミッション 南米
激闘の記録に

「第23話 フィン・デル・ムンド[地の果て](舞台国:チリ)」

をアップ



あらすじ

 世界最南端にある街としてはウシュアイア(アルゼンチン)が有名だが・・・

 さらにその南に知る人ぞ知る「プエルト・ウイリアムス」という世界最南端の村がある。

 この正に「地の果て」と喩えていいこの場所に・・・

 オフ・シーズンのこの時期に敢えて果敢に挑むプロフェッショナル・デューク・東城。

 果たしてこの最南端の村狙撃はなるのか?

 そしてその脱出は出来るのか??

 どうする?ゴルコサーティーワン!!



です。お楽しみに!

コンディション(エル・カラファテ:アルゼンチン)

2008-06-01 10:16:35 | 3rdミッション 南米
2008.06.01(日)


 5.26にウプサラ氷河のクルーズを見てから・・・

 ひたすら日本人宿でネット三昧、出るのは買い物ぐらいという生活を続けていたが・・・

 それには当然訳があったのだ・・・

エル・カラファテの朝焼け。通常は雲が無いが・・・雲が出るとえも言われぬ色合いを出す。



 ここでは"ある事"を待たなければいけなかったのだ・・・

 その"事"を今明らかにするわけにはいかないが・・・


 ただ私は"プロフェッショナル"である。

 一見停滞してただの"ひきこもり"に見えるかもしれないが・・・

 その"タイミング"に併せてコンディションを完璧に仕上げていたのだ・・・

 たった一瞬の為にも手を抜かない。

 私が私であるゆえんだろう・・・




 コンディション作りに一番大切なのは食生活、そして次には無理をしない事だ。

 次の動きの為にここにいる事を忘れてはいけない。


 食生活で一番大切なのはバランスだ。

 私の食には偏りのかけらもない。


 これが買った食材群。肉食中心の私だが健康を第一に考えてステーキ肉、サラミ、ベーコン、生ハムとバランスよく肉を買っている。



食事のイグザンプル、ステーキ、そしてチャーハン。
 

 そして朝食


 エル・カラファテ・・・一見ただ沈んでいるように見えるが・・・
 この"肉"の国アルゼンチンでその後おいしい肉を自分で作って食べる為に・・・
 着々と牙を研いでいたのだ・・・

 まあレパートリーはこれで出し尽くしたのだが・・・

 
 いかに私が食生活に腐心しているか・・・

 これで納得はいっただろう・・・




 そして今日、出発の前日。よくよく考えれば9泊する事になるエル・カラファテで・・・
 最後にお別れとばかりに氷河を見に行く事にした。

 今回は単純に展望台の往復、まあ冬季なので崩落も数回見れればいいだろう。

 天候はあいにくの曇り空。

 ペリトモレノ氷河の正面から、そして先端は対岸に届いてくっついている。
 

 そして崩落後に浮かんでいる氷、石に見える黒いのも・・・実は氷河のかけら。


 こんな鳥さんも・・・近くに寄ってくる・・・


 
 悪天候で一回も見れないのでは?と恐れたが・・・
 何とか3,4回は見る事が出来たので納得だ・・・
 
 その瞬間は写真に収められなかったが・・・

 一応崩落直後・・・ 
 


 展望台にいたのは3時間ぐらいだろうか・・・

 冬季と言う事や悪天候もあり、日中とはいえ暖かくなる事は無い・・・

 氷河をみるというとロマンが優先しがちだが、実際は目の前に大型冷凍庫を置いて開けっ放しているような感覚に襲われる。

 洋服はマックスで着ているのだが・・・それでも立ち止まってしばらくすると体の芯が冷えてくる。


 そしてお別れ・・・微妙に日がさしているが・・・



 バスに戻りスーパーによってから宿に戻る・・・

 これでここでやり残した事は無い・・・


 これで心置きなく次のアクションに移れる。


 これも私が完璧にコンディションを仕上げ、その一瞬に全てを併せてきたといえる証左であろう・・・・

 流石は”プロフェッショナル”である・・・






 そして・・・


 その晩風邪を引いた・・・


 出発は明日なのに・・・



 原因は不明だ。このプロフェッショナルに抜かりは無かったはずだ・・・


 ただ"ひょっとしたら・・・"


 出発前日にわざわざ寒いところに行ってずっとその場所で固まるようにして氷河を眺めていた事が・・・

 その遠因になっているのかもしれない・・・


 "コンディション"・・・


 私クラスのプロフェッショナルであっても・・・

 
 時には"落とし穴"に救われる事があるのだ・・・



 そしてこう思う・・・


 明日まで・・・


 治ってくれないと・・・


 流石にヤバすぎる、と・・・