謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

聖地、シンゲッティ!(モーリタニア)

2006-01-25 05:04:32 | 1stミッション 西アフリカ


 イスラム第7の聖地とされるシンゲッティ。街歩きを売りにするこの「デューク東城」にとっては訪れなければならない場所であった。


 アタールから乗合タクシーで約2時間。

 見たところ思ったよりも小さい街で砂漠に取り囲まれるようにして築き上げられている。街は新市街と約200-300m程度離れて世界遺産である旧市街で構成されている。


 世界遺産である旧市街には以前は20個以上もあったモスクも現存するものはわずかに1個ばかり、またビブリオティーク(図書館)が5つありそこでは数100年前古文書が目の前で見れたりは昔の隊商が運んだものが展示してあったりした大変に趣がある。

 また、この街の魅力は砂漠のへりにある街という事であり、ちょっと街から外れると辺り1面砂漠の世界...
非常に楽しい思いをした...




 ただやはり恐るべしはシンゲッティ、世界遺産となった訳はそんなありきたりな事ではなかった。

 私が新市街でコーラ(缶)を200UM(約70円ぐらい)でかって旧市街を突きぬけしばらく砂漠の中で楽しんでから戻るとき、旧市街の出口でもう一度ジュースでもと思って商店に入ったら...

                  「300UM(約120円)....」

 新市街と旧市街は約200-300m、お互い十分に見渡せ、歩くと3分はかからない...

 ぼられているのかと思って他も2,3軒当たったが一律だった...
 
 試しに新市街をもう一度当たると今度は一律200UM...




 やはり世界遺産、イスラム第7の聖地と言われるシンゲッティ旧市街...その真価ははコーラの値段で発揮されていた。

 その名声は伊達ではなかった... 

 脱帽である!







写真はイスラム第7の聖地、シンゲッティ新市街の夜景

偉業!サンルイ島一周!!(セネガル)

2006-01-22 00:15:25 | 1stミッション 西アフリカ

時は1月21日、
楽しかったセネガルの最後の総仕上げとして旧植民地府のあるサンルイ、その本島の1周を徒歩で試みることにする。

 今迄、「きつい、汚い、危険」避けて旅を続けてきたが西アフリカも後はモーリタニアを残すのみ...少しは「冒険」をしてみてもいいだろう。

 とりあえずオーべルージュ(安ホテル)を10時ごろに出発する。島の南側に位置するこのオーべルージュから島の東側を川沿いに北上して1周する計画だ。

 1月のサンルイの陽射は穏やかで、そんなに暑さは感じない、出足は中々に好調だった。

 しかしいったいどれだけ歩けば島の一周などということが達成できるのだろうか?
 「歩き始めて一体全体どのくらいたったのだろうか?」
外は決して寒くはないのに吐く息は白くなり、もう心臓も破裂しださんばかりである。

 もう5分はたっぷり歩いただろうか?目の前に(パティシエ)が見えてくる。

「そう言えばオーべルージを出てから何も口にしていないな」

 と考え、立ち寄ってパンとジュースを頬張る。砂漠の中のオアシスのような有難さだ。

 一息ついたところでまた歩み始める。最北端までの道のりは果てしなく遠い。






 もう島の中腹から10分は過ぎただろうか...



 なにやら川の水の雰囲気とちょっとした広場が見えてくる。私はどうやら島の最北端に到達したらしい。
 お洒落なレストランがあったので立ち寄ってアイスコーヒーを特注する。1500CFA(約300円)もしたがここは金を出し惜しみしている場合ではなかった。この先を続けるためには必要な出費だった...

 通常は並みの旅行者ならここでほっとして終わるところであろうがこの「デューク東城」超八流のプロフェッショナルという異名は伊達ではない。更なる冒険を求めて南下を始める。





 今度は脇目も振らずに一直線に南へ進む!道は果てしなく続きどこが最南端なのかは「神のみぞ知る」といった趣を漂わせ始めてきている。








 時間ももう分からないぐらいになった20分後...ようやく最南端だ...



 しかし冒険はまだ続く。オーベルージュには戻らなければいけない。









 残る最後の気力を振り絞りさらにそこから10分...

 「見慣れたオーベルージュだ...」

 自分の部屋に倒れこむようにして辿り着く。

 体力の泉は当に尽き果ててはいたが今の私には達成感と満足感に満ち溢れている。
 「単独の島の徒歩による一周..」これを成し遂げることのできる人間は稀有な存在だ。

 「トータル実質1時間に及ぶ大冒険」

 そしてこれをたった1人で成し遂げた自分への誇り...
 この経験を胸にこの先も旅を続けていけるだろう...




注:サンルイ島は東西に約500m、南北に約2000mという川の中州にある島です。
念の為...








写真は果てしなく続く「サンルイ横断道路」の一つ...
        
注:道路の切れたところに移っているのは島外にある半島側のエリアの建物...



孤島!サンティアゴ!!(カボベルデ)

2006-01-17 03:16:09 | 1stミッション 西アフリカ

今は、カボベルデの首都、プライアのあるサンティアゴ島に滞在している。

日本では有名ではないが一種のリゾートともいうべき場所で白人の旅行者も多く見かけ、アフリカには区分されるものの物価もやや高くなっている。

これから飛行機でダカールに戻るが、ここでは恐るべき事実を発見したので私の命の灯火がまだ燃え尽きぬ前にそれを公開しておかなければならないだろう。

日本に居るものはピンとは来ないかもしれないが、アフリカを旅行した事がある者ならばその”事実”がいかに驚愕に値するか?納得していただける事だろう。



話は他でもない公共機関(乗合のミニバス)のことである。

先ず吃驚させられるのがその殆どが新車であり、座席が改造されていないという事実である。これだけでも驚嘆に値するが、まだ話は終わらない、その上にカーステレオ標準は当たり前で中にはCD対応という恐ろしさだ...



とりわけ私を驚異の海に叩き込んだ”事実”とは...

「乗った全ての車のスピードメーターがきちんと動いていた!!」

というアフリカでは有り得ない”事実”である...


この「プロフェッショナル、デューク東城」をもってしてもこれは予想だにしなかった”新事実”であった...

恐るべきは「カボベルデ...」

その実力は測り知れない...







写真は地方の都市で撮影した「近代的なカボベルデのバスターミナル」、左側には最新鋭の「デラックスバス」が待機している...

最果ての地へ...(セネガル)

2006-01-08 00:02:32 | 1stミッション 西アフリカ


今はセネガルの首都ダカールに滞在している...

今日の最大のイベントは“岬巡り”である。

プロフェッショナルとしてはぬかりようもない。昨日偶然にもネット屋でお知り合いいただけた今日出発する筈だったフランス語に堪能な日本人『皆殺しのタツ!』という男に殆ど「泣き落とし」という哀願に訴える形を取り、「一人じゃ怖くていけないから...」という“チキン野郎”ならではの「プロの手法」を用いてナンパに成功している。

この男は恐ろしく“いい奴”で一回岬に行っているのにも関わらず、この『プロフェッショナル、デューク東城』の面倒を全て見て頂いた...

話は本題に戻ってあたかも〔親鳥の後をつけるひな鳥のよう〕に何も考えずに全てを『皆殺しのタツ!』氏にお任せにしてアフリカ大陸最西端であるアルマディ岬を目指す。
市の中心から市内バスに一度乗り、その後タクシーをハイヤーして合計でたった30分という長時間におよぶ激闘の果てに死ぬ思いで辿り着く。

岬の最西端は私有地らしく突端に立てなかったのは仕方の無い事だし何の記念碑も無いが

「人の力に頼りきってやっとの果てに簡単に辿り着いた地」

であるので感慨深いものであった。




ここで物語が終わりかというとそうではない...


人の力に頼りきっていてもそこはこの『プロフェッショナル、デューク東城』、超八流の異名は伊達ではない。決して他の人が訪れる事のない[ダカール最南端]を目指し、嫌がる『皆殺しのタツ!』氏にさらに哀願を重ね、完全に“お任せモード”にして更なる旅を続けて行く。

何よりもダカール最南端というこの岬の恐ろしさは、ダカールの日本大使館に充実した情報ノートが設置されているのだが「誰一人この場所については記載していない」という事実と、街の中心から地図上で4Km近く離れていて「歩くと一時間ぐらいはかかってしまう」という立地条件の悪さから
「まさに人類最果ての地の一つ」
と断言せざるを得ないであろう。


最西端のアルマディ岬を見た後でしばらく散策してから公共バスに飛び乗りまたしてもわずか30分ぐらいという耐え難い長期の移動の果てに岬から歩いて10分もかからないバスターミナルに到着し、そこからは仕方が無いのでさらに歩いてダカール最南端、マニュエル岬を目指す...

辿り着いたその先に我々を待ち受けていたものは...


「誰も利用していなくややさびれてしまった運動公園」

「誰も観光には来ないからどこが突端なのか良く分からない岬」

であった事はまさにこのダカール最南端、マニュエル岬が


「人類到達可能な最果ての地!」


である事を如実に示している事実であろう。





大変、蛇足ではあるが両方の岬とも簡単に行けて景色がそれなりに良いので誰か行って頂ければ、この『プロフェッショナル、デューク東城の超八流冥利に尽きる』ので暇な方はこの困難な冒険に立ち向かっていただきたい。

尚、今回は『皆殺しのタツ!』氏にすべて頼りきったため、誰かに
「もう一度お前独りで行ってこい」
といわれた所で
「不可能である」
と自信満々に言わせておいてもらおう!!









写真はダカール最南端にある灯台内から撮影したダカールの街並...

ボンジュール!バンジュール!!(ガンビア)

2006-01-04 23:17:36 | 1stミッション 西アフリカ

現在はガンビアの首都バンジュルに滞在している。

決して気づかれていないと思うので敢えて言上奉るがタイトルはフランス語の「ボンジュール(こんにちは!!)」にかけて名付けてある。

尚、これは余談だがガンビアは英語圏でありフランス語なんかとは[全くの無関係]である事を述べておこう!!


さて誰も読む気を無くしたところで

本日においては“ARCH22”という街の入り口ににある大きな門を訪問してきた。中に入れるという点ではパリの凱旋門等を想像していただきたい。
昼に一度訪れ、街で一番高い建物なので景色がよろしく、もう一度夜訪れて夜景を堪能させていただく事にする。
1900頃たずねると受付の男が帰ろうとしていたので無理強いして30分ほど居座る事にする。夜が暮れたのは1925頃...
この首都のバンジュルの夜景とは如何程のものか...
期待をして身を乗り出すこの『プロフェッショナル、デューク東城』の目の前に広がった景色は...

「見渡す限りの微妙な光とそれを覆い尽くすかのような暗闇の数々...」

いや、良くみてみると

「暗闇の中に一部光源が点在している...」

だけのどうしようもないしょぼい景色である。一番の光源は港に停泊している船の灯(ともしび)であり

「街の夜景」

といってしまってよいのかどうか、いささか心許ない...


これで少々意気消沈して宿にたどり着いたときには

「家は発電機があるから夜は停電などしないから大丈夫だ!!」

と豪語していたホテルがお約束の停電をしており、しかも1900-2300という最も肝心なときに全く電気が来ておらず、夕食を面倒だったのでホテルで食べようとしたら食堂のおばちゃんから「今日は終わりよ」と言われてしまった事がさらにこの『プロフェッショナル、デューク東城』の気分をどん底まで突き落としたという事実は「本当に当人以外の誰にとってもどうでもいいエピソード」であろう。








写真は”100ドルの夜景”の異名を取るバンジュールのパノラマビュー

注:一番奥の灯りは港内に停泊中の船から...、左側に縦に走る灯りは車のヘッドライト...


戦士の休息2(ガンビア)

2006-01-02 04:28:15 | 1stミッション 西アフリカ
1月2日

モーリタニア大使館を訪ねると振替休日でおやすみ...
ここはガンビアなのに変な所だけきっちりしている...

しょうがないのでちかくの森林公園を散策してまたしてもビーチにでるとそこには....


〔見渡す限りの白人の海....〕

老若男女とわず、あたかも丘にうちあげられたマグロのように大量の白人が水着で海岸沿いに横たわっている。

しかし理解に苦しむのは体型が崩れていようが何だろうがおかまいなしに薄い水着に身を包んでその醜い肉体を晒け出すヤツラの無神経さだが、ヤツラに言わせれば一番無神経で最も理解苦しむのは

【リゾートなのに水着にもならずキャップを目深にかぶり、長袖のシャツを着てトレッキングパンツにトレッキングシューズに身を包んだ】

このプロフェショナル、デューク東城であった事は間違いようの無い事実であろう.....







写真はモーリタニア大使館付近にある高級ホテル!!

戦士の休息(ガンビア)

2006-01-01 19:05:49 | 1stミッション 西アフリカ

現在はセレクンダ/ガンビアという町に滞在している

ここで大晦日と正月を過ごしてしまった

正月はやることも無いのでリゾート地区であるバカウをたずねてみる

一歩足を海岸線に踏み出してみると、そこには....

〔見渡す限りの白人の山...〕

黒人の国ガンビアには不自然なまでの大量の白人...

あまりの不自然さにこちらは完全にひいてしまったが
彼らに言わせてみれば一番不自然だったのは


【リゾートなのに水着にもならずキャップを目深にかぶり、長袖のシャツを着てトレッキングパンツにトレッキングシューズに身を包んだ】

このプロフェショナル、デューク東城であった事は間違いようの無い事実であろう.....







写真はガンビア・バカウ地区の海岸の突端...

ビッサウ~(ギニアビサウ)

2005-12-27 03:24:54 | 1stミッション 西アフリカ
現在はギニアビサウの首都、ビサウに滞在している。ギニア+ビサウでギニアビサウとは何の捻りもない...

とりあえず何か書こうとしているが、何も思い付かないぐらいに小さい街で、いい感じでショボイ所である。

最大の見所は「破壊された大統領邸がそのままの状態で保存されている」という事らしいが、これはどう見ても「まったく修復される気配がない」と言った方が正解であろう。

街歩きが売りのこの「デューク東城」でさえここで「何かやる」事は困難であった...








写真は「首相官邸?だか?公邸?だか...」(一応現地の人にはそう言われたが...)

コナクリにて...(ギニア)

2005-12-25 03:16:36 | 1stミッション 西アフリカ

 昨日に引続き今日もネット三昧となっている。
 
 連絡人に依頼をしていたHPがほぼ人に見せられる状態になってきて非常に満足している。


 唯1つ疑問があってこのプロフェッショナルデューク東城が連絡人に仕事を依頼してやってもらっている段階で本末転倒であり

『プロはこのデューク東城でなく実は本物のプロは連絡人の方ではないのか?』

というごくもっともな疑問である。



 プロフェッショナルとしては頭の痛いことであるがまあ

『したい時にはやりたいことをすればいいじゃん』

 と完全に開き直っている事をつけ加えさせていただく。



 このままではフリーランスの工作者としては失敗に終わるのでとりあえず明日、

 『ギニアビサウ行きのシェアタクに運良く乗れたら出発する』

というなんとも弱い意思を表明してこの記事の締めとさせていただく!








写真はコナクリ郊外地区にある歴史的な記念碑...

コナクリにて任務遂行中(ギニア)

2005-12-24 02:27:15 | 1stミッション 西アフリカ


 プロフェッショナル『デューク東城』
今現在コナクリ/ギニアにて任務を遂行中。

 ほぼ1日に近い時間をネット屋で費やし、日本と繋がっているたった2人の友人の内の1人に初めて立ち上げるHPの作成をほぼ95%以上依頼してお願いしてしまっている。

 冷静に考えると
      『これがギニアにいてやることなのか?』
 という疑問が生じては来るが如何せん思い付きだけで始めているのでもう止めようも無い。

 最大の懸案事項は
  『日本で繋がっているたった2人の友人の内の1人』
に相手の迷惑も顧みず、無理やりにお願いして作って貰っている為に、
   『相手が愛想を尽かしてしまわないか?』
という事である。

 愛想を尽かされてしまうと日本への連絡手段が1人だけになり、その1人も早々にこのプロフェッショナルとの連絡をたってしまうことだろう...

 こうなってはこのプロフェッショナル『デューク東城』としても完全にお手上げである!









写真はコナクリ市街...