たくさんの優しさ

大好きなもの・・・音楽、木村君、うちのニャンコ。

お盆休み

2009年08月14日 21時36分46秒 | 日記
     やっと昨日から暑くなり、この夏初めてクーラーをつけて寝ました。
     今日は久しぶりの快晴。
     天気予報には『お日様マーク』が一つだけ。
     雲のマークが無いのなんて何日ぶりだろう?
     朝から気持ちが良いです。

     私は一昨日から18日までお盆休みです。
     とは言っても、週3日、しかも数時間しか働いていないんだけど。(笑)
     最近仕事をするのが億劫になってきて、これ以上生徒が増えないようにしたい・・
     なんて思っております。(遊びたくて。笑)
     これを言ったら仕事仲間に叱られました。
     みんな、まだまだお元気なんだなあ。(笑)

     お盆休みの一日目。
     「さて、何をして過ごそうかな?」なんて思いながらテレビのチャンネルをあちこち
     見ていたら、NHKのBShiに目が留まりました。
     「遥かなる絆」というドラマでした。
     4月にNHK総合で放送されたらしいのですが、この時は関心が無かったのでドラマ
     の存在自体知りませんでした。
     中国残留孤児の娘さん(城戸久枝さん)が書いて複数の賞を受賞した本(実話)を元
     に作られたドラマでした。
     きっと見た方、いらっしゃいますよね?

     何気無く見始まったドラマでしたが、これが素晴らしくて感動しました。
     感動なんてもんじゃないかもしれません。
     12日と13日に3回分ずつ放送(計6回)したのですが、涙の出ること出ること・・。
     毎回毎回こんなに涙が出たドラマはあまり経験が有りません。
     第4話なんて泣き過ぎて呼吸が苦しくなりました。
     人が来たら困るので鍵をかけて居留守を使ったほど。(笑)
     この涙、勿論哀しいシーンでも流れましたが、それより人の心の温かさに感動して流れ
     たほうが圧倒的に多かったんです。
     渡辺俊幸さんの音楽も素晴らしいです、優しくて。

     残留孤児の城戸幹さん(作者のお父様)の生い立ちを追って、娘さんが中国に留学する
     ところから始まるこのドラマ。
     お父様の過去と娘さんの現在が交互に映し出されます。
     お父様と育ててくれたお母様との愛、周りの人達との愛、そして娘とお父様の愛。
     どれも本当に感動的で言葉に言い表せないくらいです。
     考えさせられる事も沢山有りました。

     「大地の子」と似ていますが、こちらは実話。(「大地の子」も良かったです。)
     何より温かいのです。
     見終わったら感動と共に父の事が無性に懐かしくなって想いを馳せました。
     父の生い立ちなんて、漠然とは分かっていても、深く知りたいなんて思った事は有りませ
     んでした。
     幼い時に両親を無くして兄弟に育てられた父は、どんな子供だったんだろう?
     母は「お父さんの子供の頃の写真、とっても寂しそうなのよ。」って言ってたなあ・・。
     戦争にも行って(フィリピン)地獄も見てきたでしょう。
     この戦争の傷(心の)は生涯癒えなくて、「自分が死んだら葬式をしないでくれ・・・戦
     死していった戦友に申し訳が無いから・・。」って言ってました。

     父の気持ちが知りたくなりました。
     知ったら、きっともっと好きになると思う。
     こんな気持ちになれて、いい供養になったと思っています。

     拓哉君が書いた、「道 生きて 生きて 生きて 生きて 死」が頭に浮かびました。
     道は違っていても、必死に生き抜いてきた人達は凄いです。
     毎日が修羅場だったのではないでしょうか?
     生きて生きて生き抜いた人達には、心安らかに眠って欲しいと改めて思いました。
     この拓哉君が書いた言葉は、尊敬して止まない、今は亡き人生の先輩達への最高の賛辞だっ
     たのではないでしょうか?
     そして、拓哉君もこの生き方を貫き通すように思います。
     でなければ絶対書けない。
     この想いを胸に秘めている拓哉君が、たまらなく好きです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ワッツとか | トップ | ワッツとか »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事