半月に亘る自民党の芝居がようやく終わった。
最後は派閥の合従連衡という老獪な演出によるいつもながらのオチだ。
〝権力乱用シロアリ〟で腐れ切った舞台で黒子に操られた主役の演技が続く。
さし当たって第二幕はキャストの入れ替え。早くもメディアでは甘利、上川、小野寺、茂手木、萩生田の下馬評が揃っている。引き続きメディアも政局評論家も踊り続ける。
自民党、内閣の支持率が10ポイント上がっているという。
原因不明のコロナ感染の急減もあるが、半月に亘る芝居の効果だろう。
メディア、特にTVの威力は絶大である。
野党も研究すべきだ。
岸田新総裁は「国民の政治不信があり、民主主義の危機だ」と述べたが、政治不信の原因は9年に亘る安倍・菅政治にある。
メディアは〝内輪の発表会〟があたかも総選挙の公約の如く流し続けた。これからはそれがどうなったか、しつこく厳しく追及する責任があるだろう。
野党はガンバリどころだ。小選挙区では候補を一本化しなければ政権交代にならない。
“毒を以て毒を制す”
枝野代表は躊躇せずに手練手管に長けた小沢一郎の知恵を借りる場面だ。
全文異議なしです。
「小選挙区では候補を一本化しなければ政権交代にならない」
これが出来るかどうかで勝負は決まります。
ただ、衆議院総選挙の政権交代は風が吹いているかどうかで決まります。風が吹いているかと言えば吹いていないような気がします。
「コロナ禍」で自民党政権も危うしと思いましたが、菅が降りて、岸田に変わりましたので若干自民党も戦いやすくなったのは事実です。
野党はおっしゃるように「小選挙区・候補の一本化」これをしなければ沈んでしまいます。
私は健全なる2大政党論者ですが、いつも野党第1党に入れていますが、野党にスターがいませんね。維新の会も第二自民党ですしね。嘆いています。
霞が関の官僚を排除したことも失敗でした。彼らはジッと見ています。敵を取られた大臣もいました。
政策で勝負です。野党は大同に就いて「統一候補」で戦い、閣外協力までウイングを広げた「連合政権」構想と官邸人事局の廃止を掲げて闘うことです。官僚の人事は次官に任せて正常化しなければなりません、
前回、小沢一郎は経済団体、医師会等をオセロのようにひっくり返しました。力業師も必要です。
TVに中身のある材料を頻繁に供給して世間を惹きつけて欲しいものです。