使わなくなってから25年、捨てられずに納戸に置いていたゴルフクラブを片付けた。
30歳の頃、世は空前のゴルフブームだった。週末のTVは“AON”青木、尾崎、中島が席捲し、安サラリーの小遣いでもたまにはラウンド出来た時代だった。
「亡国の遊びだぁ!」と酒席で賜っていた上司もやがて熱中した。
勧められたわけでなく、やっみたいと練習場でブロのレッスンを受け、特別価格でクラブを選んで貰い、スコアで100を切れるようになった頃に稚内に転勤になった。35歳だった。
海風が強く、目印になる樹木が無く、沢が襞のように深く入り込んだ〝宗谷アンドリュース〟で出勤前に職場の上司、仲間と早朝ゴルフを楽しんだ。無人の受け付けの箱に500円を入れて9ホールを回った。
やめるきっかけは帯広勤務時代に雑なプレーになったからだった。普段練習場にも行かなくなり、それでもたまに良いスコアが出たりするゴルフをやっていても仕方がないと思い始めた。
丁度、札幌転勤になりそれを契機に自転車に転向した。誘われなくなるまで3年かかった。47歳だった。
Rugbyもゴルフもイギリスが発祥の地。どちらもルールの適用が自身の判断に任せるところが今でも好きだ。
Gooing Out,Comeing In。何だか人生と重なる。いろんな想い出が蘇り名残惜しい気がして、亡き義父から貰ったドライバーなど数本を残して写真を撮り、別れを告げた。
またやるぞという気持ちになって、毎日朝9時から御代田町のゴルフ練習場に行ってました。半年位狂ったでしょうか?肘が痛くなって来ました。恐らくダフリが原因と思います。それに73歳になって全く飛ばない、自分では160ヤード位飛んでるだろうと思い、隣のゴルファーに望遠鏡のような計測器で図ってもらったら130ヤードと言われて愕然としました。そんなこんでゴルフ道具は眠ることになったのです(笑)dsncharさんと同じ運命をたどると思います。
ダフリはつきものですね。捻りの運動に対応出来るうちは続けては如何ですか。