福島原発から海洋に流れ出る処理水を巡って、中国は日本からの水産物の輸入を全面停止している。
北海道はホタテに大きな影響が出ていて、イベント、役所の食堂、学校給食等で消費拡大の取り組みが行われている。
このことに何も異論は無いが、どこかすっきりしない。
消費拡大ならスーパーと思うが、ポップ、売り場を見たことが無いからだ。
滞留しているのはそれほどの量ではないのかな。
しかし、中国へは殻つきで輸出され、殻を外し加工した後、中国から第三国に輸出されているとも聞くので、主要な産業向けの原料としてある程度の量が送られてきたのではないか。
消費の余剰分を輸出に仕向けるというより、現実は〝中国向けホタテありき〟で、行き場を失ったものが廉価で国内の限られた食堂等に供給されているように見える。
ホタテはひと頃からみれば決して安い食材ではないし、形も小ぶりになったように思う。
今回のことを契機に、国内向けの流通と加工、輸出について見直し検討が行われ、手頃な値段で買えるようになって欲しいものだ。
おっしゃるとおり、国内の余剰を輸出するというのが基本ですよね。
ホタテが中国で加工されて付加価値を付けて第三国に輸出されていることもおかしな話しです。
欲を出して中国や他の国に輸出したけりゃ国内の人々に適正な値段で提供して海外向けは欲しけりゃ分けてやるのスタンスが欲しいのです。
なまじ日本の食文化を売り物にして逆に食資源を乱獲される事が無いように考えて欲しいと思うのです。