近所の高齢者コミュニティ施設の桜がピークを迎えた。
コロナウィルス感染防止の緊急事態だが、火曜日と金曜日に無料の大風呂がいつも通りに立てられる。
世の中コロナ雲が立ち込めて重苦しいが桜と共にいっ時の気分転換の場になっている。浴槽の今の話題は山菜情報だ。
熊と遭遇したくないので春は自転車散歩の河川敷の蕗、山わさび、秋の落葉キノコくらいしか情報は活用されないが生活に根ざした季節感を忘れたくないものだ。
ここにきて「新しい生活様式」なるフランスかどこかから持ってきた取って付けたような言葉が登場してきた。熟れていない。生活感が無い。
形作られるまで時間のかかる「様式」が短兵急に持ち出されるのが目眩ましの安倍政権らしい。また官邸官僚が耳元で囁き、専門会議に文言を入れ込ませたのだろう。
そんな「注意事項」みたいなことは言われなくてもやってますって。やりますって。
あなたのやることは“躊躇”無く「PCR検査の拡大」「隔離の徹底」「経済支援」の対策を徹底して進めることだ。
安倍首相も鈴木北海道知事も「お願い」ばかりで何もしてくれないことが分かってきた。
本当の危機は、財政負担を避けたいが為の緊急事態の解除が進み、ウイルス感染防御のコントロールが今以上に曖昧になる時から始まるのではないか。