スマホが古くなって反応が遅くなっていた。
自転車旅の時にはバッテリーを気にしながらカーナビ機能や宿の検索などに活躍するが、普段は電話とライン、カメラくらい。新品は高くて買えない。
そこで、先日福岡に行った時に息子の型落ちを格安で貰って帰ってきた。
ところが機種が異なり中古でもある。AndroidスマホからiPhoneにデータを移行するという作業が必要になった。
簡単に考えていたらこれが年寄りには大変な作業だ。
近くのドコモ店舗では全く対応してくれない。
データ移行の装置はあるが使い方は教えてくれない。
トラブルが起きた場合のことを考えてのことだろう。
そこでAppleサポートセンターの電話指示を受けながら半日作業をしたが、「連絡先(住所録)」がどうしても移行しない。
何度も何度も初めてのiPhoneを操作し、ほとほと疲れ切ったが結局はダメだった。
遂に「当方ではAndroidのことは正直分からないことが多く、これ以上解決策を提案出来ません」ということになった。
疲れてぐっすり寝た。
今朝、気を取り直し、ネットでAndroidのデータ移行アプリを探し、トライしてみたら何と前日の苦労がウソのように見事、住所録が移行された。万歳である。
アプリはドコモの「データコピー」。このことを書かないと今回の作業が終わったような気がしない。
操作は簡単で移行時間も2分程度と短い。最初から使っていれば・・・とも思ったが、述べ5人のAppleサポートセンターのスタッフの皆さんの年寄りに対する親切な応対には感謝だ。
結果的には、AndroidとiPhoneの違い、iPhoneの基本操作、パスワードとメールの設定方法などを知ることが出来た。
そして、住所録が移行しない原因も分かった。
1回目はうまく行かず、「CloudへのアクセスをOffにしてください」とのメッセージが出たからだ。
Appleサポートセンターがこのことを知っていたら何度も似たような作業をしなくても済んだかも知れない。
スマホを動かしている基本ソフトは異なるわけで、開発会社の相互間で〝他社の製品には立ち入らない〟という企業倫理、仁義ようなものが通信ネットという先端技術のど真ん中に存在していることに驚く。
日頃、“他社からの機種乗り換え大歓迎!”と宣伝していてもだ。
「デジタル庁」「携帯の値下げ」もいいけれど、機種変更、特に中古品において生じる身近な不便さを先ずは解消してもらいたい。
妻は「アタマの体操が出来ていいね」と横で言っているが。。。
ひとまず今夜もぐっすり眠れそうだ。
妻はボケの進行を心配しているのでしょう。笑
ちょっと大げさな言い方かもしれませんが『禍転じて福となす』のようでしたね。
諦めずに挑戦する・・という鍛えられた心が功を奏したとも言えるでしょう。
dsnchar1さんの相手に対しても丁寧、謙虚な言動が Appleサポートセンターのスタッフの皆さんの心にも響いたのでしょう。
>『開発会社の相互間で〝他社の製品には立ち入らない〟という企業倫理、仁義ようなものが通信ネットという先端技術のど真ん中に存在していることに驚く。』という言葉にも理解を示すsnchar1さんの鷹揚な心にも感動しました。
そんな中で今、これから開発会社の垣根を超えるとも思われる「キャリアメールの持ち運び制度」が今年中にも実現するというニュースもありましたね。
奥さんもおおらかな方のようですね。