時事通信
衆院3補選は予想通り自民が全敗した。政権交代の弾みになって欲しい。
しかし、自民に大逆風が吹いた結果であり、立憲民主党の政策が支持されたわけでないことは世間の大方の見方だろう。
それは投票率が軒並み過去最低であることにも現れている。
島根1区 54.62%(過去最低;2014年 57.94%) マイナス3.32ポイント
東京15区 40.70%(過去最低;2017年 55.59%) マイナス14.89ポイント
長崎3区 35.45%(過去最低;2014年51.58%) マイナス16.13ポイント
自民党候補のいなかったところは一定程度下がるとは思っていたが、下がり具合がかなり大きい。与野党に限らず政治に対する期待感の無さ、不信感は相当強いということだ。
それにしても大差がついたのは自民、無党派から立憲に票が流れたということだろう。どう繋ぎとめるか。
岸田首相は裏金問題の自身の責任を問われ、「国民が判断する。」と大見えを切ったが、さてどうするのか。どうあがいても総裁ではいられないのだから任期いっぱいしがみ付くだろう。
その間、立憲民主党は連合に気を遣わずに共産党との上手な連携、消費税減税、軍事費見直しなどの生活防衛政策といかさま子供・子育て政策の見直しについて積極的に発信しなければならない。
自民党トップのすげ替え、政治改革方針の転換によって簡単に流れをひっくり返される。泉健太代表は〝まぐれ勝ち〟であることを肝に銘じて欲しいものだ。