馬鈴薯の収穫に二通りの方法があり、機械収穫が一般的だが、機械で起こして地上に出たものを手で拾う方法もある。
昨日の農作業は“手拾い”だった。初夏は皮が柔らかくキズが無い「早出しイモ」として高く売れるらしいが、本格的な収穫時期に手拾いするメリットは何だろうか。今度聞いてみよう。
兎に角キツイ仕事だ。二人ひと組で向かい合ってビールケースくらいの籠に入れてゆく。正座スタイルをとるので膝、足首、足指の付け根が圧迫されて痛い。
両手を伸ばして拾ったイモから腐った物、青いもの、傷物、形の悪い物、小さい物を除いて別の籠に入れてゆく。選別眼は経験で差が出る。
上半身を捻り、腰への負担もある。かつて甲子園に出場したこともある人が一日で来なくなったとか。
今回、組んだ相手は派遣会社から来ているベテランの青年で、丁寧に教えてくれて当方のペースに合わせてくれた。7月15日から2ヶ月、ずっとこのイモ拾いをしてきたという。脱帽である。
収穫したイモは倉庫に運ばれ、先日経験した選別、箱詰めの作業が続く。