物質・材料研究機構の山内悠輔独立研究者らの研究グループは、従来の8倍のセシウム吸着能力を持つプルシアンブルーの合成法を開発した。
2ナノ―50ナノメートル(ナノは10億分の1)の大きさの穴を無数に持つ「メソポーラス構造」にすることで従来比10倍もの表面積を持つ。福島第一原子力発電所の事故で拡散した放射性セシウムの除染に活用できる可能性がある。
プルシアンブルーのナノ粒子を入れた水溶液に「ポリビニルピロリドン」という高分子材料を溶かした後に、塩酸で処理をすると合成できる。高分子材料の価格は1キログラムあたり3000円程度で、塩酸もありふれた薬品であるため、市販製品と比べ製造コストが大幅に高くなることはないという。量産化も容易だとしている。
表面積は1グラムあたり330平方メートル以上で、これまで報告されているプルシアンブルーの中でも最大で、市販製品に比べ10倍以上にもなるという。
最新の画像[もっと見る]
- 日銀「ハロウィーン追加金融緩和」は前回消費増税の予測ミスを補ったに過ぎない! 10年前
- 日銀「ハロウィーン追加金融緩和」は前回消費増税の予測ミスを補ったに過ぎない! 10年前
- 日銀「ハロウィーン追加金融緩和」は前回消費増税の予測ミスを補ったに過ぎない! 10年前
- 小渕優子経済産業相の政治資金、ベビー用品や化粧品、著名デザイナーズブランドなどへ 10年前
- スマホを30回充電できるマグネシウム電池、太陽炉の実証実験も始まる 10年前
- スマホを30回充電できるマグネシウム電池、太陽炉の実証実験も始まる 10年前
- スマホを30回充電できるマグネシウム電池、太陽炉の実証実験も始まる 10年前
- 予想を超える10倍のスピードで…弱まり続けている「地球の磁場」 10年前
- ローゼル 10年前
- ローゼル 10年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます