ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「道具箱はささやく」「凶犬の眼」

2018-10-08 21:12:31 | 

 

「道具箱はささやく」 長岡弘樹 祥伝社 H.30.6.20

 

ピリッとした短編が18作。

 

オーッと思わず唸ることも、ニタッとすることもなかったが、

どの作品も、なるほどって感じ。

 

 

「凶犬の眼」 柚月裕子 KADOKAWA 2018.3.20

 

「孤狼の血」シリーズ最新作とあった。

このシリーズは読んでいないが、これはこれ、ということで。

 

舞台は平成2年。

携帯電話もポケベルも、ウィンドウズもない時代だ。

 

中国地方の田舎巡査に格下げされたらしい日岡秀一が、

穏やかな日々に虚しさを感じていたなか、

懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、

敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。

彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。

日岡が目論むなか、国光は自分が指名手配犯であることを認め「もう少し時間が欲しい」と直訴した……。


田舎に、駐在所に貼り出された指名手配書を確認する住民はまずいないが、

殆どが顔見知りの住民だから、見慣れない者が居着けばすぐに余所者だと気づく。

だが、大きな工事現場の作業員となれば、知らない(-.-)であっても、誰も怪しむ者はいない。

 

なるほど、そうだろうな。

 

錦秋湖と横手という地名が出てきて、

あれっ、この舞台は中国地方ではなく東北かい!と、

一瞬、思ってしまった (^^;

 

警察VSヤクザの意地と誇り、と、帯にあった。

私はやはり、ヤクザの出てくる話は苦手だと、改めて実感。

 

当初は、シリーズを最初から読もうと思ってたけど、

読まなくてもいいかな。


コメント
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