GUINNESS BOOK

英国系パブ&ビール飲み歩き日記+α

ジョンさんのイギリス料理講座 最終回: British Xmas編 … Helmsdale (広尾)

2005-12-30 | 日本のイギリス料理
広尾“Helmsdale”で開催された、イギリスローカル料理講座“John's British Food Road Trip”最終回。
Part8: Northern Ireland編はこちら。

『英国風テーブルセッティングで楽しむ クリスマスパーティーメニュー』
なので、いつもより豪華です。

テーブルに置かれた綺麗な筒は、ハロッズのクリスマスクラッカー。
イギリスのクリスマスには定番のアイテムだそうです。


こうやって腕を交差させて互いに引っ張ると、ポン!と中身が飛び出します。
中身は簡単なオモチャと、紙で出来た金色の王冠。
みんなで王冠をかぶりつつ、ディナーの開始です。



Winter Vegitable Soup 冬野菜のスープ
バターで人参、セロリ、タマネギなどを炒めて作った、優しい味のスープ。
今までで一番軽い一皿かも知れません。



Ham Hash Cake ハムハッシュケーキ
ポテトとハムをフードプロセッサで潰し、ピクルスのみじん切りを混ぜてコロッケ状にした軽食。
Boxing Day(クリスマスの翌日)に、クリスマスの余り物をあり合わせて作る家庭料理だそうです。
サクサクした軽い食感が美味しい。ヘビーなクリスマスの翌日でも食べられそうです。



Roast Turkey Dinner ローストターキーディナー
メインは七面鳥。なかなか凄いボリュームです。
ターキー自体はあっさり目ですが、グレイビーソースが濃厚で美味しい。
付け合わせのマッシュと合わせても美味しい。
人参とパースニップのマッシュは、パースニップの甘さと野菜のクセが効いています。
パースニップはイギリスの細い大根のような野菜ですが、日本ではなかなか見かけません。長野県産と書かれていたので、国内でもごくわずかに生産されているようです。
グリンピースとミントのマッシュはかなりミントが利いていて、ソース代わりに使えます。


Christmas Pudding クリスマスプディング
こちらも定番、クリスマスプディング。
ドライフルーツがたっぷり入った生地を長時間蒸して作る、暖かいケーキです。
見た目は地味ですが、中身はギッシリ。
しっとりして、スパイスやお酒も効いています。
ウィスキーに良く合う味。



Mince Pies ミンスパイ
最後はミンスパイとコーヒー。
小振りなお菓子ですが、こちらもフルーツなどがギッシリ入っています。
美味しいけれど、やっぱりお腹一杯。


ジョンさんのイギリス料理もこれで最後。
皆勤賞は私だけだったようです。
イギリスの料理、特に家庭料理に近いものを楽しむ機会は滅多にないので、楽しく新鮮な体験でした。
イギリスの料理は不味いものの代名詞として語られる事も多いのですが、こういう料理がポピュラーになれば、そのイメージも変わってくると思います。
でもバターたっぷりなので、これを毎日食べていたら大変な事になりそうですが…。

最後のクリスマスも楽しかったのですが、月イチの楽しみが無くなってしまったのは、ちょっと寂しいですね。
ジョンさんは来年にお店を持たれるつもりで準備を進めているそうなので、お店が出来たら是非出かけてみたいです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿