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どすこい山根康民日記

道路交通に関する事を中心に紹介しています。

大阪府泉南市と阪南市を走る

2025-03-19 23:34:30 | 日記
3/17、お昼前に白浜を出発して大阪府南部の泉南市と阪南市へ
相棒(原付バイク)と一緒に走ってきました。

印南町の切目大橋から紀伊水道を写す

同地点から徳島市方面を写す。
風は少し冷たく感じましたが、晴れの良い天気です。

由良町に来ると雲行きが怪しい((+_+))
天気予報では、雨の心配は無いのですが…

この時の気温は5℃です。真冬ほどではありませんが、防寒着が必要です。

途中、岩出市の船戸南交差点で撮影した模様は、前回のブログで紹介させて頂きましたが、
撮影後、岩出市から大阪府泉南市へ向かいます。
写真は、大阪府と和歌山県の府県境

同地点で縦に撮影
岩出市では晴れていましたが、また雲が広がってきました。
今日は、天候が少し不安定です(^^ゞ

ここから大阪府泉南市に入ります

大阪府泉南市に入りました

和歌山県側の空模様。どんよりとした曇り空が広がっています。

前回(2/25)日本銀行大阪支店へ見学に行った際にも工事をしていましたが、
道路整備が進められています。
なんか「もずやん」カワイイやん
https://www.pref.osaka.lg.jp/o130340/kishido/kishido-home/iwade-anzen.html
⇧主要地方道 泉佐野岩出線 安全対策事業

既に用地買収は済んでいるので工事が完了すれば、
対面通行となっている約1.6㎞の区間で上下線が分離されます。
現在、上下線の分離工事が行われているのは、この先の区間になります。

上下線分離工事の北端付近

上下線の分離工事が済み、路側帯などの線引きも行われています。

工事案内看板

上下線分離工事の終端部付近
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/2933/05_izumisanoiwadesen_dourokairyo_2.pdf
⇧令和4年度 事前評価点検表(内部評価)

上記の事前評価点検表を見ると、
平成26年から令和2年にかけて2件の死亡事故が発生している事がわかりました。
この事から死亡事故発生地点を中心に、交通安全確保の観点から
上下線分離の工事が始まったものと思います。

当該路線は、府県境までの和歌山県側は、片側2車線の道路整備が完了していますが、
大阪府側に入ると車線減少の対面通行区間となり、
金熊寺(きんゆうじ)トンネルを抜けて金熊寺交差点から
再び4車線道路になります。

個人的には、府県境から金熊寺(きんゆうじ)交差点までの区間において、
用地買収は済んでいるので、4車線化される事が望ましい路線と考えますが、
大阪府の財政事情もあり難しいと思います。
最大のネックは、金熊寺トンネル(729ⅿ)をもう1本掘る事だと思います。

さて府県境を越えて泉南市を走っていますが、
ここからデビッド・オースチン・イングリッシュローズガーデンへ向かいます。
大変長い名前なのでイングリッシュガーデンと省略させて頂きます。

イングリッシュガーデンは、バラで有名なスポットですが、
同地点へ向かう途中の道に、Googleのストリートビューで偶然見つけた
写真の場所に来たかったのです(^^ゞ
写真を見て気付かれた方、道路に対して良い感性をされていますね✨✨

何のこっちゃ?と思われた方は、この「ロータリーあり」の警戒標識を見て気付かれましたでしょうか?
そうです。通常、ロータリー交差点の中央部には、島状の円形地帯が設けられますが、
ここには、それが無いのです!

参考:白浜町にある丸公園ロータリー

参考:同、丸公園ロータリー
ロータリー交差点を見かける機会が少ないので、
ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、
参考になればと思います。
https://maps.app.goo.gl/pgcnQLbcZk4FXaVN6
⇧白浜町にある丸公園ロータリーの場所

相棒(原付バイク)と一緒に「ロータリーあり」の警戒標識を撮影
ロータリーありの交差点、あまり見かけませんが…

左側に少し広いスペースがある道路形状は、割とよく見かけます。

同、反対側から撮影

繰り返しますが、ここがロータリーというのがポイントです。
私と同じ?ような道路好きな方には、たまらない光景かと思います(^^♪
全く興味のない方には「意味不明?」と思われますが、
島状の円形地帯が無いけど、ちゃんと警戒標識も設置されているロータリー✨✨
他にこのような箇所をご存知の方、おられたら教えて頂けたらと思います(^^ゞ
場所:https://maps.app.goo.gl/KWMP1qNFGi2CNc7B8


ただ上記のロータリーありの警戒標識が設置された理由も何となくわかります。
ロータリーから少し先にあるこのゲート。
休園日及び閉園後は、ゲートが閉じられる為、
その場合、ロータリーで車両の方向転換をして頂くための
配慮から設けられたものと推測します。

ゲートからロータリーを写す

せっかくイングリッシュガーデンに来たので撮影します。
バラの時期には、まだ少し早かったですね💦

バラは咲いていませんでした

同拡大

イングリッシュローズガーデンへようこそ

道沿いにもバラが咲くのでしょうね

5/10~6/1まで春のローズフェスティバルが行われるので、
その頃に来るとキレイなバラを鑑賞できるんでしょうね。
また機会があえば、バラの開花時期に訪れたいとも思いますが、
私としては、先程紹介させて頂いたロータリーを見られたので大満足なのですが…( *´艸`)

デビッド・オースチンのイングリッシュローズガーデンとプランツセンター
⇧詳しくはこちら

先程の泉南市から府道30号線を走って、阪南市へやって来ました。
JR阪和線 和泉鳥取駅から山中渓方面に少し走った所です。

この時、気温8℃

山中渓北六踏切:後ろには紀州路快速の和歌山行きが走っています。

これから府道64号線(和歌山貝塚線)を走って、
大阪府と和歌山県との府県境を越えて雄ノ山(おのやま)峠に向かいます。
この道は、昔の紀州街道になるようです。

紀州街道 往時の面影を今に伝えています

紀州街道

歴史の道

百八十八箇所? 諸国霊場巡礼碑と下にありますが、調べてみましたが分かりませんでした。

同拡大

紀州街道から先程の分岐を写す

阪和道の高架橋が見えます。
阪和道を走りながら山中渓の集落を見る事は何度かありましたが、
集落から阪和道を見上げるのは初めてです。

とてもこじんまりとしていますが、JR阪和線 山中渓駅の駅舎です

ちょうど電車が入線して来ました。

もう少しすると山中渓ホームから桜の開花を楽しむことが出来ます。

令和7年3月30日(日)桜まつりが開催されます。
桜の季節になると、ここ山中渓駅の桜と電車(パンダくろしお)の写真撮影が人気です。
今は、まだ咲いていませんが…

山中渓駅の駅舎を横から撮影。
トイレをお借りしましたが、とてもキレイなトイレでした。

山中渓駅から阪和道の法面を撮影。
近年、法面補強や高速道路の耐震化、長寿命化工事が行われていますが、
この山中渓駅から見える区間(阪南IC~海南IC)は、
高速道路の開通としては、かなり早い時期(1974年(昭和49年)10月)に開通しました。
https://www.w-nexco.co.jp/anniversary/hanwa10/chronology.html
⇧高速道路ANNIVERSARY 阪和自動車道のあゆみ

1963年(昭和38年)7月、日本初の高速道路 名神高速道路が、
滋賀県の栗東 ICから兵庫県の尼崎 IC 間が開通。
現在、阪和道と接続されている近畿道ですが、
1970年(昭和45年)3月、近畿道の吹田ICから門真IC間が開通と、
近畿道の延伸工事が始まったばかりですが、
この事からも阪和道の阪南~海南間の開通が、
如何に早かったか分かるかと思います。

私が子供の頃は、大阪へ車で行く場合、海南ICまで国道42号を走って、
そこから阪和道を走り阪南ICで降りて、
まだ第二阪和(国道26号)が開通していなかったので、
現在の府道204号線(旧国道26号)を走っていました。

現在のように高速道路が整備されていなかったため、
大阪へ車で行く機会は少なく、
急行きのくに(ディゼル機関車)に乗っていました。
そして今、大阪へ行くのは原付バイクと随分変わりました(笑)

紀州路快速 和歌山行きが入線して来ました。

電車を見ていると、また乗りたくなってきました(^^♪

さて山中渓駅から府道64号線(和歌山貝塚線)を走って、
大阪府と和歌山県の府県境に向かいます。
写真左に岩出市境谷0.8㎞とあります。

この境谷へ行くには、和歌山県岩出市の集落ですが、
一旦、大阪府へ入らないと行けない…
という事を以前、和旅チャンネルさんの動画で見ていたので、
今回訪れてみたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=NWBGrmBV5Lk
⇧和旅チャンネル 大阪を経由しないと行けない和歌山の限界集落へ行ってみた!


阪和道の高架下を通って境谷集落へ向かうのですが、
現在、橋梁の更新工事が進められています。

阪和道の下では、このような工事が行われているんですね

さて境谷集落へ向かいますが、途中に何か見えます。

上の案内板には、桜地蔵の経塚とあります。

下の案内板には、絵地図があります。
ここから和泉山脈を越えて根来寺へと向かったんでしょうね。

第4経塚 さくら地蔵 信解品 とあります

すぐ上に何か見えるので石段を上ってみます

上ってみると写真中央が第四経塚になるのでしょうか?

石碑にはうっすらと文字が刻まれているのが見えますが、
私には判読できませんでした。

七大龍王 金剛童子とあります

こちらの第四経塚から道路を見下ろす

橋を渡ると奥に集落が見えてきました

橋を渡って集落の入口付近を写す

同地点で縦に撮影。
今日は、晴れたり曇ったりと天気が不安定ですが、この時はまだ雨は降りませんでした。
帰り道に有田川町内で、短時間ですが小雨に打たれましたが、
他は雨に打たれる事はありませんでした。

集落の中心地付近にやってきました。
ここに石碑が見えます。

山崎小学校境谷分教場跡
明治丗五年(35年)三月 分教場設置ノ許可ヲ得タリ
明治三十七年 五月 校舎ヲ新築シ開校ノ式ヲアグ
昭和四十六年 三月 境谷分校三月三十一日付で廃校となる
ー学校沿革史-
山崎小学校創立百周年記念事業実行委員会
平成七年十月吉日

https://www.city.iwade.lg.jp/sc-yamasaki/rekisi.html
⇧岩出市立 山崎小学校ホームページ 山崎小学校の歴史 

写真左側に上記記念碑があります

記念碑から見た境谷集落の様子

私が訪れた時は、避難場所の整備工事が行われていました

ここの駐車場は、集落の方の車だと思います

こういう何気ない看板に岩出町時代の名残があります。
2006年(平成18年)4月1日、岩出町が市制施行して岩出市となりました。

こういう道幅の狭い集落でも、原付バイクなら入って行けるので良いです(^^♪

カーブ地点にあるカーブミラー
国土地理院の地図で確認すると、写真のカーブミラーの位置は大阪府内ですが…

カーブミラーの管理は岩出町(現:岩出市)になっています。
恐らく府道64号線(和歌山貝塚線)から分岐して、岩出市境谷の集落までの道路は、
大阪府内を通りますが、全線にわたって岩出市が管理しているものと思います。

境谷集落から府道64号線へ戻って来ると、ちょうどパンダくろしお(特急)が見えました。

これから新大阪まで行くんでしょうね。
パンダくろしお なかなかの人気者です(^^♪

この列車は9両編成でした。
ちょうど踏切が見えていますが、阪和線の大阪府側で最も南にある踏切ですが、
踏切の名前が気になり近寄って見ます。

踏切全景

踏切は、境川踏切でした。

境川(さかいがわ)踏切。この踏切のすぐ近くを流れる川が境川。
この場所を流れる境川は、大阪府と和歌山県の府県境になっています。

境川踏切。電車の来ない間に踏切内に入って見ます。

阪和線の天王寺駅方面

阪和線の和歌山駅方面

右手が境川踏切、そのすぐ先は、もう和歌山県です。

府道64号線 和歌山貝塚線 相棒と一緒に記念撮影

大阪が英語表記です

正面に和歌山県のカントリーサインが見えています

同じ場所から横に撮影

境橋を渡ると和歌山県です

看板を見上げます。もう和歌山県に入りました。

振り返って大阪府側を写します

阪和線の府県境に掛かる橋梁

境川の上流部

府県境を行ったり来たりして遊んでいます。
実は、ここに歴史的史跡があります。

それがこれ!

大阪府側に入ってすぐのところに石碑があります。
後ろは阪和道の橋脚

石碑の近くに木板に墨で文面が書かれていますが、
一部判読できますが、殆どの文字が私には判読不能でした。

石碑には「日本最後の仇討ち場」と書かれています。

こちらの石碑は、平成十五年三月 贈 阪南ライオンズクラブ とあります。

史跡
日本最後の仇討ち場

安政4年(1857年)土佐藩士広井大六は、
同藩士棚橋三郎に、口論の末切り捨てられた。
大六の一子岩之助は、当時江戸に申し出て、
いわゆる「あだうち免許状」を与えられた。(安政5年)

岩之助は、加太にひそんでいた三郎を発見し、
紀州藩へ改めて、あだうちを申し出たところ、
紀州藩としては「三郎を国ばらいとし境橋より追放するので、
あだうちをしたければ境橋付近、和泉側にて、すべし・・・・」と伝えられた。

文久3年(1863年)、岩之助は境橋の北側で三郎を待ちうけ、
みごとにあだうちを果たしたとされる。

これは、日本で許された最後のあだうちであると伝えられる。

境川に架かる境橋の右手、阪和道の橋脚近くに石碑があります

車で走ると石碑に気付かないかも知れません

改めて「日本最後の仇討ち場」の石碑を写す。

日本最後の仇討ち場に関する情報
https://www.city.hannan.lg.jp/kakuka/syogai/syogai_s/bunkazai_shokai/bunkazai_arekore/1499047390647.html
⇧阪南市 山中村境橋の仇討ち その1

https://www.city.hannan.lg.jp/kakuka/syogai/syogai_s/bunkazai_shokai/bunkazai_arekore/1499047779143.html
⇧阪南市 山中村境橋の仇討ち その2

https://www.sankei.com/article/20180506-IGH5652GZ5LONNYYF6LVD2DHWY/
⇧産経新聞「日本最後の仇討ち」勝、龍馬も関わった復讐劇 2018/5/6 11:00

さて和歌山県に入り、これから阪和道に沿って
県道64号線 和歌山貝塚線を雄ノ山峠に向かって走ります。

府道から県道に変わりました

これは珍しい✨✨
警察署の管轄を示した看板ですが、道路管理者の管轄区域を示す標識は見掛けますが、
警察署の管轄は珍しい!恐らく初めて見たかも知れません(^^♪

県道64号線 和歌山貝塚線は、
和歌山市と岩出市の市境を行ったり来たりしているので、
管轄を分かりやすくするために設置されたのかも知れませんが、
こういう発見は嬉しいですね!(^^)!

こういう場所にも立っています

拡大

うわぁ…雄ノ山峠に向かって走っていると、
阪和道の上り線(大阪方面)と下り線(白浜方面)の間を走ります。
メチャ楽しいですね。高速道路の間を走るなんてワクワクします(*´▽`*)

写真中央に見えるのは、阪和道上り線(大阪方面)雄ノ山トンネル坑口

写真中央にチラッと見えるのが、阪和道下り線(白浜方面)和歌山ジャンクションへの経路案内標識

今は走っている県道64号線(和歌山貝塚線)ですが、意外に交通量が多かったです。
この道を利用する機会は、これまで無かったので、とても新鮮な気持ちです。

阪和道と並走します。

案内標識には白浜も表示されていますが、
高速道路ならここから1時間30分も掛かりませんが、
原付きの場合、倍以上の3時間は掛かります💦💦

ここにも見付けました

ちょうど、この管轄の境目で事故をした場合、どちらの警察署のお世話になるのかなぁ?

ビュンビュン走る阪和道の車を眺めながら「メチャ近いなぁ…」と感じました。

少し前に阪和道の阪南ICから海南IC間が、
1974年(昭和49年)10月開通と紹介しましたが、
今の道路構造規格の基準から見れば、雄ノ山峠区間は、かなり厳しい線形ですが、
よくぞこの山の中に高速道路を通してくれたなぁ…と感慨深く眺めていました。

阪和道と県道64号線との境界付近
そうそう思い出しましたが、阪和道を夜間、白浜方面にこの雄ノ山峠区間を走っていると、
県道側を走る対向車(大阪方面に向かう)のライトが眩しい…と感じた事を思い出しました。
ほぼ同じ高さなので仕方ないとも思いますが、ただ並走する区間距離は約200ⅿと短いです。

今度、阪和道を夜間走行時に同区間を走る際、確認したいと思いますが、
夜間、僅か200ⅿの区間で、県道側の対向車がハイビームにして走って来る車と遭遇する確率は、
0.00..1%?かなり低いので現認するのは難しいですが、
過去の経験と、現地を訪れ位置関係から見てもネクスコ西日本さんに対して、
改善要望する方向で検討したいと思います。
具体的には、県道側を走行する対向車のライトによる眩惑を防止するため、
同区間に遮光板等の設置を要望したいと思います。
現場(現地)を訪れる事で意外な発見や気付きがあるのも楽しいです(^^♪

阪和道を白浜方面から大阪方面に走っていると、
紀ノ川サービスエリアから上り坂を上り切って、
下り坂に差し掛かる所の頭上にある橋に、
下り坂Sカーブと警戒を促す標識が取り付けられていますが、
この橋、渡れなかったんですね。知りませんでした。
https://maps.app.goo.gl/L7Csqbfj3ZhRoPoE6
⇧阪和道(上り線:大阪方面)から同橋を見た所


このように封鎖されています

雄ノ山峠から坂道を下ると京奈和道の大きな橋脚が見えます。

ここが和歌山ジャンクション(阪和道と京奈和道)になりますが、
よくまぁ~こんな高い構造物を造ったものです。

この道を車で走っていても「高いなぁ」と少し怖い思いもしますが、
京奈和道の和歌山県内区間は、全通しましたが、この道はとても便利です(^^)/

写真はここまでですが、今回は、大阪府泉南市と阪南市を走って来ましたが、
色々と学びや気付きの多い旅だったように思います。
泉南や阪南は、和歌山から近いのですが、
普段走る幹線道路から逸れると知らない所も沢山あります。
これからも気の向くままに相棒(原付バイク)との旅を楽しみたいと思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます(*´▽`*)

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