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本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

腕時計の電池交換(その2)

2011年12月31日 21時02分35秒 | 腕時計
 まず、腕時計のメンテで使用する道具を紹介。


 「コジアケ」です。後述しますが、裏蓋の閉め方は「ハメコミ式」と「スクリュー式」がほとんどです。こちらはハメコミ式の蓋をこじ開ける道具となります。どちらもダイソーで売っていますが、右のやつのほうが力が入りやすいのでベターです。


 「3点支持式オープナー」(左)です。こちらはスクリュー式の蓋を開けるのに使います。2点式の簡単なものならダイソーで売ってます。右に写っているのは時計本体を固定する「固定器」です。腕時計は小さいですから、これに固定すると力が入りやすくなります。


 時計バンドのピンを脱着する道具です。左から「駒はずし保持機」「ハンマー」「ベルトピン抜き棒」「精密ドライバー」「バネ棒外し」。


 こちらもバンドピンを外すのに使用する「バンドピンはずし機」。


 キズミルーペ。これもダイソーで買いました。


 バネ棒セット。よく飛ばして失くしてしまうもんで。


 OリングとOリング用シリコングリース。裏蓋を閉める際、防水のためにOリング(パッキン)を噛ませます。リングにグリースを塗布しておくと、防水性が高まります。


 研磨剤。ケースの傷・曇を除去します。


 ピンセット。プラスチック製と先の尖った金属製のもの。デジタル時計では、電池交換後に端子をショートさせてリセットする必要があるものがあります。金属製のものはそれに使います。


 ブロワーと指サック。指サックはムーブメントに指の脂を付けないようにするためです。


 ボタン電池。電池には使用期限がありますので、あまり大量に在庫を持たず、その都度買ったほうが無難です。ネットで探せば安く売っているところがあります。私がよくお世話になっているのは「電池の星野」さん。値段も安く、送料も80円です。

 電池の交換だけなら、コジアケ(ハメコミ式の場合)、オープナー(スクリュー式の場合)、バネ棒外し、固定器ぐらい揃えておけばOKです。ダイソーで簡単なセットになっているものを買えば問題ないでしょう。しかし、私のように時計を趣味にする場合はある程度のセットになったものを買ったほうが結局は安く済みます。セット内容もピンきりなので、自分の用途に合ったものを選べばよいでしょう(セット例1例2例3)。


 では実際に電池交換をしてみます。作業前に「バネ棒外し」でベルトを外しておきます。



 まず、一番簡単な電池蓋がついているやつです。初期のデジタル時計に採用されています。これは簡単、コインでらくらく開閉。この手の電池蓋が付いている製品がなくなったのは、時計を薄型にするという技術的要請と、売る側(時計屋)が電池交換手数料を稼ぐという商業的要請のためだと思います。



 次にハメコミ式のもの。ケースに蓋が嵌めこまれています。ケースと蓋の継ぎ目を注意深く見てみると、コジアケの刃先を入れるためのわずかな隙間がありますので、ここに刃先を入れてグイグイやると「パカッ」って外れます。結構ケースに傷が付きますし、勢い余ってムーブメントを壊してしまうという危険性もあり。(一度やっちまった)



 スクリュー(ネジ)式のもの。防水性がより求められるものに採用されています。オープナーのビット(黒い部分)を蓋外周部にある溝にひっかけて蓋を回転させます。このビットの調整が結構メンドイです。自分が使っているのは3点支持式。これは2点支持式のものより力が入れやすいという理由からですが、高級なものなら2点支持式のほうが使いやすいようです。実際、プロは高級2点支持式を使用しています。


 今回は電池交換していませんが、単純に蓋を極小ネジで留めているものもあります。写真はカシオの現行品。新品で980円から5000円位で買えるチープカシオ、略称チプカシです。

 なお、蓋を閉める際は、可能な限り専用のシリコングリースをOリングに塗布したほうがよいです。汗等の水気が入ると、ケースと蓋の継ぎ目が錆び付いて開かなくなってしまう危険性があります。

 また、電池はその直径・厚さ・電圧により規格が統一されてはいるものの、生産国によってその型番名が異なっています。蓋を開けてはみたけれど、どの電池を購入すればいいのかわからないという場合には、日立マクセル(株)さんのHPにある「型番検索、対応表」を利用するとよいでしょう。

 最後に。高級品や完璧な防水性を要する時計は、やはり業者に交換依頼したほうが無難です。この場合、きちんとした専門業者に頼むのが吉。よく1000円もしない価格で請け負う業者がありますが、その作業は素人の行うものと同等とみてよいでしょう。専門業者であれば防水テスト等もやってくれます。まあ、これはお金を払えばの話ですが。

腕時計の電池交換(その1)

2011年12月30日 22時39分46秒 | 腕時計
 今日もオーディオネタではありません。

 私の趣味の一つにデジタル腕時計のコレクションがあります。主に集めているのは1970年代末期から1980年代初期に発売された液晶デジタル。現在ではデジタル腕時計なんて「安物」のイメージがあり(なんせ100円ショップで売ってるくらいですから)、いい大人がつけていると奇異の目で見られることもありますが、当時は値段も高く、旧来型のアナログ(針)式より格は上だったように思います。舶来物やブランドものは別として。

 液晶デジタルが初めて日本で商品化されたのは1973年。セイコー(諏訪精工舎製)がリリースしたモデルで、135,000円もするものでした。世界初の秒表示がウリで(それまでは時、分のみ)、ボディにはチタンが使われていました。以後、年を追うごとに高性能化、小型化、低価格化が進み、70年代末頃には25,000~30,000円のものが売れ筋となりました。この頃はテレビCMも結構流れており、そのタイアップ曲は必ずヒットしました。財津和夫の「Wake Up」や甲斐バンドの「HERO(ヒーローになる時、それは今)」とか。自分は当時小学4~5年生位でしたが、チューリップ(財津和夫がリーダー)や甲斐バンドの大ファンでしたので、やはり彼らの曲が流れるCM(出演もしていた)に釘付けとなり、必然的にデジタル腕時計を欲するようになってしまいました。

 しかし、25,000円~30,000円もする腕時計ですから、とても小学生の買えるシロモノではありません。学校帰りに時計屋の店先で指を咥えて眺めている、という状態が続きました。結局、私がデジタル腕時計を手にしたのは中学一年の正月。1月4日にお年玉全額を握りしめ、時計屋の開店と同時に購入。定価10,000円、セイコーの廉価ブランド「ALBA(アルバ)」のものでした。デジタル時計としては安物でしたが、しばらくは嬉しくて寝るときも身につけていました。アラームをセットして。

 で、その幼い頃のデジタル腕時計への憧憬というか、ノスタルジーというか、飢餓感が、大人になって「ヤフオク」を知った瞬間爆発してしまいました。。。。。



ドーン。

 集めも集めたり、その数50本以上。写真に写っているのはその一部となります(自動巻きもちらほら)。ここまで多くなるとメンテが大変です。デジタルですから定期的に電池を交換しなければなりません。電池切れの状態でほっとくと電池が液漏れを起こし、ムーブメントがやられます。普段から気付き次第電池交換しているのですが、気付かないままになっているのも多々あります。この電池交換及び時刻合わせが、毎年年末の恒例行事となっているのです。

今回電池交換する腕時計たち。

 交換は自分で行います。いくつか専用の工具が必要になりますが、その工具も今ではダイソーなんかで入手できます。わざわざお金を出して時計屋で交換してもらうのはもったいないです。電池交換の様子は明日アップすることにします。

とめどなくレゲー(ファミコン篇その3)

2011年12月29日 22時52分48秒 | レゲー
 思えば自分がこのようなテレビゲームを初めて手にしたのは、小学校高学年になるかならないかの頃だったと思います。そのマイファーストテレビゲームは任天堂のレーシング112。近くの文房具屋で5000円で売っていたものです。もちろん新品。本来なら本体12800円+ACアダプター1500円=14300円するシロモノがアダプター入れて5000円ですから、なんと65%オフ。不思議に思って、なんでそんなに安いのか店のオヤジに訊いたところ、「メーカーが潰れたから安いんだ。そのかわり保証はなしだ。一台限りだゾ。」とのこと。これは買わなきゃってことで、親にお年玉を前借りして購入いたしました。この文房具屋オヤジの「デマ」のせいで、任天堂って一度潰れた会社だと思ってました。つい最近まで。

 で、このレーシング112、見た目はすんごくカッコよかったんですね(当時の感想)。ハンドルとシフトレバーがついてて「これで君もF1レーサー!(ビシッ)」って感じで。しかし、予想を遥かに上回る「クソゲー」でございました。112通りのプレイができるって誇らしげに書いてありましたが、いくつかあるスイッチ(一人用・二人用、車の数、泥道等)の組み合わせで無理やり112通りとカウントしてたんです。ずっと直線コースだし、単調この上なし。この時初めて「誇大」という言葉の意味を知りましたね。正月が来る頃にはもう飽きてしまって、お年玉を前借りしたことをえらく後悔いたしました。

 その後、任天堂はゲームウォッチ(GAME & WATCH)のブームを作り、その利益でファミコンを開発します。こいつが出たときはその「画面」の見事さに、えらくコーフンいたしました。駅ビルのゲームコーナーにあるゲームがお茶の間で楽しめる!!欲しい!!なにがなんでも欲しい!!!ってなりましたが、なんせお高いですからとても手が届く品物ではございません。当時は「また5000円にならないかな? もう一度任天堂潰れないかな?」と思っておりました。マジで。いや一度も潰れてないんだけれども。。。任天堂さんすいません。結局数年後、弟とお年玉を合わせて買いました。


 ということで本題に移ります。。。。。


 昨日の改造では、画面の上部が右方向に流れてしまい、とても使いもんになりませんでした。で、違う改造方法はないもんかと探し当てたのがbiscusさんのブログ。後期型基板の簡単な改造例がアップされていました。

 用意するものは・・・

  電解コンデンサ 220μF×1、47μF×1
  カーボン抵抗  75Ω×1
  RCAジャック×2
  配線コード


 やはり手持ちのもので間に合います。コンデンサはやはりオーディオには怖くて使えない安物、JackconとChengx


 またやっつけで取り付けます。もち空中配線。


 はい、きれいに映るようになりました。パチパチパチ(拍手)。ちなみにソフトは「しんすけ ゆうたら やくざ や」のセリフで、24年の時を経て一躍有名となったクソゲー『さんまの名探偵』(ナムコ)。



 なんか前貼り前置きだけが長くて、内容はうっすーいですな。書き出したら止まらくなってしまって・・・まあ、タイトルが「とめどなくレゲー」ですから良しとしましょう。

とめどなくレゲー(ファミコン篇その2)

2011年12月28日 21時11分33秒 | レゲー
 今日はファミリーコンピュータ、通称ファミコンをAV仕様に改造。「コンピューター」ではなく「コンピュータ」です。当時、世間一般では「コンピューター」と表記したところを、あえて「コンピュータ」としたところに、開発陣の「他のとは違うんだぞ」という主張が込められていたような気がします。学術書なんかでは「コンピュータ」って表記しますからね。同じようにメモリーは「メモリ」、プリンターは「プリンタ」。詳しい事情はわかりませんが、最近はその表記もまちまちですな。余談ですが、むかーしNHKみんなのうたで放送されていた「コンピューターおばあちゃん」は編曲:坂本龍一、演奏:坂本龍一、高橋幸宏です。バックのアニメーションに「YMO」の文字が登場しますw 名曲です。

 では、本題。

 このファミコンに代表される当時のテレビゲームはテレビとアンテナケーブルの間に「RFスイッチボックス」というのを噛ませて、それに本体をつなぐ仕様になっておりました。これはテレビゲームの出力がVHF信号(先般終了したアナログ放送の信号)となっており、それをテレビの空きチャンネル(1chか2ch)で受信するという仕組みだからです。当時のテレビは今のように外部入力端子なんてなかったですからね。しかし、アナログ放送が終了した今、最新型のテレビにはVHFを復調する機能がございません。そこで、ファミコンを現在のテレビに対応させるべく、AV仕様(ビデオ入力端子を使う)にするってえのが今回の主題です。

 が、しかし、自分はテレビゲームに詳しくないので、どのように改造すればいいのかじぇんじぇんワカリマセン。ということで、ここは素直にネットで先人の知恵を拝借することといたしますw 「ファミコン AV化」でググると出るわ出るわ、数々の改造事例がヒットいたしました。みんな考えることが同じですねw ということで、これらを参考に・・・とモニタ(モニター?)に写ったファミコン基板と自分のそれとを見比べてみました。



 あれ・・・なんか違う???


 基板の形が自分のとじぇんじぇん違います。どうやらネットにアップされている改造事例はほとんどが「前期型基板」のようです。自分のは「後期型基板」でした。プリントパターンがじぇんじぇん違います。


 1989年の刻印・・・最新式!

 ・・・・・・毎度のことですが見なかったフリして進めます。AV化にあたって用意する部品はどのサイトもほとんど同じです。

 トランジスタ 2SC1815×1
 カーボン抵抗 22kΩ×2
 電解コンデンサ 0.47μF×1
 RCAジャック×2
 配線コード


 部品は手持ちのものでOKでした。2SC1815についてはYランクとGRランクどちらを使うか迷いましたが、どちらも変わんないようなので、手持数が多いGRを使用しました。コンデンサはオーディオにはちょっと使えない安物「Jwco」製です。


 で、こちらの記事を参考にやっつけで配線いたしました。なお、テスタ(テスター?)等で確認したところ、写真中央の4つ縦に並んでいるハンダ箇所は一番上がビデオ信号、2番目がオーディオ信号、3番目がVcc(4.97V)、楕円状のハンダ箇所がグランドでした。

 その後、ボディにRCA端子を取り付け(穴を大きく開け過ぎた orz)、一気に完成までもっていきました。しかし、テレビにつなげてみると、画面上部の画像が大きく右に流れ、使用に耐えません。

 どうやら個体によっては、上記の改造方法ではうまく作動しないらしいです。んー、失敗かな・・・と一瞬思いましたが、考えてみれば信号が出ている箇所も判明しているし、もっと簡単な回路でいいんじゃないかと気づきまして、他の改造事例をググることにいたしました。

 で、ありましたよ。もっと簡単な改造方法が。明日トライしてみることにします。


とめどなくレゲー(ファミコン篇その1)

2011年12月27日 21時27分36秒 | レゲー
 さて、ジャンクで入手したレゲー(レトロゲーム)の代表格「ファミコン」ですが、動作確認する前に分解清掃いたします。ちなみにタイトルの「とめどなくレゲー」は、バブルガムブラザーズが昭和63年にリリースしたアルバム「内黒SOUL大臣」に収録されている曲名から拝借いたしました。なんちゃってレゲエの名曲です。このアルバム、既に廃盤ですが、アマゾンで中古がたったの1円で出ていますので、未聴の方は是非とも購入をオヌヌメいたします。名盤ですよ。ベーシストが結構な切れ者(ギタリストもいいけどね)でして、1円以上の価値がございます。確か亡くなったんだよな、このベーシスト。(ご存命でしたら失礼!)ちなみについでですが、バブルガムブラザーズはブラザーコーンとブラザートムのデュオで、トムのほうは「お笑いスター誕生」で小柳トムとして世間に知られましたが、コーンのほうは昔、「ヤンヤン歌うスタジオ」(東京12チャンネル)でデブキャラで売ってたコメディアン、近藤伸明さんであることはあまり知られていませんね。

 えー、本題に戻ります。


 まずは本体を三枚におろします。基板はシンプルに一枚。ホコリを豚毛のブラシとエアブロワーで取り除きます。


 コントローラーも分解清掃。こちらはウンコな機能「マイク」がついてるプレイヤー2コントローラー。


 カセットスロットも取り外してホコリを取り除いた後、超音波洗浄器にかけます。

 この後、黄ばんでいるキャビネットもバスマジックリンで洗浄いたしました。毎度のことですが、もう酔ってるので今日はここまで。明日はこれをAV仕様に改造してみようと思いマス。